川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第267号

2026年9月10日 発行
発行責任者 稲垣直子


目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 「CDで聴くクラシック音楽講座」のご案内

第20回 モーツァルト(その3)
~オペラの代表作・「フィガロの結婚」と「魔笛」~

 モーツァルトの3回目は、いよいよ、彼が最も力を入れたオペラから、傑作中の傑作と言える2曲を取り上げます。ドタバタ喜劇ではありますが、その中に深い人間への洞察力を秘めた「フィガロの結婚」。モーツァルト最後のオペラで、ファンタジーでありながらどこか哀感の漂う「魔笛」。この対照的な2曲を比較して聴くことによって、現在まで多くの人を魅了してやまないモーツァルトのオペラの魅力に迫ります。

演奏曲目
モーツァルト作曲「フィガロの結婚」、「魔笛」
日時
10月3日(土曜日)13時30分から15時30分
定員
46名・先着順
申込締切
9月26日(土曜日)17時

(2) サピエ利用停止のお知らせ

 9月14日(月曜日)から10月1日(木曜日)の間、視覚障害者等情報総合ネットワーク『サピエ』が、データセンター移転のため、利用停止となります。
 当センターへの貸し出し等のご希望は受け付けますが、図書の貸し出しまでにお時間をいただくことがあります。また、おすすめセット以外のダウンロードサービスは、この間、停止といたします。
 皆様にはご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解とご協力をお願いいたします。

(3) スイフトアイが変わりました!

 iPhoneアプリの一つで、撮影した写真をAIが解析し、写っているものの状況を音声で知らせてくれる「スイフトアイ」について、8月末に行われたアップデートで画面構成や機能が大きく変わりました。また、料金プランも見直され、無料で使える範囲にも一定の制限がかかるようになりました。使い方について極端に難しくなったということはありませんが、今後しばらくアプリの大幅な改良が継続的になされていくことも予想されています。詳細につきましては、訓練担当の石川までお問合せください。


2 スタッフルームから/「センターの一番暑い夏」

 メルマガご愛読の皆様こんにちは。スイーツ斉藤です。センターの2大アクシデントと言えば、昨年12月の全館停電と、今回のクーラー故障でしょう。停電の時は本部日点で作業ができましたが、今回はそうはいきませんでした。この顛末を私、スイーツ斉藤目線でお話ししたいと思います。

 事の始まりは、7月31日金曜日です。前日まで何の異変もなく、その日もいつも通りに出勤しました。「おはようございまーす」…あれ?常にあわてず騒がず涼やかな金子さんの様子がいつもと違う。私の視線に気づいたのか金子さんが「クーラーが壊れちゃったみたいで…」とスイッチを指さします。えっ?いつもは緑色のスイッチが、二つとも真っ赤に点滅しています。ウルトラマンか!何これ、絶対ヤバいやつだ。クーラー15台全滅!

 金・土・日の最初の3日間が一番大変で、日曜当番だった庄司さんが「日曜は逃げ場がなくてめちゃくちゃ暑かった」とインタビューに答えてくれました。この3日間は隣のこども文化センターが貸してくださったものも含め、6台の扇風機がスタッフルームの熱気をかき回してくれました。土曜日には1階や2階の空いている部屋を貸してくださり、クラシックCD講座は2階に変更、映画会は早々に中止が決定しました。翌週にはスポットクーラーが設置され、「ふくふく」の空き室提供もあり、交代で涼しい部屋に行き、作業ができました。本当にありがたかったです。

 スタッフルームにいると「暑い…」と心の声がもれてしまうのですが、7月28日に起きた熊本地震で被災された方々のことを思えば「センターには水もあるし、電気もある」「そうそう、文句言ったら罰が当たる。頑張ろう!」と澤村さんと立ち話。

 幸いなことにこの間夏休みもあり、休み明けには奇跡的に直ってて、涼しい~ってならないかなと思っていたのですが、安藤さんが「そんな奇跡はね、起こりません」とバッサリ。それでも8月中は直らないと言われていたのに、最速で直してくれて25日の午後には完全復旧しました。業者さんありがとう!

