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お知らせ(更新日:12月1日)


最新のお知らせ一覧は以下の通りです

2月15日(土曜日)
川崎アイeyeセンター 冬のコンサートのご案内
「かわさき民謡ユニット」による民謡コンサート

 「かわさき民謡ユニット」は川崎で演奏活動しているメンバーで構成されています。メンバーの一人、全盲の津軽三味線奏者、踊正太郎さんは16歳で津軽三味線全国大会に初出場し、6位という衝撃的なデビューを飾ります。その後、弘前市の名人・山田千里師の内弟子となり、1997年から全国大会三連覇の偉業を果たします。独特の叩き撥、絃を響かせ棹を唸らせる奏法は唯一無二で、重厚かつ繊細な音色を醸し出します。古典曲を得意とするも音楽センスに定評があり様々なジャンルのアーティストと共演し、感性豊かな奏者として活躍中です。この踊さんの三味線に、唄、尺八、鳴り物を加え、お馴染みの民謡をたっぷりと演奏いたします。センター初の民謡コンサート、お聞き逃しなく!

日時
2020年2月15日(土曜日)午後1時開場 午後1時30分開演(午後3時終演予定)
会場
ふれあいプラザかわさき 2階ホール
入場料
無料
予約
不要
演奏
「かわさき民謡ユニット」
(唄)工藤菊詩(くどう きくし) 工藤流津軽三味線師範
 (公財)日本民謡協会 菊詩会会主
 (公財)日本民謡協会 内閣総理大臣杯民謡争奪戦 準優勝
(尺八)山根菁童(やまね せいどう) 矢下流尺八師範
 (公財)日本民謡協会 山根会会主
 (一財)日本郷土民謡協会 尺八グランプリ 準大賞
(津軽三味線)踊正太郎(よう しょうたろう) 踊正太郎流家元
(鳴り物)踊正遊(よう しょうゆう)
演目
花笠音頭、九州炭坑節、じょんから津軽伝説、よされ物語 ほか。
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当まで
パンフレットのダウンロード
[PDFファイル]

2月7日(金曜日)
読書会のご案内

 読書会は、一つの作品を各自で読み、作品の感想などを話し合うイベントです。個人で読んだときには気づかなかった視点から作品を見ることができ、色々な感想に触れることができます。どなたでも楽しんでいただける催しですので、視覚障害当事者のかただけでなく、ボランティア・ガイドヘルパー・点訳者・音訳者・ご家族の方々もお気軽にご参加ください。
 今回は、中島京子氏の『長いお別れ』の感想を語り合います。この作品は、第10回中央公論文芸賞、第5回日本医療小説大賞などを受賞し、俳優の蒼井優・山ア努らの主演で映画化もされ話題となった作品です。

日時
2020年2月7日(金曜日) 午後1時30分から3時30分まで(予定)
会場
川崎市総合福祉センター エポックなかはら 5階(ボランティア交流室)
中原区上小田中 6-22-5(JR南武線武蔵中原駅から徒歩約1分)
作品と内容
『長いお別れ』(中島 京子 著)
かつて区立中学の校長をつとめた男性は、十年ほど前から認知症を患っている。迷子になる、記憶が混濁する。しかし、難読漢字はすらすらわかる。日々起きる不測の事態に右往左往する家族の姿を通じて、終末のひとつの幸福が描き出される。認知症の父と家族のあたたかくて切ない十年の日々を描く連作集。
点字4巻、デイジー1枚(6時間40分)。
作者略歴
1964年生まれ。東京都出身。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務を経て、フリーライターとなる。2003年、『FUTON』で小説家デビュー。2010年、『小さいおうち』で第143回 直木三十五賞受賞。著書多数。
参加費
無料
その他
感想を語り合いますので、作品をお読みになってご参加願います。貸し出しをご希望のかたはお申し出ください。川崎市外のかたでも参加可能です。皆さまのご参加をお待ちしています。
今回の会場は、当センターではなく、エポックなかはらです。会場までの行きかたなどが分からないかたは、お申し出ください。会場までご案内します。
お問い合わせ・お申し込み
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 岩渕・庄司まで

