2026年2月25日 発行
発行責任者 内藤牧
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3月は、日本映画「アヒルと鴨のコインロッカー」を上映いたします。
本イベントは、企画展「袴田京太朗 隠された、」関連イベントです。
目の見える人、見えない人、見えにくい人が、ナビゲーターや学芸員と一緒に対話しながら作品を見るワークショップです。作品の印象や感じたことなどについて、様々な言葉を交わしながら鑑賞しましょう(※詳しい作品解説は行いません)。
申込方法や詳細は川崎市市民ミュージアムのホームページをご覧ください。
貸し出し担当の藤本です。いつの話だったか、スタッフルームにて「(当センター録音製作担当)橋口さんはゲームとかやるの?」と誰かが言うのです。それで、橋口さんは「あまりゲームはしないんですが、あえて言えばナンプレぐらいですかね。」と答えるので、私は横で、ほうほう橋口さんはナンプレをやるのか。ベトナムだったかタイだったか、ナンプラーという調味料があったなぁふむふむなどと思ったものです。
ナンプレそのものは、ナンバープレイス、あるいは数独といった名前でも呼ばれる、数字を埋めるパズルのようなものです。9×9マスの中に、縦横それぞれ1から9の数字が重ならないように入れる。かつ、その中に含まれる3×3マスの中でも1から9の数字が重ならないように入るとき、空欄には何の数字が当てはまるか、というものです。ニコリという出版社から多くの問題が出されていて、点字毎日にあるものをご存知の方もいらっしゃることでしょう。
さて、橋口さんがひっそりとナンプレに勤しんでおられるならば、不肖藤本、遅ればせながらこれに倣おうというわけで、私もスマホのアプリでやってみることにしたのです。ところがこれがまた、なかなかどうして思うようにいかぬのです。ここのマスに入るのは、2か5。こっちのマスに入るのも2か5。えーいどっちじゃーい!どっちかなんだったらどっちかだ、えいやー!と適当に2などと入れようものなら、ぶー、違っているのです。いえ、50%の確率で当たることももちろんあるのですが、はずれるとなんだか残念な気がしてくるのです。紙でやれば、あとから矛盾が出てくるのでしょうが、スマホでやるとすぐに不正解を指摘されて、残念である自分を指摘されたかのような気持ちになってくるわけです。あないみじ、残念なる藤本。
やっていくうちに学んだのは、「思いつきで数字を入れないこと」「わからないうちに結論を急がないこと」「わかってから答えを入れること」という至極もっともなことわりなのでした。やっていると、なーんとなくここは8、のような気がするのです。が、それが誤りのもと。そうではなくて、ここには8しか入らないと決まるまで数字を入れない忍耐。あるいは、外堀を埋める他への対処。それこそが正解へとつながる道と知るわけです。
ゲームで忍耐と辛抱を学んでいたとは、橋口さん。いや、もうちょっと気軽に楽しんでいるのだろうか。とかく小難しく考え込まずにはいられない藤本は、飄々とした橋口さんがどのようにナンプレに取り組むかに思いを馳せつつ、今日も新しい問題を解くのでした。
点訳担当の浦野です。
皆様はマンガを読みたいと思ったことはないでしょうか。マンガの話題は日常的に耳にしますが、視覚障害者にはなんとなく縁遠いものかもしれません。
実は「サピエ図書館」にはマンガの点訳や音訳が登録されています。点訳・音訳ともに『鬼滅の刃』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などがあります。
さて、話題は少し変わりますが、最近では一般書の中にもマンガやイラストが多用されるようになりました。以前は省略することも多かったのですが、文脈上必要だったりおかしさを添えてくれたりと、省略するのは惜しい場面もあります。
そこで、手探り状態ながら点訳してみることにしました。マンガを本格的に点訳している他施設の方にお話を伺ったりしながら、徐々に事例を増やしています。
具体的には、セリフを基本にしながら、適宜状況説明を補ってストーリーが理解できるようにしていきます。コミックス1冊を点訳するにはまだまだ経験が足りませんが、できる範囲で点訳に取り入れたいと考えています。
そこで今回は、一部にマンガなどを含む、当センターの点訳図書を紹介します。「サピエ図書館」にデイジー図書がある場合は情報を付記しますが、マンガ部分をどのように処理しているかは未検証です。
2月14日の漫才公演にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。漫才公演は初めての企画でしたが、皆様に楽しんでいただけたようでホッとしております。生の演芸を味わう喜びを感じていただけたなら幸いです。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
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