2025年1月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
2月は、日本映画「あ・うん」を上映いたします。
通常2時間で行われる「小説を楽しむ会」ですが、今回は前半を触察イベントとして、鶴見大学文学部の元木章博教授に触ることの奥深さなどを存分にお話いただきます。後半は、綾見洋介著『その旅お供します 日本の名所で謎めぐり』をテーマに、「小説の中の形を楽しむ会」を開催します。
内容:バー「トラベラー」の常連客で歴史学者の青年は、バーの客の旅に同行し、そこで起こる不思議な出来事を解決してみせる。厳島の海辺の穴の正体、古墳の密室から消えた少年…。世界遺産検定1級の著者が描くトラベルミステリー。
皆様、こんにちは。事務担当の金子です。
新年を迎え、今年は何をしようかと考えました。大きな目標というよりも小さなこと、何かあるかなと思ったところです。
そこで、昨年の「初めて」を振り返ってみました。まず思い浮かんだのは、蓄音機。所用で出かけた先、金沢の蓄音機博物館に興味がわいて、訪れました。料金310円、入る時から好感触です。蓄音機は、1877年に当時30歳だったエジソンが発明した機械です。この時の日本は明治10年、西南戦争の頃のはなしです。動力のゼンマイを手でグルグル回す。ストッパーをずらすとレコードの回転が始まる。レコードの溝に針をやさしくそーっとおろす。音楽が流れる…。実演コーナーでは、形や大きさの異なる様々な蓄音機の聴き比べができました。音の振動が立体的に感じられ、歌と演奏の聞こえ方にも違いがあることに感動を覚えました。説明員の言葉を借りれば「音を浴びる」体験です。普段、イヤホンを通して音楽を聴くスタイルとは異なる感覚で、心地よい時間でした。次の用事のため、滞在時間は約30分。もう少し楽しみたかったので、蓄音機で音楽を聴かせてくれるお店に行くことを、今年することの一つにしようと思います。
また、昨年は初めてラグビーの試合観戦にも行きました。全くの素人ですが、チケットを手配してくださる方からのお誘いを受け、ありがたい機会なので出かけることになりました。しかし、何も分からないままではもったいないので、急遽、ラグビーについて勉強することに。インターネットで検索すると、初心者向けのルールについて解説した動画がありました。短い動画ですがポイントを押さえた説明で、私には分かりやすいものでした。とても助かりますと動画に感謝して、いざ観戦。向かった秩父宮ラグビー場はグラウンドと観客席との距離が近く、選手の声や、鍛え上げた筋肉質の体がぶつかり合う「ドンッ」という力強い音もよく聞こえて、迫力満点。選手とボールの動きの素早さや、大柄な選手がスクラムを組んで押し合う様子など、初心者なりに楽しむことができました。
そこで、選手のような丈夫な体は作れないけれど、体の左右のバランスを整えるために、今年は利き手ではない手を使ってみようと思いました。まずは、みかんの皮剥きから。当然、うまくいかず時間がかかる。やりがいがあって面白くなりそうです。
貸し出しの藤本です。物書き芸人さんと言ってぱっと思いつくのは、2015年に『火花』という作品で芥川賞を受賞した又吉直樹さんでしょうか。サピエを探してみると意外な人が本を書いていらして、どれほどおもしろいのかおもしろくないのか、興味がそそられるものです。今回は、そんな芸人さんが書いた図書を紹介していきたいと思います。
内容:「消えた」「死んだ」と揶揄されがちな一発屋。彼らは今この瞬間も、精一杯足掻きながら生き続けている。一度掴んだ栄光を手放した人間の“その後”に、「髭男爵」の山田ルイ53世が迫る。
内容:「インパルス」板倉俊之が、5年近くの歳月の澱を絞り出したエッセイ集。日常生活で起きるさまざまな物事を、機知とユーモアに富んだ文章で書き綴る。
内容:ジムに行くけどお腹はぽっこりのままの私、ジムで腹筋が割れてスタッフに間違われる同僚、天然すぎる後輩…。芸人・バカリズムが、架空の女性(OL)になりきって書いた、可愛くて、おかしい女子ワールド。
内容:航空券予約サイトで見つけた、たった1席の空席。何者かに背中を押されたかのように2016年夏、ひとりキューバへと旅立った「オードリー」若林。慣れない葉巻をくわえ、芸人としてカストロの演説に想いを馳せる旅エッセイ。
内容:お金が尽きると、夢が尽きる-。自らがビジネスモデルのデザインまで行い、「エンタメ=夢」を実現し、「生きるお金」を生み続けている「キングコング」西野亮廣による、“生きるための説明書”。
1リスナー様から以下のような投稿がありました。そこで、「読者の声」を募集します。
皆様の好きなラジオ番組を聞かせてください。私はNHK第1の「ラジオ深夜便」から毎朝の「ふんわり」を聴いています。
特におすすめなのは、土曜日12時45分からの「国語辞典サーフィン」です。国語辞典にも個性があるそうですよ。こんなコーナーもあります。街頭インタビューで、「動物園」の意味を説明してもらいます。リスナーには「動物園」ということは伏せられていて、何の説明をしているのか想像しながら聴くのです。
以前はTBSラジオの森本毅郎さん、毒蝮三太夫さん、小沢昭一さん、秋山ちえ子さんをよく聴いていましたね。
※すべてNHK第1
2月15日(土曜日)までに投稿いただければ幸いです(電話も可)。皆様の投稿をお待ちしております。
1リスナー様、投稿ありがとうございました。私も「国語辞典サーフィン」聴いてみました。パーソナリティはサンキュータツオさん。漫才師でありながら落語にも詳しいかたという印象でしたが、こんな一面もあるのですね。皆様のおすすめも楽しみにしています。
サピエ停止が2月5日(水曜日)に迫っています。サピエを直接ご利用の方、読みたい図書は前日までにダウンロードしておきましょう。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
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