2月1日(土曜日)
手回しオルゴールの演奏体験会のご案内

 手回しオルゴールに小さな穴を開けた紙のカードを挟んで、ハンドルをくるくると回すと誰でも簡単にきれいな音のオルゴール演奏ができます。こういうタイプのオルゴールを『オルガニート』といいます。
 これが1台あれば、曲カードを取り換えて、何曲でも演奏を楽しむことができ、また自分で穴を開けてオリジナルの作曲・編曲カードを作ったり、市販のカードを工夫し、穴の位置を凸点で示すことも可能です。澄み渡るオルゴールの音色をぜひお楽しみください。
 10月12日(土曜日)に開催を予定しておりましたが、台風接近による臨時休館のため、当日の開催ができなくなってしまいました。楽しみにされていたみなさまには、大変ご迷惑をお掛けしました。

日時
2020年2月1日(土曜日)午後1時30分から3時30分(予定)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室A
参加費
無料
予約
必要。定員20名。
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 今野まで

1月25日(土曜日)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 1月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『ドクトル・ジバゴ』
 1月25日(土曜日)午後1時より

※上映時間が長い作品のため、通常より30分早く始めます。

3時間17分 アメリカ・イタリア
監督 デヴィッド・リーン
脚本 ロバート・ボルト
音楽 モーリス・ジャール
出演 オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ ほか

1965年公開。幼くして両親を亡くしたユーリ・ジバゴは、モスクワの母の友人の家で育てられ、医学生となる。幼馴染のトーニャと結婚を控えたユーリは、招かれたクリスマスパーティで弁護士コマロフスキーが若い女性に銃で撃たれるのに遭遇する。彼女はラーラ、コマロフスキーは彼女の母の愛人だった。ほどなく第1次世界大戦が勃発、従軍医師となったユーリは最前線で看護婦となったラーラと再会する。悲惨な野戦病院で力を合わせる二人。やがて大きな革命の波が二人を飲み込んでいく。「アラビアのロレンス」の名匠デヴィッド・リーンが、広大な雪の大地とロシア革命を背景に、運命に翻弄される人々を描く大河ドラマ。原作はノーベル文学賞受賞のパステルナーク。美しく悲しいテーマ曲「ラーラのテーマ」も有名です。


1月18日(土曜日)
チャレンジド・ヨガ〜視覚障害のかたのヨガ教室〜 in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 なお、参加希望のかたが増えてまいりましたので、ご家族様・ガイドヘルパー様には専用のマットをご用意できない場合がございます。予めご了承ください。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2020年1月18日(土曜日)午後1時30分から3時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
定員
25名。予約制。
持ち物・服装など
・動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
・汗ふきタオル
・水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで。
予約制ですので、事前にお申し込みをお願いいたします。

1月11日(土曜日)
れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。
 この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 1月に行う第26回れきおんクラブは、「競艶!! うぐいす歌手勢ぞろい」をお届けいたします。
 新春は、華やかな花柳界から誕生した「うぐいす歌手」の大特集。市丸(いちまる)、美ち奴(みちやっこ)、小唄勝太郎(こうたかつたろう)ら昭和初期から60年代まで、大衆に愛された歌声をお楽しみください。

日時
2020年1月11日(土曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・渡辺まで

12月29日(日曜日)から1月3日(金曜日)
年末年始の休館と図書の貸し出しについて

 12月29日(日曜日)から1月3日(金曜日)は休館となります。
 年内の図書の貸し出しの希望については、12月25日(水曜日)までにリクエスト願います。当センターの所蔵で在庫のある図書、サピエ図書館にデータのコンテンツがある図書については年内に発送を行ないます。
 なお、他館所蔵のものは取り寄せとなりますので、発送が年明け以降になる場合があります。年末は郵便局も発送等混雑することが予想されますので、どうぞお早めにリクエスト願います。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 貸し出し担当まで

12月21日(土曜日)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 12月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『ホーム・アローン』
 12月21日(土曜日)午後1時30分より

