川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第265号

2026年8月10日 発行
発行責任者 稲垣直子


目次

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1 ニュース&トピックス

(1) 「れきおんクラブ」のご案内

 9月のれきおんクラブは、ご好評いただいている「れきおんふるさと巡り」の「大阪・京都編」です。
 歴史と文化の街、大阪・京都は長い伝統と豊かな暮らしに彩られた、世界に誇る都です。そんな古都から生まれた「祇園小唄」「河内音頭」などの民謡、「道頓堀行進曲」「月の法善寺横町」「大阪ブギウギ」などのヒット曲、そして義太夫「御所桜」、歌舞伎劇「曾根崎心中」、与謝野晶子朗読による「組曲 源氏物語」といった、れきおんならではの音源をたっぷりご紹介します。
 どうぞお楽しみに。

日時
9月5日(土曜日)13時30分から15時30分
定員
46名・先着順
申込締切
8月29日(土曜日)17時

(2) おすすめセットのお知らせ

 当センターでは、川崎市内に在勤・在学・在住の方に、サピエ図書館にコンテンツのあるデイジー図書のダウンロードサービスを行っております。SDカード・CFカードをご自身で用意していただき、お好きな図書・雑誌を当センターでダウンロードしてお渡しいたします。 今回は、おすすめセット第18弾として、期間限定で以下の5つのセットをご用意いたしました。

  1. 人気作家の競演!時代小説15
  2. 推理小説の最高峰・江戸川乱歩賞受賞作15
  3. 音楽やミュージカルを楽しむシネマ・デイジー15
  4. ハードボイルドはお好き?大藪春彦賞受賞作15
  5. 古代の神々や星座にまつわる神話15

 各セットの詳しい内容は貸し出し担当までお問合せください。また、お知らせページからもご確認いただけます。

 ご希望の方は、お手持ちのカードを添えて貸し出し担当までお申し込みください。このサービスなら、返却期限を気にすることなく読書をお楽しみいただけます。どうぞご利用ください。

お申し込み・お問い合わせ
貸し出し担当 藤本・庄司まで

(3) 小学館が新サイト「小学館のアクセシブル・ブックス」を公開

 近年、法整備が進んだことなどを背景に、読むことに困難のある方に配慮したバリアフリー図書や、障害・アクセシビリティをテーマにした出版物が増えてきています。一方で、こうした本をまとめて探せるサイトは少なく、必要とする方へ情報が届きにくいという課題がありました。
 このたび小学館が公開した新サイトは、バリアフリー図書や、障害・バリアフリー・アクセシビリティへの理解を深める書籍「アクセシブル・ブックス」を紹介したものになります。
 サイトでは、「本の種別」や「困りごとの種別・対象別」といったタグから、目的に合った本を簡単に絞り込むことができます。これらの本を探している方、関心のある方は、ぜひご活用ください。


2 スタッフルームから/「三三と書いてなんて読む?」

 点訳担当の浦野です。久しぶりに落語の話をしようと思います。

 問題です。漢数字の三を2つ並べて「三三」。これをなんと読むでしょうか。

 答えは「さんざ」。私の好きな落語家・柳家三三(やなぎや さんざ)師匠です。

 三三師匠は、柳家小三治師匠のお弟子さんです。小三治師匠は数年前に亡くなられましたが、私が落語好きになったのは、中学生の頃に小三治師匠の「ろくろ首」を聞いたからです。小三治師匠が出演する寄席や落語会には三三師匠が多く出演しており、自然と三三師匠を聞くようになりました。

 落語会のチラシを人に読んでもらうことがあるのですが、「さんざ」と読める人はなかなかいません。「さんじゅうさん」「さんさん」「さんざん」。「みみ」と読んだ人もいました。もっとも三三師匠はまくらで「ミミちゃんと呼んでください」などということもありますから、あながち間違いではありませんが。

 さて、今年の4月、三三師匠の独演会に行ってきました。会場は紀伊國屋ホール。地下鉄新宿3丁目駅直結の紀伊國屋ビルにあるので、全盲の私でも1人でたどり着けます。タイトルは「三三の新三(さんざのしんざ)」。「髪結新三」を演じるのでこの舌を噛みそうなタイトルになったのですね。「髪結新三」がどんな話かは割愛しますが、悪党どもの掛け合いの迫力を楽しめる演目で、当日も堪能できました。

 話を戻します。開場時間に受付に着き、案内係の方に誘導をお願いしようとしたその瞬間、「ご一緒しましょうか」という声。ほかのお客さんからの声掛けでした。少し迷いましたが、ありがたくお願いすることにしました。すると、席までの誘導から休憩時のロビー移動、終演後まで付き添ってくださったのでした。偶然にも帰る方向が一緒だったので、落語談議に花を咲かせながら電車に乗りました。私より年上の方でしたが、若い頃に小三治師匠にはまり、今は三三師匠を聞いているとか。大変親近感のわくお話で、小三治師匠の思い出や三三師匠のすばらしさなど非常に盛り上がりました。最後におすすめの落語会を教えていただいてお別れしました。

 寄席や落語会に1人で行くと、時々このような出会いがあります。見ず知らずの方と落語談議ができることを心のどこかで願いつつ、今日も落語会に足を運びます。

追記

 そんな三三師匠の図書が点字2巻で完成しました。『風まかせ十二カ月 柳家三三の落語つれづれ』です。デイジーは他館で完成、3時間51分です。


3 ちょっと便利な毎日へ/「自分で管理できる防災用品を」

 訓練担当の石川です。7月28日、熊本県で大きな地震が起きたことは、皆様もご存じのことと思います。そこで、今回は、最近わたしが少しずつ始めた自宅での災害対策について発信してみたいと思います。

 一つ目は、在宅避難を想定した、自宅の中の対策です。ティッシュや、缶詰、水などの生活必需品は、必要な分より少し多めに購入し、使った分を補充していくというローリングストックを心がけることにしました。また、救急セットや薬、汗拭きシートなどの衛生用品も、使用期限をこまめに確認して入れ替えていくことにしました。

 二つ目は、非常持ち出し用の荷物を準備することにしました。なるべくリュック一つにまとまるように、食品や簡易的な食器、床に広げるマットなど、少しずつ買いそろえているところです。

 インターネットなどで調べると、様々な防災用品のセットが販売されており、防災について詳しい専門家がどのような対策をしておくべきか情報発信しています。そういった正しい知識を習得しておくことは必要ですが、それと同時にわたしが大切にしているのは、自分で管理できる防災用品を備えることです。全盲であるわたしの場合、自分で操作ができる懐中電灯やラジオ、自分で開けられる缶詰、自分が普段使い慣れているはさみといったように、災害時でも使い慣れている物を扱える方が自分を救うことになるとともに、ストレスも軽減します。さらに、非常持ち出し用の食品や除菌シートなどには、点字で使用期限やパッケージ内容をメモしておくと、自分で管理しやすくなります。皆様もぜひこの機会に、自分自身でできる防災について、検討されてみてはいかがでしょうか。


4 編集後記

 先日、臨時号でお伝えいたしましたとおり、当センターは館内の空調設備の故障により、現在、全室で冷房が使用できない状況となっております。暑い中ご不便をおかけし、まことに申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
 また、今週のセンター開所日は、本日9日、12日、13日の3日間です。どうぞご注意ください。
 熊本の地震に、心を痛める日々が続いております。自分たちにできる備えをしっかりと行い、日々の業務に丁寧に向き合ってまいります。皆様も、厳しい暑さが続いておりますので、どうぞご無理なさらずお過ごしください。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


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