過去のお知らせ[2015年分]
過去のお知らせ一覧は以下の通りです- アイeyeセンターまつり(川崎市視覚障害者情報文化センターまつり)開催のご案内(2015年12月)
- ライアーとオカリナの小さな音楽会 開催のお知らせ(2015年12月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年12月)
- 視覚障害者情報文化センター平成26年度管理運営業務の評価について(2015年12月)
- センター長からのご挨拶 「映画音声ガイド制作講習会」について(2015年12月)
- 視覚障害者と支援者のための防災イベントのご案内(2015年11月)
- 年末年始の休館日・各種サービスについて(2015年11月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年11月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年11月)
- かわさき冬のコンサート開催のお知らせ(2015年10月)
- 秋の読書会のお知らせ(2015年10月)
- センター長からのご挨拶 「点字図書館創立者」本間一夫(ほんまかずお)について(2015年10月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年10月)
- 映画音声ガイド制作講習会(2015年9月)
- マルチメディアDAISY図書 製作講習会のご案内(2015年9月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年8月)
- 田辺鶴遊(たなべかくゆう) 創作講談「点字図書館の父・本間一夫伝(ほんまかずおでん)」のお知らせ(2015年8月)
- 読書講演会「室生犀星(むろうさいせい)をめぐる人と文学」開催のお知らせ(2015年8月)
- 出前センターを行います(2015年8月)
- メールマガジンの発行を始めます(2015年8月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年8月)
- 図書整理日とセンター内清掃にともなう休館について(2015年8月)
- センター長からのご挨拶 図書の疎開と貸し出し(2015年8月)
- デジタルで蘇える明治・大正・昭和の音 「歴史的音源」をセンターで公開します(2015年7月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年7月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年6月)
- センター長からのご挨拶 恵みの雨(2015年6月)
- 川崎市 資源物とごみの分け方・出し方 音声デイジー版・点字版ダウンロード(2015年5月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年5月)
- センター長からのご挨拶 新年度を迎えて(2015年4月)
- センターの愛称について(2015年3月)
- かわさき春のコンサート開催のお知らせ(2015年3月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年3月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年3月)
- 音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ(2015年2月)
- センター長からのご挨拶 2月(如月)を迎えて(2015年2月)
- 川崎市視覚障害者情報文化センターまつり 開催のご案内(2015年1月)
アイeyeセンターまつり(川崎市視覚障害者情報文化センターまつり)開催のご案内
2月20日(土)に、「アイeyeセンターまつり(川崎市視覚障害者情報文化センターまつり)」を開催いたします。時間は10時から16時。参加費は無料で申し込みも不要です。会場は当センターが入っている複合施設、ふれあいプラザかわさき内の2階ホールや3階のセンター居室になります。目が見えない、見えにくいとはどういったことなのか?センターが普段どのような仕事をしているか?どのようなボランティア団体があるのか?など体験コーナーを設けて紹介します。また、朗読ミニライブ、講演なども予定しています。皆様のお越しをお待ちしております。主な内容は以下です。
- デイジー図書体験、点字体験コーナー、図書貸し出しサービスの紹介
- 盲導犬体験コーナー
- ボランティアグループによる朗読ミニライブ[11時から12時(予定)]
- 拡大読書器・点字ディスプレイ・iPadの展示や体験コーナー
- 視覚障害者のための便利グッズ販売
- ボランティア団体の紹介
- 川崎市視覚障害者福祉協会のマッサージ師による無料マッサージコーナー
- テレビなどで取り上げられ大きな反響をよんだ「全盲の僕が弁護士になった理由」の著者、大胡田誠(おおごだ まこと)さんの講演[13時半から14時50分(予定)]
- 日時
- 2015年2月20日(土曜日) 10時から16時
- 場所
- ふれあいプラザかわさき 2階ホール・3階視覚障害者情報文化センター
- 入場
- 無料
1977年静岡県生まれ。先天性緑内障により12歳で失明する。筑波大学付属盲学校の中学部・高等部を卒業後、慶応義塾大学法学部を経て、慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)へと進む。8年に及ぶ苦学の末に、2006年、5回目のチャレンジで司法試験に合格し日本で3人目の視覚障害者の弁護士となる。2007年から渋谷シビック法律事務所に在籍し、債務整理や家事事件(相続、離婚など)、国選弁護などにも従事するほか、障害者の人権問題についても精力的に活動している。著書「全盲の僕が弁護士になった理由」。
ライアーとオカリナの小さな音楽会 開催のお知らせ
横浜にある神奈川県ライトセンターを利用して活動してるオカリナクラブ「まほろば」とライアーアンサンブル「あひる」の皆さんの演奏で音楽会を開催いたします。オカリナとは粘土や陶器などで作った、はとの形をした笛で、両手の指を使って吹きます。またライアーとは竪琴のことです。音色は小さいハープ。膝の上に乗せて演奏します。
誰でも知っている曲を演奏に乗せて一緒に歌ったりできる楽しい音楽会です。皆様のお越しを是非お待ちしております。
- 日時
- 2月6日(土曜日)午後1時開場 午後1時30分開演
- 場所
- 川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
- 入場
- 無料
- 演奏
- オカリナクラブ「まほろば」 / ライアーアンサンブル「あひる」
プログラム
- 第一部 ライアーアンサンブル演奏
- 演奏曲
- グルーンスリーブス ライアーのための三重奏 Planxty Irwin 冬ゆげしき 竹田の子もり歌 GLORIA 荒城の月 谷間のポルカ Gaelishces Lied とねりこの木立 モルダウの流れ(交響詩「我が祖国」より)
- 第二部 オカリナ演奏
- 演奏曲
- 赤い川の谷間 学生時代 贈る言葉 浜辺の歌 遥かな友に もののけ姫 村の娘 農民舞曲七つの小品集より ロンド アンダンティーノ シチリアーノ 母さんの歌 冬の星座 エデンの東 琵琶湖周航の歌 津軽のふるさと 翼をください 夜明けのスキャット(ライアーとオカリナ) コンドルは飛んでいく
- 第三部 みんなで歌いましょう
- 埴生の宿(オカリナ) ふるさと(オカリナ) 知床旅情(ライアー)
- お問い合わせ先
- 川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当
- 電話 044-222-1611
- 対象
