過去のお知らせ[2016年分]
過去のお知らせ一覧は以下の通りです- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年12月)
- 視覚障害者と支援者のための防災イベントのご案内(2016年12月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年12月)
- センター長からのご挨拶 冬の星座 ~今年を振り返って~(2016年12月)
- 視覚障害者情報文化センター 平成27年度評価について(ご報告)(2016年11月)
- かわさき冬のコンサート開催のお知らせ(2016年11月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年10月)
- センター長からのご挨拶 10月を迎えて(2016年10月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年9月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年9月)
- センター長からのご挨拶 「旅をする本」について(2016年8月)
- 音訳者養成講座募集のお知らせ(2016年7月)
- 図書整理日とセンター内清掃にともなう休館について(2016年7月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年7月)
- 第24回参議院議員通常選挙に係る「選挙のお知らせ」等の配布に関して(2016年7月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年6月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年6月)
- センター長からのご挨拶 梅雨の雨(2016年6月)
- サピエ再開のお知らせ(2016年5月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年5月)
- サピエ停止による貸し出し等についてのお知らせとお願い(2016年4月)
- かわさき春のコンサート開催のお知らせ(2016年4月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年4月)
- 春の読書会のお知らせ(2016年4月)
- センター長からのご挨拶 いよいよ春本番(2016年4月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年2月)
- センター長からのご挨拶 本との出会い、本を探そう(2016年2月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2016年2月)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
1月と2月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『壬生義士伝』 1月28日(土曜日)午後1時30分より
2時間 17分 日本
監督 滝田洋二郎
原作 浅田次郎
脚本 中島丈博
主な出演 中井貴一/佐藤浩市 ほか
2003年公開作品。浅田次郎著の同名小説を「おくりびと」の監督、滝田洋二郎が映画化。第27回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか受賞。
新撰組に入隊してきた吉村貫一郎は、身なりこそみすぼらしいが剣の腕は確かで、今までに多くの人を斬ってきた猛者だった。しかし、大儀のためなら命を捨てるのも辞さない隊の中にあって、常に生きることに固執し、何かにつけてお金に執着する吉村の姿に反感を持つものも多かった。愚直なまでに愛する者のために生き抜いた男の波瀾の運命を描く。
作品『ゴースト ニューヨークの幻』 2月25日(土曜日)午後1時30分より
2時間 7分 アメリカ
監督 ジェリー・ザッカー
脚本 ブルース・ジョエル・ルービン
出演 トリック・スウェイジ/デミ・ムーア/ウーピー・ゴールドバーグ ほか
1990年公開作品。暴漢に襲われ死んだ青年はゴーストとなって恋人のもとを訪れるが、彼女は気がつかない。やがて、彼女が自分を殺した男たちに狙われていると知った青年は、彼女を守るため霊媒師を通じて危険を知らせようとするが……。ニューヨークの町を舞台に、死んだ恋人を思い続ける女性と、彼女のために悪戦苦闘するゴーストの青年の愛を、笑いとサスペンスを交えて描くファンタジー作品。主題歌「アンチェインド・メロディ」は大ヒットし、ラブソングの定番となった。第63回アカデミー賞脚本賞、助演女優賞受賞。
視覚障害者と支援者のための防災イベントのご案内
災害はいつ起こるかわかりません。視覚障害者はその時に備えてどんなことをすればいいの? 支援者はどんなサポートをすればいいの? 昨年に引き続き、1月14日(土曜日)川崎市視覚障害者情報文化センターにおいて、視覚障害者と支援者の双方に参加していただきたい「視覚障害者と支援者のための防災イベント」を開催いたします。
※同日、日本点字図書館でも同一プログラムでイベントを開催しています。
スケジュール
- 講演「震災の教訓は生きているか?」
- 対象
- 視覚障害者、晴眼者
- 時間
- 9時30分から11時30分
- 講師
- 福祉用具プラザ北九州 歩行訓練士 神屋郁子 氏
- 川崎市視覚障害者情報文化センター 歩行訓練士 中村透氏
- 場所
- 多目的室A1・A2
- AED体験(予約なしの10分体験)
- 対象
- 視覚障害者
- 時間
- 10時から16時
- 講師
- 赤十字救急法指導員
- 場所
- 多目的室B
- 内容
- AEDって実際にどのように使用するの?人形を使っての体験ができます。少人数を対象に丁寧な体験ができます。
- ガイドヘルプ体験(予約制)
- 対象
- 晴眼者
- 時間
- 14時から16時
- 講師
- 川崎市視覚障害者情報文化センター 歩行訓練士
- 場所
- 多目的室A1・A2
- 内容
- 普段は一人で歩行できる視覚障害者も、災害時に周囲の様子が一変してしまうと、とたんに一人歩きが困難になってしまいます。こんな時、あなたの「お手伝いしましょうか」のひとことがどんなに心強いことかわかりません。どんなふうに誘導するの?どんなことを手伝えばいいの?そんな疑問を解決するための体験です。
- 防災グッズの販売(予約不要)
- 対象
- 視覚障害者、晴眼者
- 時間
- 10時から16時30分
- 場所
- 用具展示ルーム
- 内容
- 当館で通常取り扱っている防災グッズの他、今回のイベント限定グッズを販売します。(備蓄用食品、非常用トイレなど)
防災イベントの参加費はすべて無料です。参加希望の方は川崎市視覚障害者情報文化センターへお電話あるいはメールでご連絡ください。
電話: 044-222-1611