 こうしてセンターの暑い夏は終わりましたが、このハチャメチャな3週間はメンバー共通の思い出として、さらに絆を強めてくれたと思います。まあ喉元過ぎれば…ですけどね。


3 ちょっと便利な毎日へ その1/「AIに見せて、聞いてみた」

 歩行訓練士の田村です。前回、AIを使う際に気を付けたいことについて書きました。今回は、スマホアプリ「Gemini」の便利な使い方を2つ紹介します。なお、「Gemini」を使用するときはグーグルアカウントが必要です。

1. 自動販売機で商品を選ぶ

 「Gemini」のチャット欄に自動販売機の写真を添付して、「この自販機には何が売ってる?」と聞いてみました。すると、商品名や種類を教えてくれました。続けて「麦茶はどこにある?」と聞くと、「上から1段目の右から1番目と2番目です。値段は120円です」と答えてくれました。
 ただ、レモンスカッシュを梅スカッシュ、缶コーヒーをおしること勘違いするなど、まだまだ完璧ではありません。

2. 落とし物を探す

 「Gemini」には、会話のようにリアルタイムでやり取りする機能があります。カメラをオンにすると、映っているものについてAIに質問することができます。例えば、印鑑などの小物を落としたときにも役立ちます。転がっていったと思う方向にカメラを向けて「印鑑はどこにある?」と聞くと、「椅子の足の近くの床に落ちていますよ」と、大体の場所を教えてくれました。「方向と距離を教えて」と続けて聞けば、「左手の前方、1メートルくらいのところに落ちています」と、 おおよその位置を答えてくれます。
 このように、気になった部分を追加で聞くことができるのもAIの便利なところです。ときどき間違えるお手伝いさんとして使ってみてはいかがでしょうか。


4 ちょっと便利な毎日へ その2/「おふたりの利用者様に趣味を伺いました」

 「ヘビーユーザーY」です。視覚障害者になってから、「趣味はなんですか」と聞かれることが多くなりました。私は、オーディブル(オーディオブック)を聴くことだと答えています。
 リラックスしているときや寝る前だけでなく、洗濯物をたたんだり、お皿を洗ったりするときにも「ながら聴き」をしています。「あなたは上位5%のユーザーです」と表示が出たほど、毎日聴いています(笑い)。
 ミステリーが好きで、先日亡くなった東野圭吾さん、また、湊かなえさん、中山七里さん、米澤穂信さんなどの作品を楽しんでいます。人気ランキングから選ぶこともあり、映画やドラマ化された作品の原作がランクインしていると、それを聴くこともあります。これが意外とおもしろく、目が不自由でもドラマを観ているような感覚になります。
 事業を継続するためには、有料であることも必要だと思っています。月額1,500円であれば、十分満足しています。

 「電車通勤H」です。私は、ポッドキャストを聴くことを趣味の一つにしています。毎日の電車通勤の中でよく聴きます。体力の衰えを感じることもありますが、いつも活力をもらっています。好きな番組は「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」と「安住紳一郎の日曜天国」です。後者は、TBSラジオの2時間番組を短くまとめて配信したものです。今日は気楽に聴きたいなと思えば安住さん、好きな歴史を学びたいときはコテンラジオと、気分にあわせて選んでいます。
 ヘビーユーザーYさんがオーディブルを勧めてくださったことがきっかけで、私も最近聴くようになりました。子育てや仕事に役立つ本を中心に楽しんでいます。サピエも併用し、状況に応じて選んでおり、生活の中に心地よい変化を与えてくれています。


5 編集後記

 私もコロナ禍のステイホームをきっかけに、オーディブルやポッドキャストを聴くようになりました。ポッドキャストとは、インターネットで配信される音声番組のことで、スマートフォンなどで手軽に再生できます。活字であれば気合を入れて読まなければ頭に入りにくいような内容でも、ポッドキャストなら家事をしながら「ながら聴き」ができ、今では私のライフスタイルのひとつとして定着しています。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


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