- 視覚障害者、晴眼者
- 時間
- 10時から11時30分
- 講師
- 社会福祉法人岐阜アソシア 歩行訓練士 棚橋公郎氏
- 場所
- 多目的室A1・A2
- 対象
- 視覚障害者
- 時間
- 10時から16時
- 講師
- 赤十字救急法指導員
- 場所
- 多目的室B
- AEDって実際にどのように使用するの?人形を使っての体験ができます。3名の指導員がおり、少人数を対象に丁寧な体験ができます。
- 対象
- 晴眼者
- 時間
- 14時から16時
- 定員
- 10名
- 講師
- 川崎市視覚障害者情報文化センター 歩行訓練士
- 場所
- 多目的室A1・A2
- 普段は一人で歩行できる視覚障害者も、災害時に周囲の様子が一変してしまうと、とたんに一人歩きが困難になってしまいます。こんな時、あなたの「お手伝いしましょうか」のひとことがどんなに心強いことかわかりません。どんなふうに誘導するの?どんなことを手伝えばいいの?そんな疑問を解決するための体験です。
- 対象
- 視覚障害者、晴眼者
- 時間
- 10時から16時30分
- 場所
- 用具展示ルーム
- 当館で通常取り扱っている防災グッズの他、今回のイベント限定グッズを販売します。(備蓄用食品、非常用トイレなど)
- 日時
- 12月5日(土曜日)午後1時30分開場 午後2時開演(終演予定4時)
- 場所
- ふれあいプラザかわさき 2階ホール
- 入場
- 無料
- 演奏
- 和太鼓/片岡亮太 ホルン/山村優子
- お問い合わせ先
- 川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当
- 電話 044-222-1611
- 日時
- 2015年12月4日(金曜日) 午後1時30分から4時00分まで(予定)
- (※日にちが変更になっておりますので、ご注意ください。)
- 会場
- 川崎市総合福祉センター エポックなかはら
- 中原区上小田中 6-22-5( JR 南武線 武蔵中原駅から徒歩約 1 分 )
- 作品と内容
- 『紅梅』(津村節子著)
- 2005年春、癌が発見され、膵臓全摘の手術を受けた夫・吉村昭。癌に冒され、徐々に衰弱していった「夫」は自らの死を強く意識するようになる。一年半にわたる吉村氏の闘病と死を、妻と作家両方の目から見つめ、全身全霊をこめて純文学に昇華させた衝撃作。
- 申込み・お問い合わせ先
- 担当者 岩渕 電話 044-222-1611
- 申込締切
- 2015年11月27日(土)
- 参加費
- 無料(飲み物等は各自お持ちください。)
- その他
- 会場までの行き方などが分からない方は、申込時にお申し出ください。会場までご案内します。図書(CD版 、点字版)につきましては当センターから貸し出しいたします。感想を語り合いますので、作品をお読みになってご参加ください。
- 日程
- 10月14日、10月21日、10月28日、11月11日、11月18日、12月2日、12月9日、12月16日
(全8回/各回13時から16時) - 場所
- 川崎市視覚障害者情報文化センター
- 講師
- シティライツ代表 平塚千穂子氏
- 内容
- 音声ガイド作りの基礎
映画の音声ガイドとは?・ガイド原稿の作り方・わかりやすいガイドとは - 受講料
- 無料
- 受講対象
- 映画の音声ガイドに興味のあるかた 経験不問
※講習終了後は卒業制作として、1本の作品の音声ガイドを作ります。 - お問い合わせ・申し込み
- 川崎市視覚障害者情報文化センター(電話 044-222-1611) 担当 鳥居・島田
- 講習内容
- 1. 開会挨拶 DAISYとは? テキスト校正
- 2. 著作権について テキストDAISY編集
- 3. テキストデータの利用方法(合成音声での読み上げ、点字化など)
- 4. 識字障害について 視覚障害について
- 5. 閉会式 今後について
- 日時
- 2015年10月16日(金曜日) 13時から16時
- 2015年10月30日(金曜日) 13時から16時 ※全2回です
- 場所
- 福祉パル宮前 ※東急田園都市線の宮崎台駅から徒歩3分
- 主催
- 川崎市視覚障害者情報文化センター DAISY川崎
- 後援
- 川崎市宮前区社会福祉協議会
- 受講料
- 無料
- 受講対象
- パソコンをお持ちでメールが可能なかた
- お問い合わせ・申し込み
- 川崎市視覚障害者情報文化センター(電話 044-222-1611) 担当 島田・安藤
- 日時
- 10月3日(土曜日) 午後1時半開場 午後2時開演(終演予定3時半)
- 場所
- 川崎市視覚障害者情報文化センター 3階多目的室
- 予約
- 不要
- 入場
- 無料
- 協賛
- 川崎市視覚障害者福祉協会
- 日時
- 9月5日(土曜日) 午後1時30分から4時まで(予定)
- 場所
- 当センター多目的室
- 参加費
- 無料
- 日時
- 8月28日(金曜日) 午前10時から午後4時
- 場所
- 宮前区役所1階ロビー
- 所在地
- 川崎市宮前区宮前平2-20-5
- アクセス案内
- 東急田園都市線 「宮前平駅」から徒歩8分
- 懐かしい歌を楽しむ
- 霧島昇(きりしまのぼる) 「旅の夜風」
- 高峰秀子(たかみねひでこ)「銀座カンカン娘」
- 灰田勝彦(はいだかつひこ)「野球小僧」 など
- 名人の名演を堪能する
- 三浦環(みうらたまき) 「オペラ蝶々夫人 ある晴れた日」
- 桃中軒雲右エ門(とうちゅうけんくもえもん) 「浪花節 南部坂雪(なんぶさかゆき)の別れ」
- 桂春團治(かつらはるだんじ) 「落語 いかけや」
- 宮城道雄(みやぎみちお) 「筝曲(そうきょく) 春の海」 など
- 貴重な歴史の証言を聞く
- 実況放送 伯林五輪女子二百米平泳決勝(べるりんごりん じょし にひゃくめーとる ひらおよぎ けっしょう)「前畑(まえはた)ガンバレ」
- 演説 田中義一(たなかぎいち) 「国民に告ぐ」
- 講演 大隈重信(おおくましげのぶ) 「憲政に於ける世論の勢力」
- 演説 東条英機(とうじょうひでき) 「宣戦の大詔奉読(たいしょうほうどく)」 など
- 庶民文化を訪ねる
- 民謡、小唄、国民歌謡、ラジオ体操、大学校歌、教育用レコード など
- 問い合わせ先
- 川崎市 環境局 生活環境部 減量推進課
- 電話: 044-200-2580
- 日時
- 5月23日(土曜日)午後1時30分開場 午後2時開演(終演予定4時)
- 場所
- ふれあいプラザかわさき 2階ホール
- 予約
- 不要
- 入場
- 無料
- 演奏
-
- チター ヴィリ・フーバー
- フルート 綱川泰典(つなかわやすのり)
- チェロ 髙橋よしの
- ボランティアグループによる朗読ミニライブ
- 音声録音図書体験会(耳で読む本、デイジー図書)
- 点字体験コーナー
- 訓練事業の紹介(歩行・パソコン、点字、生活)
- 拡大読書器・点字ディスプレイ展
- さわってみよう!iPad体験コーナー
- 視覚障害者のためのボランティア団体紹介
- べんりな用具・グッズ販売
- 無料マッサージ体験
- 特別講演会「ボクだけはボクをあきらめない」 講師:エム ナマエ氏(イラストレーター)
- 日時
- 2015年2月21日(土曜日) 10時から16時半
- 場所
- ふれあいプラザかわさき 2階ホール・3階視覚障害者情報文化センター
- 入場
- 無料
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
1月と2月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『用心棒』 1月23日(土曜日)午後2時より
1時間 50分 日本
監督 黒澤明
主な出演 三船敏郎/東野英治郎/仲代達矢 ほか