メールアドレス: kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
視覚障害者と支援者のための防災イベント パンフレット[PDF/807KB]
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
12月と1月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『アナと雪の女王』 12月24日(土曜日)午後1時30分より
1時間 42分 アメリカ
監督 クリス・バック
監督・脚本 ジェニファー・リー
声の出演 神田沙也加/松たか子/ピエール瀧 ほか
2013年公開作品。アンデルセンの童話「雪の女王」をヒントに、王家の姉妹が繰り広げる真実の愛を描いたディズニーミュージカルアニメーション。
触れた途端にそのものを凍結させてしまう秘密の力を持つ王女エルサ。妹のアナを傷つけてしまったことから自分の力を隠し13年間閉じこもって暮らしていたが、ふとしたことから真夏の王国を冬の世界に変えてしまう。姉と王国を救うべくアナはエルサが隠れ住む雪山の奥深くへと旅に出る。
CGアニメならではのダイナミックなミュージカルシーンや楽しいキャラクターも魅力。主題歌「ありのままで」も大ヒットした、第86回アカデミー賞長編アニメーション映画賞受賞作品。
作品『壬生義士伝』 1月28日(土曜日)午後1時30分より
2時間 17分 日本
監督 滝田洋二郎
原作 浅田次郎
脚本 中島丈博
主な出演 中井貴一/佐藤浩市 ほか
2003年公開作品。浅田次郎著の同名小説を「おくりびと」の監督、滝田洋二郎が映画化。第27回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか受賞。
新撰組に入隊してきた吉村貫一郎は、身なりこそみすぼらしいが剣の腕は確かで、今までに多くの人を斬ってきた猛者だった。しかし、大儀のためなら命を捨てるのも辞さない隊の中にあって、常に生きることに固執し、何かにつけてお金に執着する吉村の姿に反感を持つものも多かった。愚直なまでに愛する者のために生き抜いた男の波瀾の運命を描く。
センター長からのご挨拶 冬の星座 ~今年を振り返って~
この季節窓を開けて夜空を見ると、1等星と2等星がかろうじて見えます。じっと見つめていると南天低く飛ぶ流れ星を一つ見ました。12月を迎えて冬の夜空はすっきりとしていますが、もっと郊外なら見えるだろうなとあきらめました。
さて今年ももう一ヶ月を残すだけになりました。師走に入り、街も喧騒を増してきましたが、この一年を振り返ると、やり残したことはたくさんあると思います。残念ですがすべてをかなえるのは、あきらめました。でも忙しさの中でも、読書する時間だけは確保したいと願っています。
今年を振り返って、3月20日(日曜日)にJR川崎駅からセンターまでの市電通りの横断歩道に、エスコートゾーンが敷設されました。神奈川県警の所管で設置しますが、今回は川崎市の独自判断で市の予算で設置しました。川崎市内で最初の本格的な設置です。続く23日には歩道の傷みのある点字ブロックも新しくなりました。今年度は引き続いて、京浜急行八丁畷駅からセンターまで点字ブロックを敷設する計画を、市の道路公園センター整備課から説明を受け設置する際の注意点など、センターから参考意見を提出しました。設計段階であらためて打合せをしたいという返答を受けています。
年度中には整備されることとなりましたので、センターへ来られる方たちの利便性が更に向上するものと思われます。
余談ですが、JR川崎駅を出てJR川崎駅東口地下に、153もの店舗が軒を連ねる川崎アゼリアがあります。昨年7月に第1期リニューアルオープンして1年が過ぎました。「川崎の玄関に位置するだけに、安心、安全で快適な施設空間の提供や公共施設として、地域社会への貢献・支援の取り組みの一層の強化」など多くの市民に幅広く親しんでもらえる施設作りに取組んでいます。テナントも充実し、様々なイベントも開催し楽しく買い物もできるので、センターのメルマガでもスイーツのお店やトイレなども紹介してきました。
大変残念なことに、通路に誘導ブロックが設置されていないことに、最初に驚きました。ユニバーサルな街づくりを目指す、川崎の視点から抜け落ちているとしか言いようがありません。
例えば東京世田谷にある松蔭神社通り商店街では、訪れる視覚障害者の方たちにラジオを使用してお店の紹介をしています。狭い道路の点字ブロックの敷設にも配慮するなど、気配りのあるやさしい商店街になっています。また妖怪漫画家の水木しげるさんの故郷、鳥取県境港にある水木ロードでは、妖怪ラジオと銘うったラジオを持ってロードを歩くと、道路に展示している妖怪彫像の前で妖怪の声が聞こえるサービスを行っています。点字で紹介したガイドブックの用意や車椅子の貸し出し、電動スクーターの貸し出しなどさまざまな障害を持つ方たちにも楽しんでもらえるまちづくりに積極的に取組んでいます。
アゼリアでは夏の期間、広場で生ビールを飲みながら、みんなで楽しめる映画会も開催されていました。楽しいイベントなので視覚障害者の方たちも立ち寄れるように、音声ガイドを付ける企画にして欲しいと思いました。さまざまな人たちが共に楽しんでショッピングができる商業施設として、また川崎の玄関口の顔として、誰でもが快適に出向くことのできる地下街になって欲しいと、年の瀬のこの紙面に書かせていただきました。
最後に来年の干支の酉は創意工夫し、実利的な知恵があるそうです。酉年にちなんで創意工夫し活気あるセンターであるように取組んでいきたいと思います。みなさまも良いお年をお迎えください。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
視覚障害者情報文化センター
平成27年度評価について(ご報告)
当センターは平成27年度指定管理者評価を受けましたのでご報告します。評価は「総合的な運営状況」「収支状況」「サービス体制」「組織管理体制」「適正な業務実施」の5項目についてそれぞれ評価点をつけていただくものです。総合評価では標準点60点のところ72点(評価B)という高評価をいただきました。
全体的な評価としては、
- 図書館事業について、録音・点字図書の貸し出しおよび製作、プライベートサービスといった各サービスが着実に提供されており、安定的な運営が図られている。その一方で、サピエからのダウンロードサービスや、シネマデイジーの提供など、運営法人の経験を生かしたサービスの向上に積極的に取り組んでいる。
- 視覚障害者訓練事業について、利用者の希望に応じて各種訓練が行っているほか、出前センターなど新たな訓練希望者の掘り起こしのための試みもされている。開設当初、歩行訓練士は1名の配置だったが、利用者に歩行訓練の希望が多いため、2名に増員することで、サービス提供の質を確保している。他の訓練担当に関しても、相談や訓練で経験を積みつつ、積極的な研修等への参加により、知識の習得や指導レベルの向上に取り組んでいる。
- 積極的に音訳・点訳のボランティア養成として、年2回の連絡会議および年4回の校正者会議を実施した。また、スキルアップ研修会も実施した。
