川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第223号

2024年11月10日 発行
発行責任者 杉山雅章


目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 市役所前交差点の変更について

 市役所第2庁舎跡地と本庁舎側に隣接する道路は、広場と歩行者専用道路として一体的な整備が進められています。これに伴い、本庁舎と隣の第2庁舎跡地をつなぐ現在の横断歩道が廃止され、市役所通りの連続的な歩道空間として整備されます。
 そのため、11月4日から27日まで「信GO!」(高度化PICS)の信号情報提供が一時停止になりますのでご注意ください。本庁舎と第3庁舎の横断(市役所通りの横断)の際、音響信号(ピヨ、ピヨピヨ)は継続されます。

(2) ブラインドワールド!2024のご案内

 視覚障害をもち困難に直面している人にむけて、必要な情報を届けるとともに「あなたは一人ではない」ということを伝え、小さな一歩を踏み出すきっかけの場になることを願って開催されるイベントです。
 おもな内容は、視覚障害者のためのお役立ち講座(初心者向け)「100円ショップをあなどるなかれ!便利な商品のご紹介2024!」、視覚障害者のための相談会&体験会&機器展示会「かなエール」、視覚障害者同士の交流相談スペース「一緒にお話ししませんか」、市民ボランティア団体の紹介や各種情報コーナー「見えるかたも、見えない見えにくいかたも、一緒に!!」です。ぜひお越しください。

日時
12月1日(日曜日)10時から14時
会場
逗子文化プラザ市民交流センター
京浜急行逗子・葉山駅より徒歩2分/JR逗子駅より徒歩5分
お問い合せ
ブラインドワールド実行委員会
電話番号 080-5095-5763

 詳細は、ブラインドワールド!2024 公式サイトをご確認ください。

(3) 劇団四季ミュージカル「ふたりのロッテ」に無料でご招待

 日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」・第48回クリスマスチャリティー公演のご案内です。藤沢市点字図書館のご厚意で当センターに対して、12組24名様をご招待いただきました。劇団四季のミュージカルを味わってみませんか。

日時
12月20日(金曜日) 開場13時・14時開演・16時終了予定
会場
藤沢市民会館大ホール
JR・小田急「藤沢駅」から徒歩10分、無料駐車場あり(満車時は近隣の有料駐車場をご利用ください。)
※ JR川崎駅からJR藤沢駅までは東海道本線で約30分です。
お申込み・締め切り
11月30日(土曜日)17時までに、2名1組で当センターまでお申し込みください。(車いす使用者も申し込みできます。)
応募多数の場合は抽選とさせていただき、結果は当落に関わらずご連絡します。
なお、指定席チケットは、当日会場受付でお渡しします。

注意事項


2 スタッフルームから/「公園ではなかなか出会えないこと」

 総務会計担当の安藤です。センターがお休みの月曜日。近所のスーパーに車で買い物に出かけるくらいで、ほぼインドア生活を送っています。その日は絶好のお出かけ日和だったので、たまには自転車に乗って出かけようかしらと思い立ち、帽子をかぶっていざ出発。少し走ったところにある、大きな都立公園の中をゆっくり走っていると、こんな放送が聞こえてきました。

 「ただいま、東京都からの要請により、これからドクターヘリが公園に着陸いたします。公園中央には近寄らないようにお願いいたします。」

 なんですと!驚きと共に、思いもよらない事に遭遇できると思ったら、不謹慎にもワクワクが止まりません。続けて「15分から20分ほどで到着します」という放送が入りました。これはもう待つしかありません。自転車を止め、ベンチに座って、ヘリコプターの到着を見届ける態勢を整えます。