1961年公開作品。やくざと元締めが対立する上州のさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、三十郎と名乗る浪人は自分を用心棒として売り込み始める。おりしもやくざの息子の卯之吉が最新式の短銃を持って旅から帰ってきた。
作品『フォレスト・ガンプ 一期一会』 2月27日(土曜日)午後2時より
2時間 22分 アメリカ
監督 ロバート・ゼメキス
主な出演 トム・ハンクス/サリー・フィールド/ロビン・ライト ほか
1994年公開作品。子どもの頃に「知能指数は人より低い」といわれたフォレスト。純粋な心を持ち思うままに正直に生きる彼は、足の速さで学生フットボールのヒーローとなる。やがてベトナム戦争の戦場へ赴く彼には、誰も想像できない奇跡の人生が待っていた。
視覚障害者情報文化センター
平成26年度管理運営業務の評価について
当センターは12月1日付で川崎市健康福祉局障害福祉課から、平成26年度(昨年度)の管理運営業務の評価を受けましたのでご報告します。評価は「総合的な運営状況」「収支状況」「サービス体制」「組織管理体制」「適正な業務実施」の5項目についてそれぞれ評価点をつけていただくものです。総合評価では標準点60点のところ73点という高評価をいただきました。全体的な評価としては「盲人図書館がこれまで行ってきた図書館事業について着実に引き継がれており、運営法人である日本点字図書館の経験を生かしたサービスの向上に積極的に取り組んでいる」「視覚障害者訓練について、経験者を採用するなどしてサービスの質を確保している」あわせて「ボランティアの育成」「文化事業への取り組み」ともに高い評価をいただきました。これからも、利用者の皆様、地域の皆様のお声をいただきより充実した運営に取り組んでいきます。
なお、今回の評価の詳細は以下のURLから確認することができます。
川崎市ホームページ
「映画音声ガイド制作講習会」について
川崎駅からセンターまで、近道として大型ショッピング街の中を抜けて通勤しています。朝夕それぞれのお店をのぞきながら歩いているのですが、12月に入りディスプレーはクリスマス一色に飾られています。早いものでみなさまに今年最後の「ぶっくがいど」をお届けする季節となりました。
今年を振り返って思い出すのは、8月の末に宮前区役所のロビーをお借りして、センター事業の説明会を「出前センター」と称して開催したことです。当日は図書館サービス、訓練事業、便利グッズの紹介などをおこないました。区役所のロビーとあって大勢の人が通過していく中、センター自体の存在も知らない方々が足を止め、職員の説明を熱心に聞いて下さいました。まだ夏休み中とあって、点字と墨字で書かれたバリアフリー絵本・さわる絵本にたくさんの親子が興味を持っていただき、小さなお子さんが長時間釘付けで、ページをめくっていたのが大変印象的でした。
なによりも嬉しかったのが、朝早く開始時間前から多くの方が待っていたことでした。近くにお住まいの利用者の方からは、「ようこそ宮前区にお越しくださいました」と明るい声でご挨拶いただいたり、またセンターで活動されているボランティアの方も、何かお手伝いできることはないかと駆けつけてくれました。みなさんの温かいお心遣いに触れ、今年一番嬉しい出来事となりました。
もうひとつ今年、新たに取り組みを始めたのが「音声ガイド製作講習会」です。センターでは毎月、音声解説付きDVD映画の体験会を定期的に開催しています。ぶっくがいどの他、メールマガジンで日程などをお知らせするようにしてから、体験会に来られる利用者も増えてきました。またご自宅でひとりでも楽しんでいただけるように、映画の画像はありませんが、主音声に音声解説を収録した、「シネマデイジー」の貸し出しを行っております。こちらの希望も多く、映画への関心の高さを日々感じています。
しかし、利用の伸びに反して、貸し出しできる作品数を思うように増やせない悩みがあります。それは映画の主音声を邪魔せず、限られた空白、セリフとセリフの間などに情景や状況などがわかる説明を考え、加えていく作業がとても大変で、音声ガイドを制作する団体がまだまだ少ないという現状があるのです。
川崎市は「映像のまち・かわさき」をスローガンに掲げ、例年「毎日映画コンクール」の表彰式が行なわれています。市内各所がロケ地として映画・ドラマに登場し、市役所の建物は昭和の警察署として、たびたびテレビドラマなどに使われています。
耳で楽しむ映画体験は、映像社会に生きる目の不自由な方にとって、大きな楽しみになっています。この川崎市のスローガンにあって、映像を音で伝えることを特徴にしたセンターにしたいと思い、また音声ガイドを制作するところが少ないことから「音声ガイド制作講習会」を10月から開始することといたしました。
講習会では、映画の音声ガイドとは?から始まり、わかりやすいガイド作りなど基礎から学びます。試行錯誤をしながらのスタートではありますが、皆さんが希望する映画作品がお届けできるように取り組んでいければと思います。
来年もぜひセンターを応援してください!
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
視覚障害者と支援者のための防災イベントのご案内
災害はいつ起こるかわかりません。視覚障害者はその時に備えてどんなことをすればいいの? 支援者はどんなサポートをすればいいの? 昨年に引き続き、1月16日(土曜日)川崎市視覚障害者情報文化センターにおいて、視覚障害者と支援者の双方に参加していただきたい「視覚障害者と支援者のための防災イベント」を開催いたします。
※同日、日本点字図書館でも同一プログラムでイベントを開催しています。
スケジュール
講演「誰でも支援者になれる 防災運動会の取り組みを語る」
AED体験(予約なしの10分体験)
ガイドヘルプ体験(予約制)
防災グッズの販売(予約不要)
防災イベントの参加費はすべて無料です。参加希望の方は川崎市視覚障害者情報文化センターへお電話あるいはメールでご連絡ください。
電話:044-222-1611 E-mail:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
年末年始の休館日・各種サービスについて
日頃より当センターをご利用いただきまして、まことにありがとうございます。当センターは、年末年始の12月28日(月曜日)から1月4日(月曜日)まで休館させていただきます。年明けは1月5日(火曜日)午前9時から午後5時まで通常通り開館いたします。
年内の図書の貸し出しおよびダウンロードのご希望、各種訓練に関するお問い合わせは、12月27日(日曜日)までにお寄せ下さい。なお、27日に受け付けた図書の貸し出し希望も当日ご用意できるものは発送する予定ですが、年末は郵便が混雑しますので、なるべくお早めにお申し込み下さい。
みなさまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
12月と1月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『アポロ13』 12月19日(土曜日)午後2時より
2時間 20分 アメリカ
監督 ロン・ハワード
主な出演 トム・ハンクス/ケヴィン・ベーコン/ビル・パクストン ほか
1995年公開作品。月へ向けて打ち上げられたアポロ13号に事故が発生。3人の乗務員たちは地球へ戻るために試行錯誤し、一方の管制センターでも彼らを無事地球に帰還させようと様々な対策を講じる。原因の究明、次々に起こる不測の事態に勇気と知恵を持って立ち向かったクルーと管制官たちの姿を、実話をもとに描く。
作品『用心棒』 1月23日(土曜日)午後2時より
1時間 50分 日本
監督 黒澤明
主な出演 三船敏郎/東野英治郎/仲代達矢 ほか
1961年公開作品。やくざと元締めが対立する上州のさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、三十郎と名乗る浪人は自分を用心棒として売り込み始める。おりしもやくざの息子の卯之吉が最新式の短銃を持って旅から帰ってきた。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