- その他啓発等の事業として、センターまつりの開催や読書会、朗読会、音楽コンサート、映画鑑賞会、防災対策セミナーなどを積極的に開催し、文化施設としての存在感を高めている。
- 八丁畷駅からふれあいプラザへの点字ブロックの敷設計画について、専門的立場から助言を行った。
ともに高い評価をいただきました。これからも、利用者の皆様、地域の皆様のお声をいただきより充実した運営に取り組んでいきます。
なお、今回の評価の詳細は以下のURLから確認することができます。
川崎市ホームページ
かわさき冬のコンサート開催のお知らせ
今年の冬のコンサートは琴奏者の澤村祐司さんの演奏をお届けします。
澤村さんは東京藝術大学音楽学部邦楽科を経て、伝統的な古典曲(地唄)などの演奏をはじめ、作曲や編曲にも取り組んでいます。以前放送されたNHKラジオの福祉情報番組「聞いて聞かせて」の新春スペシャルなどに出演、谷川俊太郎、佐々木幹郎(詩人)、二代目高橋竹山、小室等、伊藤多喜雄、ホリ・ヒロシ(人形師)の各氏らと共演するなど活躍されています。
年末を迎えてお忙しいとは思いますが、みなさまのお越しを心よりお待ちいたします。
- 日時
- 2016年12月10日(土曜日)午後1時30分開場 午後2時開演(午後3時半終演予定)
- 会場
- ふれあいプラザかわさき 2階ホール
- 参加費
- 無料
- 予約
- 不可
- お問い合わせ先
- 川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当まで
- 電話 044-222-1611
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
11月と12月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 11月26日(土曜日)午後1時30分より
1時間 56分 アメリカ
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ ほか
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス/ボブ・ゲイル
主な出演 マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド ほか
1985年公開作品。大ヒットメーカーのスティーブン・スピルバーグがロバート・ゼメキスのオリジナル脚本をもとに製作。世界中で大ヒットをした話題作。高校生のマーティは親友の科学者が発明したスポーツカー型のタイムマシンに乗って、30年前の自分の両親と出会うことになるが…。1955年のアメリカの風俗や流行をふんだんに取り入れながら、未来の高校生がもたらす大騒ぎを描く。ジョークとユーモアが随所に仕掛けられたSFアドベンチャーシリーズの第1作。
作品『アナと雪の女王』 12月24日(土曜日)午後1時30分より
1時間 42分 アメリカ
監督 クリス・バック
監督・脚本 ジェニファー・リー
声の出演 神田沙也加/松たか子/ピエール瀧ほか ほか
2013年公開作品。アンデルセンの童話「雪の女王」をヒントに、王家の姉妹が繰り広げる真実の愛を描いたディズニーミュージカルアニメーション。
触れた途端にそのものを凍結させてしまう秘密の力を持つ王女エルサ。妹のアナを傷つけてしまったことから自分の力を隠し13年間閉じこもって暮らしていたが、ふとしたことから真夏の王国を冬の世界に変えてしまう。姉と王国を救うべくアナはエルサが隠れ住む雪山の奥深くへと旅に出る。
CGアニメならではのダイナミックなミュージカルシーンや楽しいキャラクターも魅力。主題歌「ありのままで」も大ヒットした、第86回アカデミー賞長編アニメーション映画賞受賞作品。
センター長からのご挨拶 10月を迎えて
素晴らしい晴天が続き、朝夕涼しくなり秋の気配を感じる毎日になりました。センターはこれから12月の暮れまでいくつかのイベントもあり、楽しさの中に忙しさの続く毎日になります。
10月20、21日と熊本で全国視覚障害者情報提供施設協会の大会が開催されます。この協会は、1977年から全国の視覚障害者情報提供施設と手をつなぎ、様々な事業を進めている団体です。
開催地の熊本は4月に、震度7を含む大地震に見舞われ、多くの犠牲者、被災者を出しました。被害の大きかった4月16日以降、九州在住の歩行訓練士が現地へ様子を見に行く中、日本盲人福祉委員会から視覚障害被災者支援派遣要請がありました。当センターからは、歩行訓練士の職員“中村透”を4月26日から5月6日まで派遣しました。
中村は阪神淡路大震災のときに視覚障害者の安否確認を行い、東日本大震災でも、仙台を拠点に東北の被災地で支援活動を行いました。今回の震災では熊本市と県から提出された名簿を基に利用者の安否確認のため市内を回りました。住宅などの損害を免れた家でも家具の転倒があり、片付けに時間がかかり、ようやく1階部分だけ終わったという方も多かったときいています。被害規模も大きく市内から外れた郊外では、集落が全壊しているところもありました。
通行止めが解除された南阿蘇村では、崩壊した阿蘇大橋の手前の集落がほぼ全壊、その村に住む視覚障害者の自宅を訪問してみると、壊れた家屋から家族の方が荷物を取りに来ているところに出逢いました。80歳をすぎた母親(全盲)と大津町の体育館に避難していて、ラジオ、時計、白杖が欲しいと希望が寄せられたので対策本部に連絡しました。
せっかく入手した名簿でしたが、更新が無いためにようやく行った訪問先で数年前に亡くなられていた人も居たそうです。震災から5ヶ月を過ぎ熊本で大会が開催されることは大変意義深いことだと思います。
さて、来月11月1日は点字制定記念日です。1890(明治23)年11月1日、東京盲唖学校(当時)の点字選定会(第4回)で、石川倉次の案を採用することが決定されたことにちなんでいます。さて皆さんは点訳奉仕運動という言葉を聴いたことがありますか?今から76年前、我が国で最初の本格的な点字図書館として開設された日本点字図書館が創立する1か月前に、25歳の本間一夫を後の長野県上田点字図書館初代館長雨池信義が後藤静香という社会教育家に引き合わせました。その時の後藤静香との対話を本間一夫は、『指と耳で読む』の中で以下のように書いています。
- 後藤 「(点字図書館を)始めるのはいいけれども本はどうするんだ」
- 本間 「やっぱり出版された本を買い集めることでしょう」
- 後藤 「それではとても図書館はやっていけない。ドイツやイギリスにいい例があるんだけれども、眼の見える人たちに訴えて、点字を覚えてもらって、活字の本から点字に移してもらうという運動を、お前も始めたらいいだろう。日本人もきっとそれにこたえてくれる奉仕の気持ちは持っているはずだ」
この後藤氏の提唱から点訳奉仕運動が始まるのです。現在では、点訳奉仕運動という言葉も使われなくなり、点字図書館の世界でも後藤氏の業績を知っている人間は少なくなっているのも事実です。
