2025年11月25日 発行
発行責任者 内藤牧
目次ここまで
12月29日(月曜日)から1月3日(土曜日)まで休館となります。年内の図書の貸し出し希望については、12月27日(土曜日)まで受付いたします。当センターの所蔵で在庫のある図書、サピエ図書館にコンテンツがある図書については年内に発送します。他館所蔵のものは取り寄せとなりますので、発送が年明け以降になる場合があります。
年末は郵便が混雑し、到着までに時間がかかる傾向があります。お早めにリクエストをくださいますよう、皆様のご理解とご協力をお願いします。
12月は、アメリカ映画「トイ・ストーリー」を上映いたします。
点訳担当の浦野です。
以前にも書きましたが、私は食事の大半を外食か持ち帰りのお弁当・お惣菜に頼っています。けれど、だんだんと行くお店が固定化されてしまいました。特に魚料理の選択肢が少ないように思います。そこで新たな食事調達手段を考えました。
私が目を付けたのは、nosh(ナッシュ)というサービスです。インターネットで注文すると、定期的に冷凍のお弁当が届くのです。インターネットで広告をよく見かけますし、テレビCMも流れていたと思います。耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
noshの申し込みを始めると、まずは配送間隔と食数を選ぶことになります。配送間隔は1週間、2週間、3週間の中から選びます。私が注文した時には4週間の選択肢があり、私はこちらを選択しました。しかし、このコースは本誌配信時点で廃止されています。食数は6食、8食、10食から選びます。食数が多いほど1食当たりの単価が安くなるのですが、お試しと思い6食を選びました。なお、6食の場合の1食単価は700円強です。
続いてメニューを選びます。肉料理、魚料理などのカテゴリを選び、その中から希望のメニューを6つ選びました。メニューが多くてかなり迷いましたが、魚料理5食とカレー1食に決めました。
最後に配送先などの個人情報を入力すれば注文完了です。配送日時指定もできます。私は月曜日の午前中を指定しました。以後、指定した間隔ごとに、同じ曜日の同じ時間に届くことになりますが、変更や1回スキップもできるようです。ちなみに、私の所にはクール宅急便で届きました。送料が1000円強かかりましたが、これは地域によって異なるそうです。
配達の当日、受け取った箱は思っていたより小さいものでしたが、開封するとパックが6つ入っています。わが家の冷凍庫には余裕で収まりました。
パックを触ってみると、大きな1区画と小さな3区画に分かれています。これを電子レンジで温めればおいしいおかずが楽しめます。注文時は意識していませんでしたが、このパックにはご飯が付いていません。ですから、ご飯は自分で炊かないといけません。あるいはスーパーやコンビニでパック入りのご飯を買ってもいいでしょう。
まだ2食しか食べていませんが、大変おいしくいただきました。パックを触って予想した通り、メインのおかずに副菜が3品付いていました。
読者の皆様の中にもこのようなサービスを利用されている方はいらっしゃるでしょうか。情報をいただければ幸いです。
ちなみに私はnoshの回し者ではありません。念のため。
音訳・音声ガイド担当の橋口です。突然ですが、皆様は図書館にどんな期待をされていますか。最近の公共図書館はオープンでお洒落な施設が増えてきました。かたや点字図書館は郵便の利便性に支えられてきた背景がありますので、どちらかというとクローズドな印象を持たれてしまうのかもしれません。
図書館にどんな期待をするかですが、「本と出会う場」だけでは、私は弱いような気がしています。やはり「ワクワクする存在」であってほしいですよね。
この夏、愛知県の長久手市中央図書館で開催された「ひらめきの図書館」というイベントに参加してきました。ただ図書を紹介するだけではなく、音楽付きおはなし会があったり、糸綴じの製本体験があったりなど、企画自体も魅力的ではありましたが、斬新かというとそうでもない気がします。そのような中で、私が興味深く見学させていただいたのは「常設展」でした。
「虹の本棚」という棚がありました。本の背表紙を赤から紫の順番に並べて、綺麗な七色のグラデーションを作っている棚です。また、「どうぞのたな」という棚がありました。この棚には不思議なことに本が一冊しか置いてありません。あとは、一筆箋のようなデザインのしおりと鉛筆が添えてあるだけです。趣旨を説明するボードがあったので、読んでみました。「ここにある本は、自分の持っている本と交換することができます」。面白いルールです。一筆箋のしおりは、置いた人がその本の思い出を綴って挟み、次に手にする誰かに送る手紙代わりのものでした。読書と関係ないじゃんと思われるかもしれませんが、本には読む以外にそのような交流の用途があってもいいのではないかと、そう思っています。
点字図書館だと、何ができるでしょうか。読書だけの本じゃなく、プラスアルファの価値をつけたサービスを提供するため、ここでどう実現するか日々試行錯誤しているところです。
いよいよセンターまつりが近づいてまいりました。12月13日(土曜日)にふれあいプラザかわさきの1階から3階を会場に行われます。今回はセンターまつりを支えてくださるオブリガードと視障協(川崎市視覚障害者福祉協会)の企画をご紹介します。まずはオブリガードから。
川崎市内の音訳ボランティアによる本の朗読や朗読劇などの「聞いて聴いて朗読ミニライブ」を、当日11時より開催いたします。以下に演目をご紹介いたします。
かざぐるま:「さんまいのおふだ」(松谷 みよこ 作)
さんざし:「バスに乗って」(重松 清 著)
ひいらぎ:「高瀬舟」(森 鴎外 著)
水車の会:「ファーストレディ 阿久利赤穂浪士外伝」(岩崎 久留美 脚本)
※当日の登壇は順不同となります。
目の不自由な人に欠かせない文字「点字」。むずかしそうに見えますが、点字には決まったルールがあるので、ルールがわかれば読んだり書いたりすることができます。点字の五十音表を見ながら、点字器を使って点字を書いてみましょう。
ささやかな点字のプレゼントもご用意しています。
音声を聴きながら操作するパソコンやiPhoneを体験してみよう!画面を見なくても一般的なパソコンやiPhoneの操作ができます。パソコンでは画面を隠して文字入力、iPhoneでは印刷物を読み上げたり、写真で撮影したそのシーンをどのように説明してくれるかなどを体験してください。
また、「OK!グーグル!」と声をかけて指示を出すだけで、ニュースや天気予報、音楽を聴くことができるグーグルホームが体験できます。お試しあれ!
※点訳・ICT共通
続いて、視障協の企画です。
3階交流室では当事者による各種相談を実施します。また、2階和室では同協会会員によるワンコインマッサージを、10時から13時まで受けられます。
温かい食べ物が恋しい季節となりました。私のお気に入りはやよい軒のチゲ定食。熱いお鍋に入ってくるので見えない人には難易度高めですが、私は果敢にアタックします。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
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公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
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