11月と12月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『漫才ギャング』 11月28日(土曜日)午後2時より
2時間 17分 日本
監督 品川ヒロシ
主な出演 佐藤隆太/上地雄輔/石原さとみ ほか
2011年公開作品。売れない漫才コンビ“ブラックストーン”のボケ担当・飛夫は、ついに相方から一方的に解散を告げられ、ヤケを起こしてトラブルに巻き込まれた末、留置場送りに。そこで出会ったのが、ケンカに明け暮れるストリートギャングの龍平だった。
作品『アポロ13』 12月19日(土曜日)午後2時より
2時間 20分 アメリカ
監督 ロン・ハワード
主な出演 トム・ハンクス/ケヴィン・ベーコン/ビル・パクストン ほか
1995年公開作品。月へ向けて打ち上げられたアポロ13号に事故が発生。3人の乗務員たちは地球へ戻るために試行錯誤し、一方の管制センターでも彼らを無事地球に帰還させようと様々な対策を講じる。原因の究明、次々に起こる不測の事態に勇気と知恵を持って立ち向かったクルーと管制官たちの姿を、実話をもとに描く。
かわさき冬のコンサート開催のお知らせ
昨年に引き続き、この1年に感謝して「かわさき冬のコンサート」を企画しました。今年は和太鼓&パーカッション奏者の片岡亮太(かたおかりょうた)さんとホルン奏者の山村優子(やまむらゆうこ)さんの和太鼓とホルンによる、唯一無二のひびき合いをお届けします。ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。
秋の読書会のお知らせ
今年度の秋の読書会を12月に開催いたします。
今回は『紅梅』(津村節子著)の感想を語り合います。どなたにでも楽しんでいただける催しですので、初めての方もお気軽にご参加ください。
「点字図書館創立者」本間一夫(ほんまかずお)について
ぶっくがいど8月号で、戦時中、点字図書の貸し出しを行なった本間一夫のことを紹介したところ、お読みいただいた方から、もっと本間について紹介して欲しいという声をいただきました。あらためて本間の生い立ちから点字図書館創立までをご紹介いたします。
本間は、北海道の西海岸、小樽よりさらに北にある増毛(ましけ)という漁師町の網元の家に生まれ(大正4年10月7日)ました。5歳の時髄膜炎にかかり、幼くして突然視力を失いました。小樽の眼科医、さらに上京して東京帝大の眼科医にかかりましたが、3年間にわたる治療の効果もなく、大正12年4月、郷里増毛に帰りました。
本好きの本間は、生家で奉公人たちに立川文庫の『岩見重太郎(いわみじゅうたろう)』『塚原ト伝(つかはらぼくでん)』などを読んでもらったり、アルス社発行の『日本児童文庫』全76巻、講談社発行の『少年倶楽部』や、吉川英治『鳴門秘帖(なるとひちょう)』などにも夢中になりました。
13歳になった昭和4年5月15日、函館盲唖院に入学しました。そこで初めて点字と出会いました。当時、学校には数百冊の点字本が備えてありましたが、ほとんどが按摩・鍼灸の医学書で読みたい文芸書はわずかでした。
このような時に、進路を決定づける出会いがありました。一つは、昭和8年3月、日本ライトハウスを創設した岩橋武夫(いわはしたけお)が、函館の教会で、「光は闇より」と題して講演を行い、その話を聞いて「盲人の中にもこのような偉大な人がいる」驚きと羨望の想いにかられたそうです。
二つは、翌年、盲人牧師である熊谷鉄太郎(くまがいてつたろう)が、函館のメソジスト教会で、自らの半生を語った講演です。熊谷は、盲人として初めて関西学院の神学部に入学し、卒業後は全国を伝道し、昭和5年には、サンフランシスコで開かれた盲人国際会議に出席した人でした。努力さえすれば新しい道が開ける、ということを教えられ、ますます新しい道への挑戦心が燃え上がったそうです。
三つは、好本督(よしもとただす)氏の著作を読んだことです。この中に「ロンドンには世界一大きな点字図書館がある。」と書いてありました。これを読んだ本間は、「日本にはまだ点字図書館はない、あってもよいのではないか。こんな立派なやりがいのある仕事がまだ残されている。」と思ったそうです。
読書好きの彼は、日本における点字本の貧しさを、いやという程思い知らされていたので、「後から来る盲人のために、点字図書館づくりを私のライフワークにしよう」と決心を次第に固めていったのでした。
その後18歳で関西学院大学英文科に進学しました。大学には先生として岩橋武夫がおり、本間と一緒に4人の視覚障害者の学生が学びました。
卒業後、昭和14年5月上京。点字図書館を創立するまでの約1年半の間、陽光会の事業に打ち込むことになります。陽光会では斎藤百合を中心として「盲女子たちを幸せにするには、どうしたらよいのか」「盲人たちが晴眼者と肩を並べて堂々と生きていける理想的な社会は、どうしたら築くことができるのか」といった議論が常にたたかわされていました。本間の仕事は、陽光会の月刊誌「点字クラブ」の編集・発行でした。自分たちが作った点字雑誌が、全国数百の同じ悩みを持つ人々の手元に届けられ、読まれるのだと思うと、誇りと満足感が皆の心を一つにしたそうです。
本間は点字図書館創立の思いを純粋な形で出発させることを決断、陽光会を退職し、昭和15年11月10日、25歳という若さで豊島区雑司ヶ谷の借家で、私費を投じて700冊の点字図書を元に「日本盲人図書館」(現日本点字図書館)をスタートさせたのです。
本間が点字図書館を創立して今年は75年目の年を迎えました。当時誰もが想像すらできなかった「サピエ」という電子図書館がある時代になっています。
その原点ともなる、創立の時の本間のメッセージを最後にご紹介いたします。
「権利において、義務において、晴盲(せいもう)二つの世界があくまでも公平でなければならぬ」── 本間一夫
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
10月と11月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『細雪』 10月24日(土曜日)午後2時より
2時間 20分 日本
監督 市川崑
原作 谷崎潤一郎
主な出演 佐久間良子/吉永小百合/古手川祐子/伊丹十三/石坂浩二/岸惠子 ほか
1983年公開作品。昭和13年の春。京都嵯峨の料亭。旧家・蒔岡の4姉妹が花見の宴で一同に会する。4姉妹それぞれの一年間の物語を、三女の縁談話を中心に、四季折々の風物を織り交ぜて描く。
作品『漫才ギャング』 11月28日(土曜日)午後2時より
2時間 17分 日本
監督 品川ヒロシ
主な出演 佐藤隆太/上地雄輔/石原さとみ ほか
2011年公開作品。売れない漫才コンビ“ブラックストーン”のボケ担当・飛夫は、ついに相方から一方的に解散を告げられ、ヤケを起こしてトラブルに巻き込まれた末、留置場送りに。そこで出会ったのが、ケンカに明け暮れるストリートギャングの龍平だった。
映画音声ガイド制作講習会
目が不自由なかた、見えづらくなったかたの中には、「映画が見たい!でも…」と、あきらめていらっしゃるかたはとても多くいらっしゃいます。
「若い頃には毎週のように見たのに……」
「みんなが楽しんでいる映画を、一緒に楽しめたら……」
音声ガイド(音声解説)付きDVDやシネマデイジーは、そんな思いに応えるために、映画に場面や人物などを説明する音声ガイドをつけたものです。
「なつかしい風景が浮かんできました」
「前にみたときには分からなかった場面が、はっきりとわかりました」
「話題の映画がやっと見られました!」
耳で楽しむ新しい映画体験は、映像社会に生きる目の不自由なかたにとって大きな楽しみになっています。
この音声ガイドを作ってみませんか?