後藤静香は点訳奉仕運動の提唱者という顔とは別に、大正時代から社会事業家として活躍していました。その活動の過程で記した著作に『権威』という本が残されています。これは、詩集とか、教訓集とか、経典とかの型にはめては、分類されないものであり、単に言葉をならべたものでなく、短い数行の中に著者の長い生涯を貫く体験もあれば、信仰の断片もあり、さまざまな人生を体現したものです。
『権威』の中に「第一歩」という文があります。
- 十里の旅の第一歩
- 百里の旅の第一歩
- 同じ一歩でも覚悟がちがう
- 三笠山にのぼる第一歩
- 富士山にのぼる第一歩
- 同じ一歩でも覚悟がちがう
- どこまで行くつもりか
- どこまで登るつもりか
- 目標が
- その日その日を支配する
この一遍を座右の銘としている著名人もたくさん居るそうです。
大正10年の初版から読み続けられている後藤静香の文、『権威』をぜひこの秋に読んでみてください。
※以下の著作が点字と録音で製作されています。
- 生きる悦び 点字2冊
- 遺産 点字3冊
- 一日一話 点字3冊
- 権威[新版] 点字2冊
- 使命 点字1冊
- 後藤静香選集 第1巻から第10巻いずれもデイジー図書として蔵書あり。
- 後藤静香先生講話選集 第1巻から第6巻いずれもデイジー図書として蔵書あり。
『権威』のデイジーは、『後藤静香選集 9』に収録されています。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
10月と11月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『駅 STATION』 10月22日(土曜日)午後1時30分より
2時間 12分 日本
監督 降旗康男
脚本 倉本聰
主な出演 高倉健/倍賞千恵子/いしだあゆみ/古手川祐子/烏丸せつこ ほか
1981年公開作品。警察官でありオリンピック射撃選手の三上英次は、妻の浮気を許せず雪の降る北海道銭函駅で別れる。数年後、射撃の腕を見込まれ担当させられる非情な任務にやりきれなさを覚える彼は、立ち寄った増毛駅で桐子という女と出会う。孤独を抱えた男と三人の女の出会いと人間模様を、北海道の厳しい風景に描きこむ。
作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 11月26日(土曜日)午後1時30分より
1時間 56分 アメリカ
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ ほか
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス/ボブ・ゲイル
主な出演 マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド ほか
1985年公開作品。大ヒットメーカーのスティーブン・スピルバーグがロバート・ゼメキスのオリジナル脚本をもとに製作。世界中で大ヒットをした話題作。高校生のマーティは親友の科学者が発明したスポーツカー型のタイムマシンに乗って、30年前の自分の両親と出会うことになるが…。1955年のアメリカの風俗や流行をふんだんに取り入れながら、未来の高校生がもたらす大騒ぎを描く。ジョークとユーモアが随所に仕掛けられたSFアドベンチャーシリーズの第1作。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
9月と10月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『太平洋ひとりぼっち』 9月24日(土曜日)午後1時30分より
1時間 37分 日本
監督 市川崑
主な出演 石原裕次郎/浅丘ルリ子/田中絹代 ほか
1963年公開作品。たった一人、ヨットで太平洋を横断した青年の実話をもとにした冒険物語。1962年5月、深夜の大阪湾を一艘のヨットがひっそりと出航した。乗っているのは24歳の青年、堀江謙一。彼が目指すのはヨットでの単独太平洋横断。しかしパスポートも無線機もない航海は密出国であり、逮捕を覚悟の挑戦だった。激しい嵐、強烈な疲労、孤独、渇きの中で堀江は自分を支えてくれた人々を思い出す。名匠・市川崑がアメリカロケを交えて描くヒューマン大作。
作品『駅 STATION』 10月22日(土曜日)午後1時30分より
2時間 12分 日本
監督 降旗康男
脚本 倉本聰
主な出演 高倉健/倍賞千恵子/いしだあゆみ/古手川祐子/烏丸せつこ ほか
1981年公開作品。警察官でありオリンピック射撃選手の三上英次は、妻の浮気を許せず雪の降る北海道銭函駅で別れる。数年後、射撃の腕を見込まれ担当させられる非情な任務にやりきれなさを覚える彼は、立ち寄った増毛駅で桐子という女と出会う。孤独を抱えた男と三人の女の出会いと人間模様を、北海道の厳しい風景に描きこむ。
「旅をする本」について
夏を迎え子供のときは夏休みに何冊かの本を読むことを宿題にされ、感想文を書くのが苦手で夏休みが終わる頃にいやいや書いたことを覚えています。毎回この巻頭言を書くときに子供のときのことをふと思い出したりします。でも子供のときの夏は潤沢に時間がありました。大人になって時間が無い分、偶然興味をそそる本に出会ったら幸せな気持ちになります。
さて5月頃テレビで「本」をテーマに取り上げた番組がありました。最初は何気なく見ていたのですが、途中から身を乗り出しながら見始めました。それは動物写真家・星野道夫氏没後20年を記念した番組で、星野さんの書いた「旅をする木」を取り上げたものでした。星野さんはアラスカに住み、カリブーやグリズリーなどの野性動物のみならず、アラスカの全てを題材に素晴らしい写真を撮ってきました。1996年にカムチャツカ半島でヒグマに襲われ、不幸にも亡くなられました。写真家としての活動と生前数多くの著作を残しています。星野さんは感性豊かな文章で美しいアメリカの自然や動物のこと、日本とは文化の違う外国での生活を記しています。「旅をする木」も短編集となっており、お読みになられた方は多いのではないでしょうか。
この「旅をする木」の書名の“木”の字に1本の線を引き、『旅をする本』として、実際に旅をしていく過程を追いかける番組でした。この一冊の文庫本がさまざまな人によってリレーされ、ヨーロッパからアジア、南極、北極と12万キロを旅していきます。バックパッカー、南極の湖に潜る女性研究者、単独無補給で北極点を目指す冒険家など。人生に大きな影響を与えた本と、その感動を伝え続ける人たちの不思議な物語でした。
扉を開けると「この本を旅で出会った人に渡してください。」と書きこまれています。本の奥付の最後の余白ページに渡された人たちそれぞれの名前と、受け取った場所が記録されています。1.はスペイン2.はインド3.はタイ、そして10.まで書かれていました。取材では1.から10.までそれぞれの人たちを捜し求めて行きます。
