2024年12月10日 発行
発行責任者 杉山雅章
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新年1月は「フォスターとホームソング」と題して、懐かしく、さわやかな心にしみる名曲をお届けします。
戦後、ラジオから聞こえてきた「ホームソング」。ご家庭で、学校で、職場で、世代を超えて愛し、歌われてきた名曲が、遠い日の思い出と共に蘇ります。
今回は二部構成として、ホームソングの原点ともいえる「スワニー河」「夢路より」など、アメリカ音楽の父・フォスターの名曲を揃えた第一部と、戦後のラジオ歌謡やABCホームソングなどのラジオ番組で紹介されたオリジナル曲を特集する第二部でお届けします。新春にふさわしい美しい歌の数々をお楽しみください。
「体と心をほぐすエクササイズと、生活を便利にする視覚障害者用具を体験してみよう」
首、肩、膝などお悩みどころをほぐすリラックスストレッチを椅子に座って30分おこないます。自宅でも体を動かす習慣ができるように、上級パラスポーツ指導員(日本パラスポーツ協会公認)で当センターの視覚障害当事者職員がやさしく指導いたします。
後半は、白杖や郵便物など印刷物を読み取って音声で教えてくれる最新の活字文書読み取り機器を体験していただきます。当センターの歩行訓練士と当事者職員が白杖歩行や生活上のお困りごとも伺います。同じ視覚障害を持つ方が直面しているお困りごとを共有し、知恵や工夫を教え合い、また一緒に考える場にしたいと考えます。ぜひお気軽にご参加ください。
当センターでは、川崎市内に在勤・在学・在住の方に、サピエ図書館にコンテンツのあるデイジー図書のダウンロードサービスを行っております。SDカード・CFカードをご自身で用意していただき、お好きな図書・雑誌を当センターでダウンロードしてお渡しいたします。
今回は、おすすめセット第15弾として、期間限定で以下の5つのセットをご用意いたしました。
各セットの詳しい内容は貸し出し担当までお問合せください。また当センターのお知らせページからもご確認いただけます。ご希望のかたは、お手持ちのカードを添えて貸し出し担当までお申し込みください。
日本テレビ小鳩文化事業団が制作する点字付き小鳩文化カレンダーを、今年も無料配布します。2025年のテーマは「風景を感じる」です。
現在、お申し込みを受け付け中です。より多くの方のお手元に届くよう、おひとり様2部までとさせていただきます。
また、りそなグループ発行の点字付きカレンダーも配布中です。縦約70センチ、横約50センチの大判サイズ1枚もので、サイズが大きいため来館でお渡しします。
ご希望の方は、センターまでご連絡ください。
恒例のロービジョン・ブラインド川柳コンクール(主催:株式会社パリミキ)は見えにくさを感じている方部門、メディカル・トレーナー部門、サポーター部門の3つの部門から応募可能です。たくさんのご応募をお待ちしています。
メルマガご愛読の皆様、こんにちは。スイーツ斉藤です。1年ほど前のスタッフルームでの出来事です。
私の向かいの席は訓練班期待の星・Tくんで、Tくんの両隣リがFモト氏とHグチ氏というラインナップです。この3人は机の上が…ダークサイドです。ある日、Tくんが「ちょっと片付けようかな」と整理し始めました。それを見たHグチ氏が「あれ?キミ片付けようとしてる?」と言い出し、Fモト氏も「えっ、なに?片付けるの?」と乗っかってきました。Tくんが「はい、ちょっと時間が空いたから」と手を動かします。「ヌケガケって、いやいやキミがそんな人だと思わなかったな」「Hグチさんに賛成。どしたの急に」とやる気になっているTくんを言葉巧みにダークサイドへ引き戻そうとします。「でもSヤマセンター長にも言われてるし」と悪びれずに答えるTくんを「キミひとりだけズルくない?」「ここのラインのバランスってものもあるしさ」とダークな個性派Hグチ氏とダークな正統派Fモト氏が追い込みます。まったくもう、ホント悪い先輩たちだな。
負けるな、Tくん!片付けの手を止めてはいけない!がんばれ、Tくん!キミは正しい!はたしてTくんは無事片付けることができたのでしょうか!大事なことなのでもう1度言いますが、1年ほど前の話です。でも実話です。
3人とも忘れてるだろうな。
皆様、こんにちは。iPhone、パソコン訓練担当の田中です。私が2年前に全盲になる直前、iPhoneのボイスオーバー(画面のテキストを読み上げてくれる機能)を知りました。ボイスオーバーを知る前までは、電話をかけたりメッセージを送信するのをSiri(話しかけるだけでスマホの操作をおこなってくれる)に頼る状態でした。便利なSiriですが、この機能だけでは目が見えていた時のような操作までは到底補えません。そこでボイスオーバーの仕組みやジェスチャーと呼ばれる指の操作を勉強しました。徐々にではありますが、読み上げた音声の聞き取りとジェスチャーに慣れていき、一つ一つできることが増えていきました。電話、メール、メッセージ、ラインはもちろん、ユーチューブなども使用できます。ボイスオーバーを使い始めた頃、自分の操作で電話がかけられたり受けたり切ったりできた時の喜びは今でもよく覚えています。大変便利なiPhoneですが、ここでおすすめのアプリを紹介いたします。
「Seeing AI」ダウンロードは無料です。iPhoneのカメラを使用して、テキストなどを取り込んで読み上げてくれます(どこから送られた手紙なのかなどの確認にも使えます)。また紙幣認識(現在は旧紙幣のみ)や、色の認識や、光の強弱を音で知らせるなどの機能付きです。(注意)テキストを読み込む際は、大事な情報の取り扱いに注意が必要です。
そしてもう一つのアプリをご紹介します。「言う吉くん」ダウンロードは無料です。iPhoneのカメラを使用して新紙幣も対応した紙幣識別アプリです。テキスト表示と音声読み上げをしてくれます。(注意)消音モードでは読み上げません。
ダークサイドの1年後、どうなったでしょうか。読者の皆様の想像にお任せしますが、後輩は先輩の背中をみて育つことを肝に銘じます。
さて、私は毎年この時期、武蔵小杉のベーグル&ベーグルのシュトーレンベーグルを買いだめし、冷凍して少しずつ楽しみます。本誌でも何度か登場しているお店ですね。シュトーレンはわりと高価ですが、ベーグルならリーズナブルで、私は好きな味です。
センターの職員の間では、風邪が流行っています。皆様も年末に向けてお気をつけてお過ごしください。いよいよ今週末はセンターまつりです。皆様のお越しをお待ちしております。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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ファクス :044-222-8105
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