川崎市視覚障害者情報文化センターでは、初心者のかたを対象にした音声ガイド制作講座を開講します。
マルチメディアDAISY図書 製作講習会のご案内
マルチメディアDAISY図書とは、本文の文字・画像が音声と同期している電子図書です。高齢者やロービジョン(弱視者)、活字だけでは文の内容を理解しづらいディスレクシア(識字障害)の人々にも一部有効であり、今後の普及が期待されています。
マルチメディアDAISY図書の製作方法を学んでみませんか!!
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
9月と10月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『シュリ』 9月26日(土曜日)午後2時より
2時間 6分 韓国
監督 カン・ジェギュ
主な出演 ハン・ソッキュ/キム・ユンジン
2000年公開作品。相次ぐ要人暗殺事件の謎を追う韓国情報部員の男。彼には素性を隠して付き合っている恋人がいた。やがて彼の身辺にも危険が迫る。驚愕の真相にたどり着いたとき、二人の運命は……。
作品『細雪』 10月24日(土曜日)午後2時より
2時間 20分 日本
監督 市川崑
原作 谷崎潤一郎
主な出演 佐久間良子/吉永小百合/古手川祐子/伊丹十三/石坂浩二/岸惠子 ほか
1983年公開作品。昭和13年の春。京都嵯峨の料亭。旧家・蒔岡の4姉妹が花見の宴で一同に会する。4姉妹それぞれの一年間の物語を、三女の縁談話を中心に、四季折々の風物を織り交ぜて描く。
田辺鶴遊(たなべかくゆう) 創作講談「点字図書館の父・本間一夫伝(ほんまかずおでん)」のお知らせ
わが国で最初に点字図書館を創設した本間一夫の生誕百年を記念して、田辺鶴遊(たなべかくゆう)の創作講談「点字図書館の父・本間一夫伝」を開催します。田辺鶴遊は故・田辺一鶴(たなべいっかく)師匠のお弟子さんです。今年3月に真打になられました。一鶴師匠の代表作、昭和39年東京五輪の参加国をすべて読み上げる「東京オリンピック」も聞けます!皆様のご来場をお待ちしております。
※ご不明点などございましたら、センターまでお問い合わせください。
1978年名古屋生まれ。静岡で育つ。9歳で講談師「田辺一鶴」氏に師事。「チビ鶴」(ちびかく)として初高座。2008年、二つ目昇進。2010年、師匠の田辺一鶴氏が亡きあと、宝井琴梅氏門下となり、「宝井駿之介」と改名。2015年3月真打昇進。宝井駿之介改め田辺鶴遊(かくゆう)へ改名。
読書講演会「室生犀星(むろうさいせい)をめぐる人と文学」開催のお知らせ
センターでは一つの作品を読み、読後の感想や疑問に思ったことなどを語り合う読書会を開催しております。
昨年12月には、実践女子大学短期大学部教授の髙瀨真理子(たかせまりこ)先生をお招きし、作品が書かれた当時の時代背景や作品の解説をしていただきました。参加者から大変ご好評をいただいたので今回、先生のご専門である室生犀星(むろうさいせい)について講演会を企画しましたので、ご案内いたします。
室生犀星(むろうさいせい)は、1889年石川県金沢市で生まれました。『幼年時代』、『性に目覚める頃』などの小説他、数多くの詩集があります。芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)と交流もあり、川崎に近い大田区蒲田に住んでいた萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)とも頻繁に往来していたそうです。作品のみならず、彼の経歴や交流など興味あるお話が聞けると思います。みなさまのお越しをお待ちしております。
【お問い合わせ】 川崎市視覚障害者情報文化センター 岩渕まで
出前センターを行います
センターは昨年4月から新しい建物でオープンしましたが、場所が川崎駅から少し遠いこと、多摩方面からのアクセスに時間がかかることなどから、来所するのに二の足を踏んでいる方もいるかと思います。そこで、我々センターが外に出て行くことが大事と考え、今回企画させていただいたのが「出前センター」です。
図書の貸し出し、各種訓練事業の紹介、便利グッズの展示など、センターのサービスをぎゅっと詰めて、みなさまがお住まいの地域に出かけていきます。日時・場所などの詳細は以下です。近隣にお住まいの方はもちろん、ご興味のある方は是非お越しください!
※予約などは必要ありません。不明点などありましたら、センターまでお問い合わせください。
(電話番号:044-222-1611)
メールマガジンの発行を始めます
このたび、センターでは新しくメールマガジンを発行することになりました。発行は月2回。8月中旬に1回目を発行する予定です。内容は、用具のこと、注目の本のこと、イベントのお知らせなど、最新の情報をいち早くお届けする予定です。また、対象は視覚障害当事者のみならず、ご家族、協力者の方、ヘルパーさん、各種団体など、どなたでも登録可能です。メールが利用できる機種であれば、携帯電話・パソコン・スマートフォンなど何の機種でもOKです。登録は無料です。ご興味のある方は、どうぞセンターまでメールアドレスをお知らせください。みなさまのご登録をお待ちしております。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
8月と9月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『時をかける少女』 8月22日(土曜日)午後2時より
1時間 38分 日本
監督 細田守
原作 筒井康隆
声の出演 仲里依紗/石田卓也/板倉光隆ほか
2006年公開作品。時間を過去に遡ってやり直せる能力に目覚めた女子高生は、奔放にその能力を使っていた。そんなある日、2人の男友達との関係に微妙な変化が訪れる。第30回日本アカデミー賞アニメーション作品賞ほか受賞。
作品『シュリ』 9月26日(土曜日)午後2時より
2時間 6分 韓国
監督 カン・ジェギュ
主な出演 ハン・ソッキュ/キム・ユンジン
2000年公開作品。相次ぐ要人暗殺事件の謎を追う韓国情報部員の男。彼には素性を隠して付き合っている恋人がいた。やがて彼の身辺にも危険が迫る。驚愕の真相にたどり着いたとき、二人の運命は……。
図書整理日とセンター内清掃にともなう休館について
8月14日(金曜日)から16日(日曜日)は、図書整理とセンター内の清掃作業を行なうため休館とさせていただきます。17日は月曜休館となります。ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承ください。
センター長からのご挨拶 図書の疎開と貸し出し
今年は終戦から70年目の年です。毎年この時期になると、戦争を扱ったドキュメンタリーが放映されますが、数年前に何故戦争したのかというシリーズがあり、その最終回では勝てないと分かっていて開戦したリーダーたちを描いていました。一度始めたことを止められない。冷静に分析判断をすることをしない、できない。自分の都合の良い部分だけを見る。その結果、多大な犠牲を強いて敗戦となった。時代はいまその分析と反省もないまま安全保障の議論がされているように思います。
戦禍のなか全国の視覚障害者に点字図書を貸し出しした人が居ます。いまから75年前に、わが国で最初の点字図書館(日本盲人図書館)を開設した本間一夫(ほんまかずお)です。
昭和19年、東京はいつ敵の攻撃にあうかわからない情勢になってきました。点訳者が心をこめて製作した点字図書を、空襲から守り通すため、安全な場所を求めて本を疎開することを決意しました。記録によると茨城県結城郡総上村(いばらぎけんゆうきぐんふさかみむら)にある、お寺を借りることができ、点字図書2300冊、書棚5本、それに家財道具等一切を、ようやく手配したトラック2台に載せて移送させました。点字図書の発送は、本間自らリヤカーを引き、夫人がそばについて梶をとって運び続けました。本の貸し出しは増えるが、郵送袋を作る布が無く、読者一人一人に袋を作ってもらうことでこの窮状を乗り越えたそうです。