最初に会うことができた人は、北極を徒歩で踏破した北極冒険家・荻田泰永(おぎた やすなが)さんです。荻田さんは2000年よりカナダ北極圏やグリーンランドで徒歩を中心とした冒険行を行なって、2014年までに13回の北極行を経験し、8000km以上を旅してきました。 偶然から手に入れたその本は北極行にもお供します。動くことができないブリザードの日には、テントの中で星野さんの思いに気持ちを寄せ、極限まで追い込まれた自分にゆとりを創りだすことで、過酷な踏破を成し遂げることができたそうです。持っていく荷物はぎりぎりまで削る中でも、その本はお供をしてきました。次に若い頃山岳仲間たちが目の前で遭難する体験をした山岳カメラマンの方に渡っていきます。南極等の生態学者の田邊優貴子(たなべ ゆきこ)さんにもその本は渡っていました。取材の最後にようやくその本が旅をするように書き込んだ最初の方にたどり着きました。少し夢中になって見ていましたが、ふと皆さんがいつもセンターから借りられている、点字図書、録音図書も同じ「旅をする本」ではないかと気づきました。センターで製作した本は川崎だけではなく、サピエにもデータがアップされていますので、全国いや世界中どこでも必要とする人があれば、その方の手元に旅をして読まれています。届いた本を読んで感動されたとき、皆さんが会ったこともない人が、まったく知らないところで同じ感動をされているかもしれません。図書館の本を読むことで、人は一人ではなくいつも本を通して別の人たちと結ばれているのだと感じました。
季節は暑い夏です。感動に出合えるよう、本と旅をしてみませんか。
サピエには以下の星野道夫さんの著作が紹介されています。
- 「旅をする木」 点字3冊 音声デイジー1枚
- 「長い旅の途上」 点字4冊 音声デイジー1枚
- 「ノーザンライツ」 点字3冊 音声デイジー1枚
- 「星野道夫著作集 1~5」 ※点字は製作・所蔵なし 音声デイジー1枚
- 「魔法のことば 講演集」 点字4冊 音声デイジー1枚
- 「めぐる季節の物語 アラスカの詩」 点字1冊 ※デイジーは製作・所蔵なし
- 「森と氷河と鯨」 点字2冊 音声デイジー1枚
- 「夢を追う人 アラスカの詩」 点字1冊 ※デイジーは製作・所蔵なし
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
音訳者養成講座募集のお知らせ
視覚障害者むけ録音図書を作ってみませんか?
目が見えていたころはよく本を読んでいたのに……。点字を覚えるのはちょっと大変かもしれない……。目が不自由なかた、見えづらくなったかたの中には、以前と変わりなく録音図書を利用して読書を楽しんでいるかたがいます。
音訳という活動に興味はありませんか?
川崎市視覚障害者情報文化センターでは、初心者のかたを対象にした音訳者養成講座を開催します。
- 事前説明会
- 平成28年8月25日(木曜日) 14時から15時30分 ※受講審査課題を配布
- 申込方法
- 電話・ファクス・メールアドレスのいずれか
- 説明会申し込み
- 8月20日(土曜日)までにお申し込み下さい
- 講座期間
- 平成28年9月29日(木曜日)から平成29年2月16日(木曜日)
- 全16回
- 場所
- 川崎市視覚障害者情報文化センター(JR川崎駅 徒歩15分)
- 応募資格
- 受講後、当センターの図書製作にご協力いただけるかた
- パソコンを所有し自宅録音できる方など詳細は説明会にて
- お問い合わせ・申し込み
- 川崎市視覚障害者情報文化センター (担当 高橋・安藤)
- 電話 044-222-1611
- ファクス 044-222-8105
- メールアドレス kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
音訳者養成講座募集のお知らせ 晴眼者向けパンフレット[PDF版/422KB]
図書整理日とセンター内清掃にともなう休館について
8月11日(木曜日)は祝日(山の日)のため、12日(金曜日)から14日(日曜日)は、センター内の清掃と図書整理を行なうため休館とさせていただきます。15日は月曜休館となります。
16日(火曜日)からは通常通り開館ですので、ご利用下さい。利用者の皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承ください。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
8月と9月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『サウンド・オブ・ミュージック』 8月27日(土曜日)午後1時30分より
2時間 55分 アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
主な出演 ジュリー・アンドリュース/クリストファー・プラマー ほか
1965年公開作品。1938年、ドイツによるオーストリア併合前夜。修道女見習いのマリアは、トラップ家の7人の子供たちの家庭教師となる。マリアは軍隊式の規律で守られた厳格な家庭に戸惑うが、持ち前の明るさと楽しい歌で、子供たちの心を開いてゆく。「ドレミの歌」をはじめとする大ヒットナンバーの数々、ミュージカル映画の傑作。今回は島田歌穂、布施明らによる吹き替えバージョンで歌の部分も日本語になっています。
作品『太平洋ひとりぼっち』 9月24日(土曜日)午後1時30分より
1時間 37分 日本
監督 市川崑
主な出演 石原裕次郎/浅丘ルリ子/田中絹代 ほか
1963年公開作品。たった一人、ヨットで太平洋を横断した青年の実話をもとにした冒険物語。1962年5月、深夜の大阪湾を一艘のヨットがひっそりと出航した。乗っているのは24歳の青年、堀江謙一。彼が目指すのはヨットでの単独太平洋横断。しかしパスポートも無線機もない航海は密出国であり、逮捕を覚悟の挑戦だった。激しい嵐、強烈な疲労、孤独、渇きの中で堀江は自分を支えてくれた人々を思い出す。名匠・市川崑がアメリカロケを交えて描くヒューマン大作。
第24回参議院議員通常選挙に係る「選挙のお知らせ」等の配布に関して
神奈川県選挙管理委員会から、平成28年7月10日(日曜日)に執行される第24回参議院議員通常選挙において、視覚障害のある有権者の方々の選挙権行使に資するため、関係資料が配布されました。ご希望の方にお送りしますのでどうぞお申し出ください。
配付物及び付数
- 「参議院神奈川選出議員選挙のお知らせ」(点字版) 3部
- 「参議院神奈川選出議員選挙のお知らせ」(音声CD版) 3枚
- 「参議院神奈川選出議員選挙のお知らせ」(拡大文字版) 1部
- 点字毎日号外
「参議院比例代表選出議員選挙のお知らせ」(点字版) 3部 - 愛盲時報号外
「参議院比例代表選出議員選挙のお知らせ」(テープ版) 1本 - 愛盲時報号外
「参議院比例代表選出議員選挙のお知らせ」(DAISY版) 2枚 - 愛盲時報号外
「参議院比例代表選出議員選挙のお知らせ」(音声コード付き拡大文字版) 1部 - 総務省パンフレット
「参議院議員通常選挙における投票方法等について」(点字版) 3部 - 総務省パンフレット
「参議院議員総選挙における投票方法等について」(音声CD版) 2枚
ご希望の方はセンターまでご連絡ください。