1時間43分 アメリカ
監督 クリス・コロンバス
脚本 ジョン・ヒューズ
出演 マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン ほか

1990年公開。5人兄弟の末っ子、ケビンはいつも兄姉から邪魔扱いされている。クリスマス休暇でおじ一家と一緒にパリへ旅行に行く前の晩も、ケンカがもとで屋根裏に閉じ込められてしまった。翌朝ケビンが目を覚ますと、家族は誰もいない。家族全員が寝過ごしてあわてて空港に行ってしまい、ケビンを置き去りにしてしまったのだ。うるさい家族がいなくてのびのびと、一人ぼっちを楽しむケビンだが、そんなケビンの家を二人組みの泥棒が狙っていた。かくして8歳のケビンの泥棒撃退作戦が始まる!賢いケビンと泥棒たちとのドタバタの中に、家族への思いが浮かぶホームコメディの決定版。


12月21日(土曜日)
PTR3操作体験会のお知らせ

 昨年夏、発売をはじめたプレクストークPTR3。以前のプレクストークとCDの出し入れ方法などが変わりましたが、ご覧になったことはございますでしょうか?
 今回、メーカーのシナノケンシの担当者から直接、製品をご案内する体験会を企画いたしました。
 新しい機械にご興味のかた、そろそろ買い替えをご検討のかた、是非この体験会で実際の機械に触れてみてください。
 図書の再生やデイジー図書のSDカードへのコピー、録音という基本操作はもちろん、インターネットを利用してサピエ図書館に直接アクセスして図書を聴いたり、オプション機能のインターネットラジオ「ラジコ」を操作してラジオを聴くとことも体験できます。
 多くのみなさまのご来場をお待ちいたしております。

日時
2019年12月21日(土曜日)午前10時から12時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室B
定員
先着10名(予約制)
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 渡辺まで。

12月14日(土曜日)
川崎アイeyeセンターまつり開催のご案内(予告)

 今年度もセンター最大のイベント「川崎アイeyeセンターまつり」(川崎市視覚障害者情報文化センターまつり)を開催します。今年は2月ではなく、比較的天候の安定している12月に開催することにしました。時間は午前10時から午後3時30分。会場は当センターが入っている複合施設、ふれあいプラザかわさき内の2階ホールおよび3階のセンターになります。2階ホールでは、恒例のお楽しみプログラム、川崎の朗読ボランティアによる「朗読ミニライブ」、午後は、以前よりご希望の多かった落語会を開催します。その他点字体験、音声パソコン体験、iPad体験、ミニ機器展などを予定しております。
 また、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社によるコーヒーの無料サービス、川崎市視覚障害者福祉協会のマッサージ師によるワンコイン(1回500円)マッサージコーナーもあり、見どころ、聴きどころ、楽しいものいっぱいの川崎アイeyeセンターまつりです。どうぞ、皆さまお誘い合わせのうえ、お越しください。

日時
2019年12月14日(土曜日)午前10時から午後3時30分
会場
ふれあいプラザかわさき 2階・3階
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター

川崎アイeyeセンターまつり パンフレット画像 表面
川崎アイeyeセンターまつり パンフレット画像 裏面

パンフレットのダウンロード
[PDFファイル]

12月7日(土曜日)
チャレンジド・ヨガ〜視覚障害のかたのヨガ教室〜 in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 なお、参加希望のかたが増えてまいりましたので、ご家族様・ガイドヘルパー様には専用のマットをご用意できない場合がございます。予めご了承ください。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年12月7日(土曜日)午後1時30分から3時
終了後に1時間程度の懇親会を予定しております。お茶とお菓子をご用意しますので、是非ご参加ください。
(次回予定 2020年1月18日(土曜日)午後1時30分から3時)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
定員
25名。予約制。
持ち物・服装など
・動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
・汗ふきタオル
・水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで。
予約制ですので、事前にお申し込みをお願いいたします。