緊迫した状況の中でも点訳者たちは、泉鏡花(いずみきょうか)の「照葉狂言(てりはきょうげん)」、永井荷風(ながいかふう)「すみだ川」などを点訳し、戦時色濃厚な殺伐たる中で、本間はこれらの本を、夜を徹して読みふけり深く感動しながら貸し出しを続けました。「あの大戦のさなか、自分の生きることだけで精一杯であった時代、このような人々が存在していたことを知る人は少ないでしょうが、私は日本人の誇りをこめてこれを証としておきたいと思います」と記しています。
昭和20年3月10日、東京大空襲で下町一帯は焦土とかし、事業を続けていくために、本間の生家のある北海道増毛町(ほっかいどうましけちょう)に再疎開することを決めました。4月初め3000冊近くの点字図書とともに、汽車から船、船から汽車と最悪の交通事情の中、郷里へと疎開したそうです。5月26日の午後、東京から電報が届き「図書館全焼、一物も残さず」高田馬場の建物は、すべて灰になってしまったのです。
8月15日、終戦を迎えました。本間は「これで戦争は終った、助かった、という安堵感と、灯火管制から解放されたという喜びがあった。」それからも2年5ヵ月にわたって、増毛(ましけ)から全国の読者に向けて、点字図書の貸し出しを続けたのです。
この頃、東京から届いた点訳書は防空壕の中でロウソクの光のもとで書き続けたという『カラマーゾフの兄弟』全20冊、カリエスを患っていた点訳者が病床で点訳した『風と共に去りぬ』全24冊など、本間にとって言葉ではいい表わせない感謝と、事業継続の大きな励みとなったそうです。
戦中・戦後の混乱期に、これだけの点訳書が奉仕者によって作られたということは、まさに驚異の一語に尽きると思います。
不安と焦燥の戦時下、図書館の灯を守り続けられたのは、本間の点字図書館に対する信念でしたが、この信念を支えたのが、途切れることなく続いた点訳者から届いた点訳書が本間を励まし、図書館を必要とした全国の利用者の方たちが居たからこそだと思います。
本間は平成15年8月1日に87年の生涯を閉じました。今年は生誕百年の年になります。
※本間自らが記した著書、岩波新書「指と耳で読む」をぜひお読みください。点字図書3冊、デイジー図書1枚(6時間34分)があります。ご希望の方はセンター貸し出し担当までお知らせください。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
デジタルで蘇える明治・大正・昭和の音 「歴史的音源」をセンターで公開します
歴史的音源とは?
歴史的音盤アーカイブ推進協議会がデジタル化した1900年代から1950年ごろまでに国内で製作されたSPレコード等に録音されている音楽、演説、公演等を、国立国会図書館では「歴史的音源」というコレクション名で提供しています。
歴史的音源を聴くためには?
国会図書館のホームページから「歴史的音源」専用ページに進むと、すべてのリストの中から音源を検索することができます。そのうち、およそ1,000点はどなたでも自由に聴くことができるものです。また著作権保護のため約48,000点は公共図書館等、配信提供参加館として承認された館内でのみ聴くことができます。川崎市視覚障害者情報文化センターは、今回この承認を受けて、館内のパソコンでお聞きいただけるようになりました。
(参照)国立国会図書館 歴史的音源のページ http://rekion.dl.ndl.go.jp/
どんな音源があるの?
音楽(器楽、声楽、歌謡曲、民謡、唱歌、小唄など)の他に、演劇、演芸の録音(近代劇、歌舞伎、落語、漫才、講談、浪花節など)、演説、講演、実況、効果音など幅広い音源があります。
懐かしい思いで聴いていただくのはもちろん、貴重な歴史の証言や幅広いジャンルの音源は、学術的な研究の資料としても充実しています。
限定公開とは?
著作権保護の関係から、当センター内でのみお聞きいただけるシステムです。どなたでも無料でお聞きいただけますが、録音、コピー等はできません。詳しくは当センターまでお尋ねください。
公開開始 2015年7月22日(水曜日)から
申し込みについて
利用されるときは事前にセンターまで予約をお願いします。
利用時間は開館日の9時から17時の間、1回1時間までとさせていただきます。
館内の指定されたパソコンのみで聞くことができます。
※音源の録音、ダウンロード、複製、配信などはできません。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
7月と8月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『戦場のピアニスト』 7月25日(土曜日)午後2時より
2時間 29分 ポーランド・フランス 他
監督 ロマン・ポランスキー
主な出演 エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/フランク・フィンレイ
2002年公開作品。実在のピアニストの実体験を綴った回想録をもとに、戦火を奇跡的に生き延びたピアニストと、その生還に関わった人々の姿を、静かに力強く描く。カンヌ映画祭パルムドール受賞、第75回アカデミー賞監督賞など3部門、ほか受賞。
作品『時をかける少女』 8月22日(土曜日)午後2時より
1時間 38分 日本
監督 細田守
原作 筒井康隆
声の出演 仲里依紗/石田卓也/板倉光隆ほか
2006年公開作品。時間を過去に遡ってやり直せる能力に目覚めた女子高生は、奔放にその能力を使っていた。そんなある日、2人の男友達との関係に微妙な変化が訪れる。第30回日本アカデミー賞アニメーション作品賞ほか受賞。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
6月と7月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『ALWAYS 三丁目の夕日』 6月27日(土曜日)午後2時より
2時間 13分 日本
監督 山崎貴
主な出演 吉岡 秀隆/堤 真一/小雪/堀北 真希/薬師丸 ひろ子
2005年公開作品。昭和33年東京下町。建設途中の東京タワーの見える自動車修理工場に、少女が東北から集団就職でやってくる。都会になじめなかった少女は、町の人たちのやさしさに触れて心を開いていく。日本が高度経済成長の時代を背景に、ひたむきに生きる人々を笑いと涙で描く大ヒットシリーズの第1作。第29回日本アカデミー賞作品賞ほか受賞。
作品『戦場のピアニスト』 7月25日(土曜日)午後2時より
2時間 29分 ポーランド・フランス 他
監督 ロマン・ポランスキー
主な出演 エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/フランク・フィンレイ
2002年公開作品。実在のピアニストの実体験を綴った回想録をもとに、戦火を奇跡的に生き延びたピアニストと、その生還に関わった人々の姿を、静かに力強く描く。カンヌ映画祭パルムドール受賞、第75回アカデミー賞監督賞など3部門、ほか受賞。
センター長からのご挨拶 恵みの雨
ついこの間、春を待ち遠しく思っていましたが、早いもので6月を迎えました。梅雨の季節に入り、雨に濡れ緑の濃くなった植物が生長するのが楽しく感じます。雨露に打たれる葉に触れた瞬間、雫の一滴一滴は秋の収穫へつながる恵みの雨だと感じています。そんな雨降りの時期にも関わらず、センターには、利用者の方、ボランティアの方たちが絶えず訪れて下さっています。みなさまのご自宅に訪問する職員も、傘を手にセンターから出かけている毎日です。
本年度が順調にスタートして2ヶ月、親しみやすいセンターにするために各種事業に取り組んでいるところです。昨年度の事業についてご報告いたします。
