2026年7月25日 発行
発行責任者 稲垣直子
目次ここまで
祝日、図書整理日およびセンター清掃日のため、11日(火曜日)と14日(金曜日)から16日(日曜日)まで休館とさせていただきます。12日(水曜日)と13日(木曜日)、18日(火曜日)以降は平常通り開館いたします。図書利用のご希望などはお早めに。
利用者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほど、お願い申し上げます。
8月は、アメリカ映画「サウンド・オブ・ミュージック」を上映いたします。
センターには以下の点字番組表が定期的に各放送局から届きます。センターからも配布できますので、ご希望の方はお問合せください。
3月31日をもってNHKラジオ第2放送が終了し、多くの番組はラジオ第1とFM放送に移りました。この機会にNHKラジオの番組表をご覧になってはいかがでしょうか。
なお、「視覚障害ナビ・ラジオ」はNHK FM土曜午前11時20分から11時50分までの放送になりました。
貸し出し担当の大森です。この夏、皆様はどのような休日を過ごされますか?私は夏が近づく度に、毎年どう過ごそうかと思案しますが、実際にはあっという間に過ぎ去り、昨年の夏休みは何をしていたのか、全く思い出せないことが悲しいです。そこで、私にとって理想の夏休みの過ごし方とはどのようなものなのか、私なりに考えてみました。
まず、海外で(ヨーロッパ方面で1か月位)過ごす。そこでカフェ巡りをする。現地でしか味わえないスイーツを堪能する。庭園を散策し深呼吸する。美術館でお気に入りの画家の絵を、時間を気にせずに見る。デパートでそこでしか買えない、かわいい雑貨を買う。いつの間にか語学がペラペラになっていて現地の外国人と友達になっている。青を基調としたおしゃれな内装の、少しリッチなホテルに泊まる。現実を完全に忘れて夢のような景色を味わう。
しかし、現実の過ごし方は、部屋の片づけ・近場でのランチ・ユニクロで買い物・録画しておいた、たまったビデオを見る・近くのカフェで読書をするなどです。今年もまた海外には行けそうもないので、現実的な休日を過ごすことになりそうです。知り合いの何人かの方に、どのような夏休みを過ごすのか聞いてみました。すると、かき氷を食べに行く。花火を見に行く。実家に帰る。映画を見に行く。コンサートに行く。などの回答でした。現実の過ごし方の中にも考えようによっては心にゆとりが生まれ、プチ旅行をしている気分が味わえるものもあり、決して悪くはないのですが、いつかは心の底からリフレッシュするために、理想の過ごし方をしてみたいと思います。
点訳担当の浦野です。先日友人に勧められてSF小説を読みました。今回はその本『プロジェクト・ヘイル・メアリー』について書いてみようと思います。
「ヘイル・メアリー」とは「アベ・マリア」と同じ意味だそうです。また、アメリカンフットボールの試合最終盤、負けているチームが一発逆転を狙ってゴールに向かって投げるロングパスを「ヘイル・メアリー・パス」と呼びます。アメフトファンの私の知る限り、成功することはめったにない、運を天に任せた「神様お願い」パスということでしょう。
この物語では人類が存亡の危機に瀕します。それを打開するため、宇宙に向かってロングパスを投げる、それが「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。この程度の予備知識を持って、この本を読み始めました。
物語の冒頭、主人公のグレイス博士は昏睡から目覚めます。ベッドの上にいて、天井にはコンピュータ制御のロボットアーム。どうやら昏睡状態を管理してくれていたようです。なぜここにいるのか、彼には記憶がなく、同じ部屋には男女の死体。一つ上の階には科学実験室。そして、彼はある科学実験をします。その結果が私を惹きつけます。ううん、もっと書きたいけれど、これ以上書いたらネタバレだよと言われそうな気がします。
グレイス博士は科学実験などを通して自分が置かれた状況を推理していきます。そして、徐々によみがえる記憶。現在パートとグレイス博士の記憶パートによってこの物語は進行していきます。そう、このグレイス博士が人類存亡の危機を打開するキーマンなのです。
物語中盤には大きな展開が待っています。思わずそう来るか!と言ってしまいました。これもネタバレになりそうなので、詳しくは書かないことにしておきます。訳者あとがきの言葉を借りるなら、「大きな科学的飛躍」です。ここからは物語の味わい方がちょっと変わる印象です。でも面白い。ハラハラドキドキワクワクの連続。私を惹きつけ続けます。
はたしてグレイス博士は人類を救うことができるのでしょうか。そして、物語中盤で生まれたもう一つのミッションも達成されるのでしょうか。
冒頭に書いた宇宙へのロングパスですが、私が想像していたよりも大幅に長いパスでした。これも「科学的飛躍」かもしれません。
皆様に紹介するにあたり、一つ気になったことがあります。この本には多くの科学的描写が登場します。私は理系出身なので何とかついていけましたが、そうでない人も楽しめるのでしょうか。しかし、私にこの本を勧めてくれた友人は文系人間です。おそらく「そんなものか」と受け入れながら読んでいけば問題ないのでしょう。それでも読み進められる魅力が、この物語にはありますから。
本作は今年の春に映画化されました。タイトルは原作と同じ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」です。私の友人も、映画化で話題となったため原作を読んでみたということでした。
映画の方も気になっていたのですが、見る機会を逃してしまいました。しかし、7月からAmazon Prime Videoで配信が開始されたのです。音声ガイド付きはないのかと調べましたが見つからず、ガイドなしの音声にHELLO!MOVIEのガイドを組み合わせて視聴しました(動画にCMが入ると音声ガイドがずれる可能性はありますが)。超大作の原作のエッセンスが見事に再現されていて、原作を読んだときの興奮が蘇りました。科学の話が大幅にカットされているのが私には物足りないのですが、こちらの方がわかりやすいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
夏の風物詩、プロレスリング・ノアのイベントまで1か月ほどになりました。申し込み締め切りは8月1日(土曜日)まで、イベント当日は8月23日(日曜日)16時です。ご希望の方はお早めに。
いよいよ夏本番。某スタッフは、家族でプールにいく計画を立てていましたよ。皆様はどのような夏を過ごされるのでしょうか。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
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