 最初の放送から15分ほど経ったころ、公園上空にヘリコプターが飛来、ドクターヘリです。するとまた「あと15分から20分ほどで到着します」と放送が。この放送直後、あらゆる方向からサイレンが近づいてきたかと思うと、沢山の消防車がわらわらと集まってきました。車から降りて来た消防士がスルスルとホースを伸ばしたかと思うと、ホコリをおさえるためか、ヘリが着陸する場所へ放水を始めます。陽が照っていたので、水しぶきに虹がかかり、見ている子どもたちは大喜び。ひと通り放水が終わり、これで準備万端。集まった多くの人々が上空のドクターヘリを見上げて待つこと数分。すると、ゆっくり動き出したかと思ったら、あろうことか遠ざかっていくではありませんか!?遠巻きに今か今かと着陸を待っていた野次馬たちは、何が起こったのか分からずザワザワ。するとまた放送が。

 「東京都より、ドクターヘリ着陸の要請が取り下げられました。ご協力、ありがとうございました」

 「なーんだ」という空気の中、消防の素早い片付けと三三五五戻って行く様を見送り、野次馬たちもそれぞれの日常に戻っていきました。陽気に誘われて出てきた私でしたが、そのまま帰宅。ヘリの着陸を見られず残念でしたが、なんだか面白い休日でした。


3 ようこそ、第8回センターまつり/「一緒にみつけよう!夢中になれる瞬間を」

 12月14日におこなわれるセンターまつりは、外部の方々の出展やご協力をいただいています。今年のお楽しみ企画をご紹介します。

 まず「音戦宅球(おんせんたっきゅう)」の体験会です。「音戦宅球」は、飛んでくる球の方向とタイミングを音を頼りにスマホの画面をタッチして打ち返す新感覚のサウンドスポーツゲームで、音だけでプレイできるので視覚に障害があっても気軽に楽しめます。開発メンバー・Tanysのサポートもありますので、どなたでも参加いただけます。(スマートフォンの台数に限りがありますので、混み合った場合には整理券を配布させていただくことがあります。)

 アイコサポートの体験会もおこないます。アイコサポートは、遠隔のオペレーターがスマホカメラに写った映像や位置情報を声でお伝えする有料サービスです。研修を受けた社員が視覚障害者の生活面を支えるため、目の代わりになってサポートを行います。ぜひ体験してみてください。

 用具機器展では、センスプレーヤー、ブレイルエモーション40のエクストラ、ルーペや遮光眼鏡の光学堂、ゆうちょ銀行と三井住友銀行の通帳情報が読めるようになったエンジェルビジョンデスクトップリーダーのシステムギアビジョン、iPhone支援機器「Rivo3」のラビットの4社が出展します。

 以上は、2階の会場でおこないます。

 3階会場では、神奈川県網膜色素変性症協会によるピア相談があります。悩みを抱えなかなか周りに理解してもらえず困っているなど、ちょっと話してみて心を軽くしてみませんか。相談は予約制のため、直接団体にメールでお申し込みください。10時から15時40分までの枠で、1枠は40分です。メールのタイトルを「川崎アイeyeセンターまつりピア相談申込希望」として、以下にお申し込みください。

 メールアドレス info-jrpskanagawa@rp-k.com

 恒例の日本盲導犬協会による盲導犬体験も、3階でおこないます。

 それから、今年は2つのパン屋さんの出店があり、2階と3階で午前中に販売を行います。セルプきたかせのかふぇあんてろーぷと青丘社のパン工房Andanteです。毎年大人気で、どちらも売り切れ次第終了です。早めにお買い求めください。晴天を祈りつつ、たくさんの企画を用意してお待ちしております。


4 編集後記

 厳しい残暑を乗り越え、ようやく秋の深まりを感じられる季節となりました。利用者様から教わった秋のレシピをひとつご紹介します。お米を通常通り炊飯器にセットして、上にさつまいもを洗ってそのまま1本のせ、塩昆布をひとつまみ入れてスイッチオン。炊きあがってほぐせば、さつまいもご飯の出来上がりです。新米がおいしいこの時期、我が家の定番メニューになりました。お試しあれ。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


メールマガジンのバックナンバー 一覧に戻る

トップページに戻る