盲人図書館からの業務引継ぎも順調に終え、昨年の4月の開館以来、大きな混乱もなく業務が進んできました。開館当初から、行政・視覚障害者団体・福祉関係等多くの見学者があるなど、新施設への関心の高さがうかがえました。図書利用のみならず訓練・用具関係の利用者も夏以降順調に増え、みなさまの間にも定着してきたのではないでしょうか。
秋以降はさまざまなイベントを開催しました。9月の朗読会では、「初めて生の朗読を聴きました。とても感激しました。この年(あと1年で古希)になっても、いろいろ発見ありで、うれしく拝聴いたしました。ありがとうございます。」と感想をいただきました。
1月の「防災イベント」や「世界のバリアフリー絵本展」などでは地元新聞の取材もあり、地域に密着した意義ある活動となりました。
サービスに関わる事業では、センター登録者が増加し、相談の件数も増えています。多くは生活(用具や機器を含む)、歩行、就労などの相談で、ケースに応じた様々な対応を行いました。訓練が進むに従い、明るい表情と自信に満ちた会話をされるようになる方も多くいらっしゃいました。センターを身近に感じていただき、何らかの良い結果をもたらしていることの手ごたえを感じ取ることができました。
訓練事業が各機関に知られてきたために、区役所の福祉課、相談基幹センター、更生相談所などからの問い合わせや依頼も増え、新しい相談が増えてきました。歩行訓練が終わって次は点字、というように一人の方が複数の訓練に入るケースも出てきました。訓練はセンターへ通所していただくことを基本としていますが、受けられる方の年齢が高かったり、健康上の理由で歩行に不自由を感じている方々にはご自宅へ訪問させていただき訓練を行いました。
11月の訓練生屋外交流会では訓練生11名、職員・誘導者あわせて27名が参加しました。川崎市のバスで小田原の「生命の星・地球博物館」と「かまぼこの里」に行きましたが、車中でのレクリエーションや博物館見学を通じて、参加者の交流が深まりました。さいわい天候にも恵まれ、見学場所も適切で参加されたみなさまからも大変好評であり、充実した行事となりました。隔月で開催している「ぶらぶら会」も、訓練生がお互いの親睦を深め情報交換をする機会として、参加されたみなさまからも大変有意義であるという評価をいただきました。
市内の視覚障害者に対する総合的な情報拠点としての役割を強く任じ、さらにみなさまの支援につながるような取り組みを今後も続けていきます。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
川崎市 資源物とごみの分け方・出し方 音声デイジー版・点字版ダウンロード
川崎市では「資源物とごみの分け方・出し方」の音声デイジー版・点字版を作成しております。このページから自由にダウンロードでき、音声版はお手持ちのデイジー再生機器などでお聴きになることができます。点字版はBSE形式で点字エディタが別途必要になります。是非ご活用ください。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
5月と6月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『レインマン』 5月30日(土曜日)午後2時より
2時間 14分 アメリカ
監督 バリー・レビンソン
主な出演 ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ/バレリア・ゴリノ
1988年公開作品。自由奔放に生きる青年が、父の訃報で久しぶりに帰省し、自閉症の兄の存在を初めて知るが……。次第に心を通いあわせていく兄弟のふれあいを描く。第61回アカデミー賞最優秀作品賞など4部門受賞。
作品『ALWAYS 三丁目の夕日』 6月27日(土曜日)午後2時より
2時間 13分 日本
監督 山崎貴
主な出演 吉岡 秀隆/堤 真一/小雪/堀北 真希/薬師丸 ひろ子
2005年公開作品。昭和33年東京下町。建設途中の東京タワーの見える自動車修理工場に、少女が東北から集団就職でやってくる。都会になじめなかった少女は、町の人たちのやさしさに触れて心を開いていく。日本が高度経済成長の時代を背景に、ひたむきに生きる人々を笑いと涙で描く大ヒットシリーズの第1作。第29回日本アカデミー賞作品賞ほか受賞。
センター長からのご挨拶 新年度を迎えて
春の訪れと同時にセンターも、施設全体が明るく元気に感じられる毎日です。指定管理者として2年目を迎え、新年度がスタートしました。
昨年度は引き継いだ事業を軌道に乗せることを目標として、新しい管理・運営者として責任を持って取り組んできました。利用される人たちが期待するサービスを発展させるとともに、新たな発想による事業転換が実現できるよう努めてきました。本年度も利用者のみなさまの立場に立って、信頼を築き、親しみやすいセンターにするために各種事業に取り組んでいきます。
図書の貸出ではダウンロードサービスやシネマ・デイジー、そしてテキストデイジーの貸し出しなども進めていきます。訓練事業に関しては、昨年度からの継続者を含め、歩行、生活、コミュニケーションなどの各種訓練を行っていきます。また、訪問指導や来所指導といった短期間での訓練指導にも同様に取り組んでいきます。用具販売に関しては、視覚障害者のための日常生活用具と便利グッズの代表的なもの、最新のものなどを展示し、販売を行っておりますが、さらに訓練と連携を密にし、訓練生にこれらの商品を紹介し使用してもらうことでQOLの向上につなげていきたいと考えています。
また、あらたに「映像のまち・かわさき」にちなみ、視覚障害者の人たちにも映画を楽しんでいただくため、センターでも音声ガイド制作への取り組みを計画しています。そのためのボランティアを募り、音声ガイド制作者の養成講座を開催していきます。センターの文化的活動としては、音声ガイド付DVD映画体験上映会や各種コンサートなど、昨年同様みなさまに楽しんでいただけるイベントを企画し開催していきます。
最後にもう一つ。この一年、センターの場所が川崎駅から少し遠いこと、多摩方面からのアクセスに時間がかかることなどから、みなさまにとって使いづらい面があることを感じてきました。今年度は、川崎市各地区において図書館利用、訓練事業、用具についての体験会などを開催して、センターまで足を運ぶことが難しいみなさまにも、よりセンターを知っていただく機会を設けて行きたいと考えています。指定管理者として2年目の年を迎え、昨年度培ってきた関係団体等との連携をより深め、積極的な情報提供と利用者支援を広げていきたいと考えています。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
センターの愛称について
センター立ち上げの時から、名称が長いので愛称を考えて欲しいという声が多く寄せられており、川崎市視覚障害者福祉協会のみなさまと話を重ねて来ました。
これまでに寄せられた愛称をまとめ、センターまつりの場で来場されたみなさまに発表して投票を行い、投票数の一番多かったものを当センターの愛称名として決定させていただくことになりました。
決定した愛称名は次の通りです。みなさまに親しんでいただくようセンターで広めていきます。
センター愛称 アイeyeセンター
※アイには目を英語で表すeyeの他、会い、愛という意味がこめられています。
かわさき春のコンサート開催のお知らせ
みなさまはチターという楽器をご存知ですか?チターは、お琴やギターなどと同じ弦楽器で、チェンバロに似た美しい響きを持つ楽器です。このたび、ドイツを代表するチターの名匠ヴィリ・フーバー氏が来日され、このセンターで演奏をしてくださることになりました。
日本で行う演奏会で、デュオを結成することもあるフルート奏者の綱川泰典(つなかわやすのり)さんと、今回はチェロ奏者の髙橋よしのさん(川崎市在住)も含めて、初めてトリオで演奏をします。
日本やドイツの童謡、民謡、ジャズ、クラシックの名曲まで幅広いレパートリーをこなします。みなさまに楽しんでいただけることは間違いありません。どうぞお誘いあわせのうえ、センターまでお越しください。心よりお待ちいたしております。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
