2025年2月10日 発行
発行責任者 杉山雅章
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3月はご好評いただいているシリーズ企画「れきおんふるさと巡り」第4弾、「中国・四国編」です。太平洋、瀬戸内、日本海の豊かな海、そして間を隔てる山地によって多彩な気候と風土に恵まれた中国・四国地方に暮らす人々の思いを、ゆかりの音楽で巡ります。「よさこい節」「金毘羅船船」「貝がら節」などの民謡や、琵琶による平曲「壇の浦」、音楽落語「桃太郎」、そして平和を祈る広島の願いなどを、貴重な音源でお届けします。お楽しみに。
来年度にセンターで開催する恒例イベントスケジュールをお知らせします。1月30日の読書会以外は、すべて土曜日の開催です。近くなりましたら、本誌をはじめ各種センター広報媒体でご案内いたします。
上半期の上映作品がついに発表です!この瞬間はいつもドキドキします(笑)。映画を選ぶって、「おもてなし」みたいですね。おもてなしは「無難」ではなく、「個々の満足」に近づけるものだと思います。ですので、人気な時代物を年中やればいいということではないのでしょう。次年度はアニメやドキュメンタリーも加えています。今日の映画はどんなのだろう?そうワクワクしながら、足を運んでいただけると嬉しいです。(担当:橋口)
下記は、日程と上映作品です。
下半期の開催日は、10月25日、11月22日、12月27日、1月24日、2月28日、3月28日です。年間で計12回開催します。
3月15日(土曜日)から、南武線は運転士が車掌を兼務するワンマン運転を開始します。すでに東急線の一部でもワンマン運転は実施されており、人手不足などを背景に今後も広がっていく見込みです。これを機に、ホーム歩行の訓練を受けておかれることをお勧めします。
総務会計担当の安藤です。何気なくユーチューブの動物動画を見ていると、大きなプールにアザラシ達がのんびりプカプカ浮いている様子が目に飛び込んできました。そのゆるーい映像の名は「アザラシ幼稚園」。オランダにある、病気や怪我をしたり、親とはぐれてしまった赤ちゃんアザラシを、保護・治療・リハビリを経て海にリリースする活動をしている施設の24時間ライブ配信のことをいいます。アザラシを見て癒されるのは勿論なのですが、それ以上に、画面上のチャットで生まれる仲間内でしか通じない用語が、ユーモアとセンスに溢れていてとても面白い。上手いこと言うなあと思うものばかりで、ついつい見てしまいます。
幼稚園なので、アザラシ達は「園児」と呼ばれ、屋外プールに時々飛んでくるアオサギを「サギ園長」、カモメを「カモメ監視員」と呼びます。このカモメ監視員は、アザラシの餌をさらっていきます。子供たちは餌を奪われないようにする術をここで学びます。
アザラシは、水面に顔だけ出して垂直に浮かんでいることが多いです。その姿はまさに「茶柱」。そこから、この動画のファンは「茶道部員」と呼ばれます。新しく入った園児は「新茶」、プールの汚れは「茶渋」、水を抜かれたプールは「湯呑み」と言います。スタッフが健康チェックなどでアザラシを捕まえることを「茶摘み」と言うのはなんだかかわいらしいです。プールの外で寝そべる子を「のざらし」、それが雨に打たれていると「あまざらし」、雨降りで配信映像にモザイクがかかった状態は「もざらし」。アザラシの何段活用でしょうか。プールにアザラシがいない状態を「白湯(さゆ)」、白湯状態の時にサギ園長やカモメ監視員だけがいる状態を「鶏白湯(とりぱいたん)」。鶏白湯はとてもレアな光景なので、見られたらラッキーと言われています。部員が短歌を詠めば「ナイス式部!」、俳句を詠めば「ナイス芭蕉!」と掛け声がかかります。
そして、リハビリを終えたアザラシを海に返す動画は「卒園式」と言います。これらはほんの一部。ご興味を持たれた方は、「アザラシ幼稚園」「用語集」で検索してみてくださいね。
皆様、こんにちは。iPhone、パソコン訓練担当の田中です。私が2年前、全盲になる直前までの期間、ほとんど見えない中でパソコン操作をしており、メールやエクセル、ワードなど四苦八苦しながら仕事で使っておりました。画面を拡大してもマウスのカーソルはどこをさしているのか全く分からない状態でした。これ以上見えなくなったらパソコンは使えないし、仕事も辞めなければならないと覚悟していました。本当に未来が見えない時でした。
ちょうどその頃、川崎アイeyeセンターでパソコンの画面読み上げソフト「PCトーカー」を知りました。この出会いは私にとって衝撃的な出来事でした。入力した文字を読み上げてくれますし、画面上の選んだところを読み上げてくれます。そして何よりマウスを使わずキーボード操作だけで、今まで目が見えていた頃と変わらずパソコンが使用できます。※写真などは読み上げてくれません。
この「PCトーカー」を使いこなせれば仕事も辞めなくて済むかもしれないと希望が出てきました。以降、休職をしたのち、川崎アイeyeセンターで、タッチタイピングを習い、その後は四ッ谷にある職能開発センターでワードとエクセルなどを習得するために通所しました。あきらめずしっかり練習すれば復職や転職もできる可能性が高いです。
ところで、私がプライベートでよく使っているソフトを紹介します。有料ですがソフト名は「My News Neo」です。大手新聞社から地方紙、専門誌など閲覧でき、ラジオも聴けます。インターネット検索をするより簡単に情報が収集できますよ。
「今日、ケバブる?」ランチタイムに時々飛び交うセンター用語です。Fモト氏が見つけてきた八丁畷駅近くのケバブ屋さん。12時を知らせるチャイムと同時に、ケバブサンドを食べたいと思った職員が、他の職員の希望を取りまとめて買いに走るのです。お店は踏切を越え、駅前のお肉屋さん脇の細い路地「なわて横丁」を進んで右側にあります。職員の間では鶏肉か豚肉か意見が分かれる謎肉と、今や高級食材になったキャベツの千切りがモリモリで600円。辛口ソースも選べて、美味しいですよ。ケバブ丼など他のメニューもあり、店内でも食べられます。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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