電話:044-222-1611 ファクス:044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
7月と8月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『蒲田行進曲』 7月23日(土曜日)午後1時30分より
1時間 48分 日本
監督 深作欣二
主な出演 松坂慶子/風間杜夫/平田満 ほか
1982年公開作品。映画スターと大部屋俳優、そして2人の間で揺れ動く女優。3人の奇妙な人間関係を、撮影所の舞台裏を織り交ぜて描く。第86回直木賞を受賞した同名小説を映画化。第6回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか受賞。
作品『サウンド・オブ・ミュージック』 8月27日(土曜日)午後1時30分より
2時間 55分 アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
主な出演 ジュリー・アンドリュース/クリストファー・プラマー ほか
1965年公開作品。1938年、ドイツによるオーストリア併合前夜。修道女見習いのマリアは、トラップ家の7人の子供たちの家庭教師となる。マリアは軍隊式の規律で守られた厳格な家庭に戸惑うが、持ち前の明るさと楽しい歌で、子供たちの心を開いてゆく。「ドレミの歌」をはじめとする大ヒットナンバーの数々、ミュージカル映画の傑作。今回は島田歌穂、布施明らによる吹き替えバージョンで歌の部分も日本語になっています。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
6月と7月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『アラビアのロレンス』 6月25日(土曜日)午後1時より ※開始時間が早まります
3時間 47分 (途中休憩が入ります) イギリス
主な出演 ピーター・オトゥール/オマー・シャリフ ほか
1963年公開作品。アラブ国民から砂漠の英雄とうたわれたT.E.ロレンスの波瀾に満ちた生涯を壮大なスケールで描く。
1916年、イギリス軍エジプト基地で地図を作成していたロレンス少尉は、アラビア語やアラブ文化に詳しいことから、オスマン帝国との独立闘争を率いるファイサルと交渉し、イギリスに協力を取り付ける工作任務を命じられる。雄大な砂漠の風景や戦闘シーンを交えながら、歴史の波の中で生きたロレンスの素顔をじっくり描いた名作。第35回アカデミー賞作品賞ほか受賞。
作品『蒲田行進曲』 7月23日(土曜日)午後1時30分より
1時間 48分 日本
監督 深作欣二
主な出演 松坂慶子/風間杜夫/平田満 ほか
1982年公開作品。映画スターと大部屋俳優、そして2人の間で揺れ動く女優。3人の奇妙な人間関係を、撮影所の舞台裏を織り交ぜて描く。第86回直木賞を受賞した同名小説を映画化。第6回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか受賞。
梅雨の雨
季節は梅雨の時期を迎えましたが、ここ近年の雨の降りかたは激しい雨の降りが多くなってきているように思います。子どもの頃の記憶だと、梅雨入りになると雨蛙を連想していましたが、そんなやさしい梅雨はなくなったように感じます。ここセンターの周辺は建物ばかりで自然を感じるところは少ないのですが、旧盲人図書館があった健康福祉センターの建物は取り壊されず残されているのですが、そこのわずかな一角に植栽が残っています。その緑に当たる雨粒に都会の中の自然を感じます。センターから帰る途中に見た雨露に夕日が映えてきれいでした。
この誌面をお借りしてセンター内のアート作品についてご紹介いたします。
センターはふれあいプラザかわさきの3階にあり、エレベーターを降りて右手に進むと日進町こども文化センターとの間に、ちょっとしたロビースペースがあります。ロビーの壁面に日本画の大作を展示しています。武蔵野美術大学日本画学科卒業の画家・真鍋(まなべ)百萌(もも)さんの作品で「ツバメの声がした」。その作品は香川県屋島から見える瀬戸内海の風景を描いたものです。たそがれが近づく瀬戸内海と周りの島々のなんともいえない温かみを感じる作品です。またその傍らには川崎市視覚障害者福祉協会の会員のSさんから、センターオープンのお祝いにいただいた紙粘土細工の触る作品「秘めるちから」を展示しています。無邪気さと素直さとユーモアを感じるSさんの人柄がにじみ出てくる作品です。自由に触れることができるので、いつも作品を楽しそうに触れている子供たちの姿があります。またセンター奥にある多目的室には真鍋さんが描かれた「さよならの歌」も展示しています。作品の内容はテーブルの上に制作途中の風景画と皿に洋ナシが描かれています。そのテーブルの下に猫が描かれていて、見るものを作品の中に引き込んでしまうような静けさの漂う味わい深い作品です。
真鍋さんは旧盲人図書館館長の飯田さんの娘さんです。センター開所の際、大事な大学卒業製作の作品を寄贈されました。点字図書館に絵画、何でと思われるかもしれません。センターを訪れた方がアートに触れることで、ふと心が安らいでいただけることで和みの場になってくると思っています。どうぞセンターを訪れたとき自由に作品をご鑑賞ください。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
サピエ再開のお知らせ
このたびサーバ移設等のため、4月28日から5月17日までサピエが停止となりました。
この間、図書の検索や貸し出し、コンテンツのダウンロード等長期間にわたりご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。
サピエは5月17日の9時より再開しました。どうぞよろしくお願いいたします。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
5月と6月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『ALWAYS 続・三丁目の夕日』 5月28日(土曜日)午後1時30分より
2時間 26分 日本
主な出演 吉岡秀隆/堤真一/小雪/堀北真希/薬師丸ひろ子 ほか
2007年公開作品。昭和34年の東京。黙って去った飲み屋のおかみを思いながら少年と暮らす駄菓子屋の店主のもとに、少年の実父が少年を連れ戻しに来る。第31回日本アカデミー賞主演男優賞ほか受賞。
作品『アラビアのロレンス』 6月25日(土曜日)午後1時より ※開始時間にご注意下さい
3時間 47分 (途中休憩が入ります) イギリス
主な出演 ピーター・オトゥール/オマー・シャリフ ほか
1963年公開作品。アラブ国民から砂漠の英雄とうたわれたT.E.ロレンスの波瀾に満ちた生涯を壮大なスケールで描く。