4月と5月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『Shall we ダンス?』 4月25日(土曜日)午後2時より
2時間 16分 日本
監督 周防 正行
主な出演 役所 広司/草刈 民代/柄本 明
1996年公開作品。真面目でごく普通のサラリーマンに、ある日、第2の人生へのときめきが訪れる。社交ダンスをテーマに描くハートフルコメディ。第20回日本アカデミー賞作品賞ほか受賞。
作品『レインマン』 5月30日(土曜日)午後2時より
2時間 14分 アメリカ
監督 バリー・レビンソン
主な出演 ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ/バレリア・ゴリノ
1988年公開作品。自由奔放に生きる青年が、父の訃報で久しぶりに帰省し、自閉症の兄の存在を初めて知るが……。次第に心を通いあわせていく兄弟のふれあいを描く。第61回アカデミー賞最優秀作品賞など4部門受賞。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
3月と4月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『魔女の宅急便』 3月28日(土曜日)午後2時より
1時間 42分 日本
監督 宮崎 駿
声の主な出演 高山みなみ/佐久間レイ/戸田恵子/山口勝平/加藤治子
1989年公開作品。宮崎監督による劇場用長編アニメーション。原作は角野栄子作「魔女の宅急便」。主人公のキキが親元を離れ、知らない町で魔女として独り立ちする姿を描く。
作品『Shall we ダンス?』 4月25日(土曜日)午後2時より
2時間 16分 日本
監督 周防 正行
主な出演 役所 広司/草刈 民代/柄本 明
1996年公開作品。真面目でごく普通のサラリーマンに、ある日、第2の人生へのときめきが訪れる。社交ダンスをテーマに描くハートフルコメディ。第20回日本アカデミー賞作品賞ほか受賞。
音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ
当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
2月と3月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。
作品『しあわせの隠れ場所』 2月28日(土曜日)午後2時より
2時間 8分 アメリカ
監督 ジョン・リー・ハンコック
主な出演 サンドラ・ブロック/ティム・マッグロウ/クイントン・アーロン
2009年公開作品。ホームレス同然の生活からアメリカン・フットボールのプロ選手になったマイケル・オアー選手の実話を映画化した感動的な人間ドラマ。裕福な家庭と黒人少年との、偶然の出会いと深い絆を丁寧につづる。
作品『魔女の宅急便』 3月28日(土曜日)午後2時より
1時間 42分 日本
監督 宮崎 駿
声の主な出演 高山みなみ/佐久間レイ/戸田恵子/山口勝平/加藤治子
1989年公開作品。宮崎監督による劇場用長編アニメーション。原作は角野栄子作「魔女の宅急便」。主人公のキキが親元を離れ、知らない町で魔女として独り立ちする姿を描く。
センター長からのご挨拶 2月(如月)を迎えて
新しい年になり早くも2月を迎えましたが、いかがお過ごしですか。本誌がみなさまのお手元に届き読まれているときには、節分の豆まきの声が遠くに聞こえているのではないでしょうか。
冬はまだまだ続きますが、陽射しを見ると春が近くなっているのかと思います。散歩に出てみて、ほとんど枯れたように見えた木の幹から直接、細い枝をわずかに出し、葉をつけているのを見かけます。春を迎えるため草木も必死に生きようと知恵と力を振り絞っているのがわかります。そんな気配に少しばかり心が「ほどけて」くるので、楽しいものですね。
昨年4月からのセンターを振り返ってみて、図書の貸し出しについておよそ半期で盲人図書館のときの年間利用実績数に迫るものがありました。図書館実績だけではなく訓練事業もそうでした。またコンサートや朗読会などの各イベント開催や、副音声付の定期上映会開催、プレクストーク操作体験会、拡大読書器ほか機器展開催など実施し、大勢のかたがセンターに来て楽しんでいただくことができました。新しくなったセンターには市内の小学生や盲学校の生徒たち、親子連れの見学など活気あふれる日もありました。おかげさまで来月で1年を終えることになります。この勢いで本年も事業運営に取り組んでいく所存です。
さてみなさまは「テキストデイジー」をお聞きになったことはありますか。デイジー図書の一種で、音声ではなく、テキスト(文章)で作られます。普通のデイジー図書は、音訳ボランティアの方などが本を読んで製作しています。「テキストデイジー」は本のテキストデータを入手できれば、とても早く製作できます。しかし、出版社からテキストデータを入手することは難しいので、本を裁断し、スキャナーで読み取り、読み取った画像を文字に変換して、テキストデータを製作します。ただ、このままでは文字の誤変換が多いので、パソコンを使って校正します。このテキストデータを専用のソフトでデイジー編集し、テキストデイジーにします。このテキストデイジーは、デイジー再生機やパソコンなどの端末側にある音声合成機能によって読み上げさせて聞きます。ただし合成音声ですので、漢字の読みが正しくなかったり、イントネーションが不自然だったりして聞きづらいという欠点があります。しかし音声のデイジー図書より短時間で製作・提供できるのが最大のメリットです。図書によっては数週間から1ヶ月程度で製作が可能です。まず、読みたい本が「こんな内容の本なんだ」と理解してもらうのに最適です。
センターでもデイジー編集グループ「デイジー川崎」の協力でいくつかの「テキストデイジー」の資料を製作委託してきました。今年度はあらたに職員も参加して製作技術を勉強しているところです。
以前なら考えられなかった技術の進歩から情報提供のあり方を想うと、提供方法はこれからもっと多様なものに変化して行くのではないでしょうか。書店で新しい本が販売されたら、すぐにテキストデータが入手でき、それをパソコンで自動点訳した点字データや、合成音声を使って読み上げることも可能になるでしょう。技術の進歩とともに図書製作の過程を効率化していくことで、より早く正確な情報を提供できるようになるのではないでしょうか。
最後に当センターも本年度の取り組み目標として上記の時代の流れを踏まえながら、録音、点字ともにこれまで同様、質の高い豊かな資料を提供していきます。
※みなさまのご意見やセンター利用についての声を私あてに直接お送りください。お待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
センター長 小野 俊己(おの としみ)
川崎市視覚障害者情報文化センターまつり 開催のご案内
2月21日(土曜日)に、「川崎市視覚障害者情報文化センターまつり」を開催いたします。センターが普段どのような仕事をしているか、どのような利用の仕方があるかなどを紹介し、視覚に障害のあるかたにとって、有意義で楽しい空間と感じてもらえたらと思います。予定している内容は以下です。
※川崎地区のスターバックスさんによるコーヒーサービスコーナー(無料)あり
【プロフィール】
慶應義塾大学法学部在学中よりイラストレーター、絵本作家として活動を開始する。1986年、失明。その後、全盲のイラストレーター、絵本作家として活動を再開。「児童文芸新人賞」「サンリオ美術賞」「児童文芸家協会賞特別賞」などを受賞。全国での展覧会、著書多数。
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