12月1日(日曜日)から2月29日(土曜日)まで
デイジー図書ダウンロードサービス おすすめセットのお知らせ

 当センターでは、サピエにコンテンツのあるデイジー図書のダウンロードサービスを行っております。SDカード・CFカードをご自身で用意していただき、お好きな図書・雑誌を当センターでダウンロードしてお渡しいたします。
 今回は、おすすめセット第5弾として、期間限定で以下の5つのセットをご用意いたしました。

  • @ 時代小説15
  • A 推理小説15
  • B 惜しかった!サピエベスト ランクがい15
  • C シネマ・デイジー15
  • D まだまだ読みたい川崎本15

 @は中山義秀文学賞を受賞した時代小説の中から、Aは日本推理作家協会賞を受賞した推理小説の中から、それぞれ15作品を厳選してご紹介します。Bは「ぶっくがいど」でいつも発表しているサピエベスト30に惜しくも入らなかった31番目の作品を選び15タイトルをご紹介します。Cは当センター職員おすすめのシネマ・デイジー15作品をご紹介いたします。Dは川崎に住んでいる人ならぜひ読みたい川崎テーマ図書をセットにしてみました。南武線や川崎大師関係の図書、川崎在住著者の作品、川崎が舞台になっている小説やルポルタージュなど15タイトルです。ご希望のかたは、お手持ちのカードを添えて当センター貸し出し担当までお申し込みください。
 SDカード・CFカードについては、当センターの用具販売で取り扱っておりますので、お気軽にご購入いただくことができます。その際は、入金確認後、ご希望のデイジー図書がすでにダウンロードされた状態でカードを送付させていただきます。
 なお、このセットのお申込期間は、12月1日から来年2月29日までとさせていただきます。
 このサービスなら、返却期限を気にすることなく読書をお楽しみいただけます。どうぞご利用ください。

お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 貸し出し担当 庄司まで

センター長からひとこと
ラグビーってすごい!

 普段ラグビーはあまり見ることはありませんが、前回のラグビーワールドカップで、日本は南アフリカに大金星をあげました。今回もやってくれるのではと、ワールドカップ日本大会を期待に胸膨らませてみていました。

 ラグビーは1チーム15人が楕円形のボールを奪い合い、相手の陣地の最終ラインより向こうにボールを持ち込む陣取り合戦のようなゲームです。選手は相手の陣地にボールを抱えて突進し、相手はタックルして止めます。タックルされた選手は、ボールを仲間に渡します。この時、ボールを常に自分より後ろに渡さなければいけません。ボールをもらった選手は、突進するか、また後方の仲間に渡して、前に前に進んでいきます。また、軽い反則からのプレー再開は、スクラムといって8人が3列になって、互いに押し合い陣地を進め、そこからパスを出したり、場合によってはゴールラインまで押し切ることがあります。

 私は高校の体育の授業で、ラグビーを少しだけ体験したことがありますが、とても痛くて怖いスポーツというのが実感です。タックルを受けて転ぶと、肘や膝が地面に当たり、すりむいてしまう。相手の足にタックルをしようとすると顔を蹴られそうになる。スクラムで互いに押し合うときは、肩や鎖骨がぶつかってすごく痛い。痛いからすぐに相手のちょっとしたラフプレイにムッとします。熱血教師がラグビーで不良高校生を立ち直らせるというドラマがありましたが、そういう喧嘩っぽいラフなスポーツがラグビーというイメージでした。

 でも、ワールドカップの試合をみていてふと気が付きました。タックルされた選手、受けた選手とも、互いに倒れたあとは、何事もなかったように次のプレーに向かうのです。試合中、味方の選手、相手選手が重なって団子状態になってボールを奪う場面がよくあります。「喧嘩になりそう」と思いきや、一旦その密集からボールが外にでれば、すっと起き上がって、またすぐに次のプレーに向います。そこで、選手同士のもめごとはほとんどありません。私はよくサッカーを観戦しますが、体をぶつけられたり、足を引っかけられたりすれば、相手選手に暴言を吐くことはしばしばあります。また、審判のジャッジが気に入らなければ、血相を変えて抗議します。ところが、ラグビーの選手は、タックルを受けたり、ボールを奪い合っても、痛いはずなのに表情には出しません。相手選手と言い争うこともあまりありません。また、審判には一切暴言を吐くようなことはしません。そんな試合の様子をみて、「このスポーツは何かが違う!」と感じました。

