2025年8月10日 発行
発行責任者 内藤牧
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9月のれきおんクラブは、ご好評いただいているシリーズ企画「れきおんふるさと巡り」の「南東北編」として、福島・山形・宮城の3県にちなむ曲をご紹介します。
豊かな海の幸と山の幸、歴史と風土の中で暮らす南東北の人々の生活には歌が欠かせませんでした。「会津磐梯山」「大漁唄い込み」「真室川音頭」などの民謡や、「牧場の朝」「雪の降る町を」といった名曲など、今回もバラエティに富んだ内容でお送りします。どうぞお楽しみに。
高津区溝口にあります川崎市北部身体障害者福祉会館を会場に、「小説の中の音を楽しむ会」をリバイバル開催いたします。
テーマ図書は2016年に本屋大賞を受賞した、宮下 奈都(みやした なつ) 著『羊と鋼の森』です。
『羊と鋼の森』は、偶然目にしたピアノの調律に魅せられて、調律師を目指す青年の物語です。まずは小説版をデイジー音源で聴き、そのシーンに出てくるピアノ曲を、辻井 伸行 氏などの演奏による音楽CDで聴いてみます。小説の中に出てくる「結婚行進曲」は、メンデルスゾーン作曲のものか、ワーグナー作曲のものなのか。小説の中で演奏された音楽を想像しながら色々な音楽を実際に聴き比べ、小説の世界をもっと楽しみましょう。
おすすめセット第16弾として、期間限定で以下の5つのセットをご用意いたしました。
aは岡っ引きが登場する時代小説です。bは鑑識や科捜研が動かぬ証拠をあぶりだす推理小説です。cのテレビ・デイジーは、音声解説のついたNHKのテレビ番組です。時代劇や現代ドラマなどを取り混ぜてご紹介いたします。dは笑える図書です。クスッと笑える小説や大爆笑のエッセイをご紹介します。eは雑誌の最新号です。健康、スポーツ、料理、経済、文芸などさまざまな雑誌の、2025年6月現在の最新号をご紹介します。各セットにはそれぞれ15タイトルが収録されて、先頭に
目次がついています。
ご希望の方は、お手持ちのカードを添えて当センター貸し出し担当までお申し込みください。各セットの内容はセンターのお知らせページからもご確認いただけます。どうぞご利用ください。
初めての投稿となります。4月から貸し出しアシスタント業務を担当している川内(かわうち)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
川崎アイeyeセンターで働き始めてから5か月が経ちました。職員の方々の熱いご指導のもと、虎の巻をひろげることなく仕事が進められるようになり、「ホッ」と息をついたのも束の間、次の試練が待っていました。それは、このメールマガジン「スタッフルームから」の原稿を「800字程度で、好きなことを自由に書いてください」というお仕事です。何を書いていいことやらと頭を抱えていたところ、貸し出し担当の優しい先輩からアイデアをいただき、そのうちの2つほど拝借させてもらいます。
アマガエル5匹とひょんな出会いがあり、寝起きをともにしています。当初、「カエルは何を食べるのよ?」という問題にぶつかりました。人工餌でいいのかと思いきや、生き餌しか食べないということでゾッとしました。致し方なく、生き餌となるべくコオロギやダンゴムシとまで、一緒に生活することになりました。カエルはゲコゲコ、コオロギはキリキリと合唱し、かなりカオスな状況ではありますが、かれこれ5年が過ぎようとしています。
ほんのり赤くてスッパイ梅干しが好きです。好きが高じ、毎年5キロほど漬けています。6月には容姿端麗な十郎梅を求め、小田原へ買い出しに行きます。梅仕事の流れは、まず軽く洗い、一つずつ丁寧にヘタをとり、塩をまぶして壺に入れると、数週間で梅酢があがってきます。次は、梅雨が明け晴天が続く日を見計らい、三日三晩外干しします。あとは、半年ほど壺の中でお休みいただけば、出来上がりです。材料は梅と塩と太陽。一体、梅を梅干しにしようと考えついた人は誰なのでしょうか。「ありがとう」と伝えたい。自分の健康は梅干しのおかげかなと、今日も美味しくいただきます。
好きなことを自由に書くということは、これでいいのかと不安ではありますが、そろそろ800字は超えたころでしょうか……。
こんな私ですが、お見知り置きいただければ幸いです。
皆様こんにちは。歩行訓練士の田村です。
先日、岡山市で行われた日本歩行訓練士会の夏季研修に参加してきました。年に2回、夏と冬に大きな研修があり、毎回開催場所が変わります。研修内容も都度変わりますが、私たちがどのような研修に参加しているのか、一部ご紹介いたします。
今回の研修では、前半に歩行支援機器について発表がありました。歩行支援機器はAIの発達もあり、様々な機械やアプリが出てきています。メルマガ235号に出ていた「あしらせ」もその1つです。歩行訓練士を対象としたアンケートを基に、歩行訓練士が支援機器をどのように取り扱っていくのが良いのかを考える発表でした。
それから、私も「早期に訓練を開始するために」と題して、早期にセンターとつながってもらうための取り組みと歩行訓練の事例を発表しました。
後半の演習では、「街ブラ企画」として、岡山の街を歩きました。グループに分かれ、それぞれ設定された目的地まで歩きながらルートを検討します。どんなルートを提案し、必要な練習は何になるか、気を付けるポイントはどこにあるかなどをグループ内で話し合います。訓練士ごとに「どう説明するか」や「練習の組み立て方」に多少異なる部分があり、表現の幅や他の訓練士がどのように情報を整理しているのかを知る機会となりました。
このような研修を通して、より良い訓練を提供できるようこれからも勉強してまいります。
本誌10日号は、偶数月に「訓練担当コラム」、奇数月に「カワサキ・用具の窓」を掲載していましたが、9月10日号より2つを統合した新しいコーナー「ちょっと便利な毎日へ」を始めます。心豊かな生活につながる情報をお伝えできればと思いますので、お楽しみに。
戦後80年の夏です。先日、ある90代の利用者様が私にお話しくださいました。「戦時中は、ご近所で出征が決まれば、地域の方が神社に集まって、そこのおうちの方がお赤飯を炊いて、お皿なんてないから、手のひらにちょっとずつ分けて皆でお祝いして。小田急線の1番後ろの車両が兵隊さんの車両だから、それに乗って戦地に赴くのを日の丸の旗を振って見送ったのよ」。お一人お一人が生きてこられた重みを受け止め、今を生きる歩行訓練士の自分に何ができるのか、この夏も考え続けたいと思います。
来週は、飛び石の開所日となります。明日10日から18日までの間で、10、13、14日の3日間は開所しております。ご迷惑をおかけします。
厳しい暑さが続きます。熱中症にはくれぐれも気をつけて、この夏をなんとか乗り切ってください。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
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メールマガジンは ここまでで終わりです。