1916年、イギリス軍エジプト基地で地図を作成していたロレンス少尉は、アラビア語やアラブ文化に詳しいことから、オスマン帝国との独立闘争を率いるファイサルと交渉し、イギリスに協力を取り付ける工作任務を命じられる。雄大な砂漠の風景や戦闘シーンを交えながら、歴史の波の中で生きたロレンスの素顔をじっくり描いた名作。第35回アカデミー賞作品賞ほか受賞。
サピエ停止による貸し出し等についてのお知らせとお願い
川崎市視覚障害者情報文化センター
貸し出し担当
日頃より川崎市視覚障害者情報文化センターをご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、4月28日(木曜日)から5月17日(火曜日)に視覚障害者情報総合ネットワーク『サピエ』が、サーバーの入れ替え作業を行うため、利用が停止となります。
これに伴い、大変申し訳ございませんが、当センターでも貸し出し等について皆様にご迷惑をお掛けすることとなります。
今後の業務、サピエ図書館の安定稼動を維持するためにもご理解くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
- 停止期間
- 4月28日(木曜日)から5月17日(火曜日)
- 停止期間中のサービスについて
- 他館製作図書の貸し出しについて
- 他館で製作したデイジー図書についてはダウンロードができないので、すぐにお送りすることができません。CDを直接センターに送ってもらうことになりますので、到着までにお時間が掛かります。当センターで所蔵している図書の貸し出しについては、すぐに発送できます。
- 製作・所蔵館が貸し出しなどのサービスを停止する場合もありますので、その際には、再開後のお届けとなります。
- 所蔵調査について
- 調べるツールが限定され、十分な調査ができないことがありますが、できる範囲で対応します。
- 調べるツールが限定され、十分な調査ができないことがありますが、できる範囲で対応します。
- ダウンロードサービスについて
- 停止期間中はサービス停止となります。SDカード・CFカードの受け付けもできませんので、サピエ図書館再開までお待ち下さい。
- 他館製作図書の貸し出しについて
以上です。
かわさき春のコンサート開催のお知らせ
今年も「かわさき春のコンサート」を企画いたしました。演奏は、福祉施設や様々な所で楽しい演奏活動をされている室内楽団八重洲Ottava(オッターバ)です。
みなさまお誘いあわせのうえ、お越しください。心よりお待ちいたしております
- 日時
- 2016年5月14日(土曜日)
- 午後1時30分開場 午後2時開演
- (午後3時30分終演予定)
- 会場
- ふれあいプラザかわさき 2階ホール
- 予約
- 不要
- 参加費
- 無料
- 演奏 室内楽団八重洲Ottava(オッターバ)
- 第1バイオリン/池田典子・白石かず子・松戸智子
- 第2バイオリン/久保祐子・古川晶雄
- ビオラ/古賀忠夫
- チェロ/軽部信雄
- コントラバス/平尾良和
- ピアノ/南真弓
- 演奏曲目(予定)
- 第1部 八重洲Ottava(オッターバ)演奏
- アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章(モーツァルト作曲)
- シンコペーティッド クロック(アンダーソン作曲)
- エル・チョクロ
- 「マイ・フェア・レディ」メドレー
- “日本の四季”より「春」第3楽章(早川正昭作曲)
- 第2部 みんなで歌いましょう
- 赤とんぼ
- 上を向いて歩こう
- 翼をください
- 高原列車は行く
- 若葉
- いい日旅立ち
- 故郷
- 花
- お申し込み・お問い合わせ
- 川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当まで
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
4月と5月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『東京物語』 4月23日(土曜日)午後1時30分より
2時間 19分 日本
監督 小津安二郎
主な出演 笠智衆/東山千榮子/原節子/杉村春子 ほか
1953年公開作品。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。戦後日本における家族の崩壊を描いた小津安二郎監督の代表作。
作品『ALWAYS 続・三丁目の夕日』 5月28日(土曜日)午後1時30分より
2時間 26分 日本
主な出演 吉岡秀隆/堤真一/小雪/堀北真希/薬師丸ひろ子 ほか
2007年公開作品。昭和34年の東京。黙って去った飲み屋のおかみを思いながら少年と暮らす駄菓子屋の店主のもとに、少年の実父が少年を連れ戻しに来る。第31回日本アカデミー賞主演男優賞ほか受賞。
(注意)4月から、開始時間を30分早めて午後1時30分開始といたします。お間違えないようお願いいたします。
春の読書会のお知らせ
2016度第1回の読書会を6月に開催いたします。
今回は『本日は大安なり』(辻村 深月(つじむら みづき)著)の感想を語り合います。どなたにでも楽しんでいただける催しですので、初めての方もお気軽にご参加ください。
- 日時
- 2016年6月3日(金曜日) 午後1時30分から4時まで
- 会場
- 川崎市総合福祉センター エポックなかはら
- 中原区上小田中 6-22-5( JR 南武線武蔵中原駅から徒歩約 1 分 )
- 作品と内容
- 『本日は大安なり』(辻村 深月 著)
- 人気結婚式場で同じ日に行われる4つの結婚式。企みを秘めた美人双子姉妹、秘密を抱えた新郎など、4組の男女と彼らに関わる人々の喜悲劇を描く。
- 申込み・お問い合わせ先
- 担当者 岩渕 電話 044-222-1611
- 申込締切
- 2016年5月27日(金曜日)
- 参加費
- 無料(飲み物等は各自お持ちください。)
- その他
- 会場までの行き方などが分からない方は、申込時にお申し出ください。会場までご案内します。図書(CD版 、点字版)につきましては当センターから貸し出しいたします。感想を語り合いますので、作品をお読みになってご参加ください。
いよいよ春本番
この冬の寒さにもめげず、今年も我が家の前の桜が花をつけました。桜守が居るのでしょうか、毎年若い枝が出ているのに驚きます。春を感じるのは桜だけではありません。毎日ジョギングをしていると、冬の寒さを乗り切った植物に鮮やかな緑色の芽がついているのをあちこちに発見できます。木々の新緑もさることながら、草の新緑は実に心を優しくしてくれます。
2014年1月、日本は国連の障害者権利条約を批准しました。そして、障害のある人もない人も生きやすい社会を目指して、この4月から障害者差別解消法が施行されます。
この法律によって、読書が困難な人も図書館を利用できるように合理的配慮をすることが、点字図書館と同様にすべての公共図書館に求められるようになります。合理的配慮とは、障害のある方が日常生活や社会生活を送る上で妨げとなる社会的障壁を取り除くために、過重な負担にならない範囲で提供される、必要かつ合理的な条件整備をいいます。