 そこで、ラグビーについての本を読んでみました。まず、最初に出てくるのがラグビーのノーサイド精神です。試合が終了すると敵も味方もなくなって、同じラグビーを志す仲間だというものです。でもこれは他のスポーツでも聞く話です。「それは綺麗ごと、理想なのでは」とあまり信じることはできませんでした。戦いに負けた悔しさ、相手の隠れたアンフェアなプレー、審判のミスジャッジ、試合後にはいろんな思いが残ります。試合が終わったからといって、そんなに簡単に割り切れるわけがありません。そんな気持ちをいだきつつNHKテレビのラグビーの特集番組を観ていました。五郎丸さんという前回の大会で活躍した選手がインタビューで、ノーサイド精神についてこのように語っていました。「前回のワールドカップで世界ランク3位の南アフリカ戦に大逆転で勝った時のこと、うれしくて仲間とはしゃいでいました。その時、南アフリカの選手が自分たちの所にわざわざ歩み寄ってきて、“おめでとう”と握手を求めてきたんです。そんな相手選手の態度を見て、はしゃいでいた自分たちが、とてもはずかしくなりました。勝った負けただけでなく、彼らが何を追い求めているか、みんなが考えてほしいと思います。」と語っていました。南アフリカの選手にとっては、史上最大の番狂わせといわれる試合をしてしまった。とても悔しいはず。その南アフリカの選手が日本を称えに、わざわざ来てくれた。一流のラグビー選手ほど、本物のノーサイド精神を持っている。五郎丸さんはそれを実感したのですね。そしてこの精神は観客にも求められます。ラグビーの観客席はサッカーのように、敵と味方で座るエリアが分かれていません。ラグビーは、敵味方がごちゃごちゃになって応援し、ノーサイドで互いに称えあいます。また、ラグビーには、「ワンフォーオール、オールフォーワン ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という精神もあります。これも、試合を見ているとうなずけます。ラグビーは、ひとりで決定的場面を作り出すことはほとんどできないのです。自分を犠牲にして痛みに耐え、仲間を信じてボールをひたすらつなぎつづけないと、トライにつながらない。そして何よりも、ラグビーは、フェアプレイの精神が底辺にあって成り立っているスポーツなのです。でなければ、あんなに体と体がぶつかるスポーツはできません。ラグビーを子供たちに教えるときは、まず、仲間も相手も、選手をリスペクトするところから教えるそうです。互いにラグビーをする仲間であることを理解させる。そして、勝ち負けではなく、いかに仲間を信頼して全力でフェアにプレーするか、そのスポーツ精神を教えます。試合に勝ち続けるなんて決してできません。むしろ、試合をどのように戦ったかを大切にしているのです。

 私はこのようなラグビー精神を知って、「こんなに精神とプレーが一致しているスポーツがあったんだ。」と驚き、そして感動してしまいました。所詮、私たちが一人でできることは限られています。だから、互いの持ち味を尊重しあい、仲間と一緒にゴールを目指す。自分が犠牲になることもいとわず、互いに助け合う。自分の持っているものを最大限に提供する。そんな生き方はとても人間的に魅力がありますよね。

 このような精神は私たちの社会でも求められています。ラグビー精神、これを抱きながらラガーマンのように歩んでいきたいと思いました。

センター長 杉山 雅章(すぎやま まさあき)


愛称を「川崎アイeyeセンター」に変更しました

 当センターの愛称 「アイeyeセンター」 を2018年4月より 「川崎アイeyeセンター」 といたしました。 “川崎”をつけることにより、サービスの対象地域を明確にし、川崎市民の視覚障害者に身近な施設として感じていただくためです。
 新たな愛称と共に、より多くの方にご利用いただけるよう努力して参ります。今後とも、どうぞよろしくお願いします。


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