2025年6月25日 発行
発行責任者 内藤牧
目次ここまで
7月は、イギリス映画「オードリー・ヘプバーン」を上映いたします。
センターには以下の点字番組表が定期的に届きます。センターからも配布できますので、ご希望の方はお問合せください。
点訳担当の浦野です。新しい紙幣が出回るようになってかなり立ちましたね。皆様は新紙幣に慣れたでしょうか。
さて、先日健常者の友人と話していて、紙幣の識別マークの話になりました。紙幣の種類を指で触って区別できるマークがありますが、そのことに触れたとき、私ははたと気づきました。新紙幣になってその識別マークも切り替わりましたが、私はまだそのマークを覚えていないのです。特に五千円札と一万円札の区別ができません。
そう、私の今の生活では、現金を使う場面があまりありません。財布の中に紙幣は入っていますが、それを取り出すことはほとんどないのです。
読者の皆様の中にもキャッシュレス決済を積極的に使っている方はいらっしゃると思います。特にSuicaなど、ICカードの電子マネーは便利ですね。私の場合、何種類もの決済手段を利用していて、その場で一番得な支払い方法を選択します。私がキャッシュレスを使う理由はお得だから。つまり、ポイントなどの還元の多い支払い方法をその場に応じて使い分けるのです。
ここからはキャッシュレス決済の話。私の場合は大きく分けて3種類あります。
1. QRコード決済
有名なのはPayPayですね。私が主に使っているのは楽天ペイ。しかし楽天ペイは使えない店舗も多いため、そのような場合はPayPayを使います。この支払い方法のデメリットは、スマホの操作が必要だということです。スマホのロックを解除してアプリを立ち上げるのはちょっと手間です。お店によってはこちらで金額を入力しないといけないこともあります。ですから、レジが混んでいるようなときは、この方法は使いにくいです。
2. アップルペイのタッチ決済
これはiPhoneを端末にかざすだけ、気軽に使えます。代表的な支払い方法はSuicaなどの交通系電子マネーですが、私のアップルペイには複数の電子マネーとクレジットカードが登録されており、これらを使い分けています。
3. プラスチックカードの決済
上記が使えず、プラスチックカードのクレジットカードしか使えないというお店もあります。そういうときのために現物のクレジットカードを数枚持っています。
詳しくは書きませんが、私の使っている決済手段は10種類近くあります。こうなるとちょっと管理も大変で、読者の皆様には笑われてしまいそうです。私の中ではちょっとしたゲーム感覚なのですが、もう少し整理した方が良いですね。そして現金とも仲良くしないと。せめて識別マークくらいは覚えたい。そんなことを思った休日の午後でした。
貸し出し担当 藤本でございます。6月12日(木曜日)に、第173回芥川賞・直木賞の候補作がそれぞれ発表となりました。中でも芥川賞候補作である『トラジェクトリー』の著者、グレゴリー・ケズナジャットさんに私の目は釘付けです。ここ最近、純文学たる芥川賞に日本語を母語としないかたも食い込むようになってきました。今回は外国人が日本語で書いた図書をご紹介します。あえてどこの国のご出身かは述べません。ご希望は貸し出し担当まで。
内容:外国から京都に来た青年の日常や、周囲の扱い方に対する違和感、その中で生きる不安や葛藤等を「きみ」という二人称を用いた独特の文章で内省的に描く。日本語を母語としない著者が紡ぐ、新しい感性による越境文学。第2回京都文学賞受賞作。
内容:カトリック信者の私が、なぜ、靖国神社を参拝するのか?高校生のときに交換留学生として来日して以来、日本と深くかかわってきた日本研究者が、日本人の知らない「日本の素顔」について語る。
内容:日本が好き、和の美と心が好き。それが僕の原動力-。北欧に生まれ、語学講師として来日。ドラマ「カムカムエヴリバディ」出演で大注目の庭師の素顔に迫る本格自伝。
内容:海外からやってきた全盲の青年は、どうやって日本語を身につけたのか。 本を読むことすらできなかった彼が、日本語で文章を書くまでの苦闘を語る。
以上、4タイトルのご紹介でした。ちなみに芥川賞・直木賞の結果発表は2025年7月16日(水曜日)の予定です。
不定期掲載のこのコーナー、今回は「おすすめ音楽」です。
「おすすめ音楽」と言われてもいろいろな切り口がありそうです。「このジャンルやアーティストがおすすめ」「この配信サービスがおすすめ」、そして音響機器などにこだわる方もいらっしゃいますね。そこで、以下について、原稿を募集します。3項目のうち、どれか1つにお答えいただいても、複数にお答えいただいてもかまいません。
※全体で100字程度にまとめていただければ幸いです。短くても結構です。
センター代表メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
※件名を「おすすめ音楽」としてください。
※本誌の送信元アドレスにはメールを送れませんので、このメールに返信しないようにお願いいたします。
7月15日(火曜日)までに投稿いただければ幸いです(電話も可)。皆様の投稿をお待ちしております。
「ついに当センター近くに“どこでもドア”ができました。センターからドアまでの歩行訓練をご希望の方はご連絡ください。」
約3か月遅れのエイプリルフールです。これは先日のスタッフルームでの会話から生まれたもの。その会話は以下の通り。
「ドラえもんがいたら完璧な歩行支援の道具を出してほしい」
「そもそも“どこでもドア”があったらすべて解決、歩行訓練もいらなくなるのでは?」
「でも、アニメのように個人宅にまで入ることができたら、セキュリティが心配」
「駅のように公共空間にドアを設置して、そのドア間を移動するのが現実的では?」
「それならドアまでの歩行訓練は必要だね」
皆様もこんな風に想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。そのときのスタッフルームは大いに盛り上がりました。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。