センターは盲人図書館のときから、視覚障害者にとってより利用し易い図書館とは何かという課題の基に、利用者の方々が直面している障壁を取り除くための事業を続けています。点字図書館の本来事業である点字・音声による図書の製作と貸し出しに加えて、川崎市の独自事業として、市内の視覚障害者の方たちへの各種事業の提供や日常生活に必要な基礎的な訓練(歩行・コミュニケーション訓練)も行ってきました。多くの方から毎日さまざまな相談をいただき、利用していただいています。
新しくなったセンターでは、視覚障害者のための日常生活用具と便利グッズの代表的なもの、最新のものなどを展示し、斡旋販売を始めました。訓練と連携を密にし、皆様にこれらの用具をご紹介して使用していただくことで、生活のQOLの向上を図っていただくことも目標に掲げています。
また、利用される人たちが期待するサービスを発展させるとともに、新たな発想による事業展開が実現できるように推進してきました。昨年度は月2回のメールマガジンや隔月の広報誌の発刊、出前センターの実施など、地域に積極的に情報を発信することで、地域の施設として親しみを感じていただくと共に信頼を築いてきました。
本年度も引き続き、利用者の方が気軽に相談できる雰囲気作りを心掛け、図書館サービスと日常生活訓練等を提供し、開かれたセンターを目指します。利用する人たちが期待するサービスを発展させるとともに、一人でも多くの方からの声を事業に生かしたいと思っています。ご意見・ご要望など、どうぞお気軽にお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
3月と4月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『風の谷のナウシカ』 3月26日(土曜日)午後2時より
1時間 56分 日本
監督 宮崎駿
声の出演 島本須美/納谷悟朗 ほか
1984年公開作品。遠い未来、人類は大きな戦争で文明を滅ぼし、地球は腐海と呼ばれる巨大な菌類の森に覆われている。猛毒な瘴気(しょうき)が立ち込め、巨大な昆虫が支配している腐海。風の谷の王女ナウシカは大国同士の争いに巻き込まれながらも、谷の人々を守るために腐海へと分け入っていく。そこには滅んだ地球と自然の大きな謎が隠れていた。
作品『東京物語』 4月23日(土曜日)午後1時30分より
2時間 19分 日本
監督 小津安二郎
主な出演 笠智衆/東山千榮子/原節子/杉村春子 ほか
1953年公開作品。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。戦後日本における家族の崩壊を描いた小津安二郎監督の代表作。
(注意)4月から、開始時間を30分早めて午後1時30分開始といたします。お間違えないようお願いいたします。
本との出会い、本を探そう
2月を迎えて、皆さまいかがお過ごしですか。今が寒さの一番厳しくなる時期です。この時期は天気が晴れていても、ついつい外に出るのも億劫になる季節です。こんなときこそ普段できない読書をしてみるのはいかがでしょうか。
昨年後半のサピエランキングには、センターで製作した音声デイジー図書がいくつもランク上位に入りました。東野圭吾著「禁断の魔術」、高橋弘希著「朝顔の日」、原田マハ著「奇跡の人」などいずれも人気作家です。小説だけでなく「人類進化700万年の物語 私たちだけがなぜ生き残れたのか」なども製作しました。
点字図書では「親友が恋のライバル!?」が多くの方にダウンロードされました。全体的にはマイナンバーに関する本が秋からロングランを続けています。このように読書傾向を見ると、さまざまなジャンルの本を皆さまがよく読まれていることが伺えます。
よく利用の希望をいただくとき、「何でもいいから」「時代小説を続けて送って欲しい」「推理小説なら何でもよいから」という声をお聞きします。
点訳者のかたや音訳者のかたたちとお話をすると、自分では自信のない分野の本の製作を依頼されると、最初は躊躇することもありますが、人名や地名そして本の中の読みかたなど、根気よく調べて製作し最後に仕上がったときに、普段自分では読まない本に出会って面白かったという声をお聞きします。
時代小説や推理小説も楽しい読書です。しかし時間のあるときこそ違う分野の本を読むことで、もっと楽しい本の世界に触れることができると思います。センターではさまざまな分野の本の製作をしています。たとえば点字で現在製作している本に、山本義隆著『私の1960年代』があります。この本は、60年安保闘争から10年間ほどの1960年代の社会運動について書かれています。安保闘争と言えば、1969年初頭の東大安田講堂の攻防戦に目が向きがちですが、本書はむしろ、そこにいたる歴史的な大きな流れ、背景が個人史とからめて辿られています。新聞等の書評でも広く取り上げられた話題の本です。
また昨年発表した音訳図書では、かなり厚い本で音訳者の方が力をこめて、製作に取組んだ本があります。内容はイラク・アフガン戦争から生還した兵士200万のうち、50万人が精神的な傷害を負ったレポート「帰還兵はなぜ自殺するのか」です。日本人が知ろうとしない戦争の実態を考えることになる本です。
おもしろい本に出会ったらその作者の他の本を読んでいくのもよいと思います。わかりやすい本に触れるだけでは自分自身の可能性を探せません。自分とは意見の異なる本に触れることは知識の蓄積だけではなく、自分自身をもう一度見つめなおすきっかけにも繋がっていくことになります。それらの本に出会うことの橋渡しを、今年もセンターが務めさせていただきます。
最後に皆さまと一緒になって、健康で楽しい2016年にしたいですね!
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
2月と3月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『フォレスト・ガンプ 一期一会』 2月27日(土曜日)午後2時より
2時間 22分 アメリカ
監督 ロバート・ゼメキス
主な出演 トム・ハンクス/サリー・フィールド/ロビン・ライト ほか
1994年公開作品。子どもの頃に「知能指数は人より低い」といわれたフォレスト。純粋な心を持ち思うままに正直に生きる彼は、足の速さで学生フットボールのヒーローとなる。やがてベトナム戦争の戦場へ赴く彼には、誰も想像できない奇跡の人生が待っていた。
作品『風の谷のナウシカ』 3月26日(土曜日)午後2時より
1時間 56分 日本
監督 宮崎駿
声の出演 島本須美/納谷悟朗 ほか
1984年公開作品。遠い未来、人類は大きな戦争で文明を滅ぼし、地球は腐海と呼ばれる巨大な菌類の森に覆われている。猛毒な瘴気(しょうき)が立ち込め、巨大な昆虫が支配している腐海。風の谷の王女ナウシカは大国同士の争いに巻き込まれながらも、谷の人々を守るために腐海へと分け入っていく。そこには滅んだ地球と自然の大きな謎が隠れていた。
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