2024年8月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
9月は、イタリア・イギリス・中国の合作映画「ラストエンペラー」を上映いたします。
気がついたら自宅にはものがあふれ、いつも何か探し物をしている、そのような方におすすめの講座です。講師は、川崎市在住で、無印良品のノクティプラザ溝の口店舗にお勤めの 濱崎 輝美(はまさき てるみ)さんです。濱崎さんは、無印良品の店頭相談をはじめ、各種講師としてもご活躍で、幅広い知識をお持ちです。
前半の講座では、整理収納の基本を学びます。整理、収納、片付け、掃除の違いを知って、整理収納の基本のポイントをきちんと理解すれば、お部屋はスッキリと片付けられます。特別な素質や多くの時間を必要とせず、誰にでもできる単純な「プロセス」なのです。このプロセスを視覚障害の方向けに、やさしく楽しく伝授してくださいます。講座は、センター会場またはZoomで受講できます。 後半の演習では、身近なカトラリー(フォークやスプーンなど)を使って、前半で学んだことを実践します。先生と参加者の皆様とで新たな発見や工夫を共有できればと考えます。演習は、会場開催のみです。
目指すゴールは、今日から自宅の何か一つでも整理収納ができるようになることです。ぜひご参加ください。
歩行訓練士・澤村の顔がみたらし団子のようになるこの季節。フェイシャルエステ体験の広告を見つけて、休日に行ってきました。
ところで、私はお料理教室やヘルスケア商品の体験会、講座の見学会などにたまに参加することがあります。それは、スタッフの方が、相手のお困りごとや希望をどうくみとって自分の知識や技術で心を掴み、それなりに高額な商品やサービスを買ってもらおうとしているのかに関心があるからです。冷やかしではなく、自分も関心がある分野に限っていて、気に入れば購入、利用することもあります。
エステ体験に話を戻します。私は青い缶のニベアクリームを昔から愛用しており、就寝前には顔と手と足に塗ってお手入れをしていました。エステティシャンに普段のお肌の手入れを聞かれたのでそのことを伝えたら、「えっ!?」と「は?」の中間ぐらいの驚きの声を出されました。「ニベアは手や足用であって、顔に塗るものではありませんよ」と教えていただきました。長年の習慣を変えることに思いのほか格闘しつつ、今は手足のみにとどめています。
また、なぜエステ体験をしようと思ったのか聞かれたので「おでこのハリのなさと頬や鼻の頭にそばかすのようなものができていることに、ある日気が付いたんです」と伝えたら、「そうですね。お肌の老化はじわじわ進むものではなく、ガクッと自覚するものなんです」と。なるほど、しっくりきたレスポンスでした。
ところで、エステの前にはカウンセラーがカウンセリングをしてくれます。「エステを受けて自分が変われば、何をやってみたいですか?」と質問されました。答えに困りつつ「同窓会にでて、昔の友人と会いたいかな」と答えました。それは嘘ではないけれど、お得な料金でエステ体験させてもらえるのだから、相手に気を使った答えを急いで捻り出したものです。「すごくいいですね」とカウンセラーに喜んでいただき、エステ体験後もその意思を再度確認されました。自ら言語化することでその気になることもあるでしょうが、私も仕事で利用者さんにニーズを無理やり聞き出さないようにしようと思いました。私がお会いする利用者さんの切実さと比べるものではありませんが、逆の立場を経験して見えてくることを大切にしたいと思っています。
なにはともあれ、みたらし団子が一瞬白玉団子になったような気もする、私にはぜいたくすぎる体験でした。【澤村 実希】
点訳担当の浦野です。皆様はどのように夏を過ごしていらっしゃるでしょうか。私はあまりの暑さに耐えられず、エアコンの効いた部屋ですごもりを決め込んでしまいました。
そんなすごもり生活のおともに大活躍したのが、今年購入した「センスプレーヤーライト」です。この製品は、デイジー図書再生を中心としたマルチプレーヤーで、「サピエ図書館」から直接図書をダウンロードすることができます。小型でポケットに入れて持ち運ぶことができます。多くの機能を一台で実現しているため、プレクストークより操作の難易度は高い印象です。プレクストークとパソコンの中間といったイメージでしょうか。
本機の購入をきっかけに、久しぶりにデイジー図書を利用してみました。そして、とても便利だったのがPodcastの機能です。Podcastはインターネット配信のラジオ番組とご理解いただければよいでしょうか。これまではiPhoneで聴いていましたが、やはり物理的なボタンのある本機は、安心して使える端末でした。さらに、音楽データの再生やFMラジオの聴取にも使えます。おかげで、この夏のすごもり生活を飽きることなく過ごすことができました。
さて、このコーナーのお約束は、おすすめ図書を紹介することでしたね。危うく忘れるところでしたが、最後に私がこの夏楽しんだデイジー図書を紹介します。
コメント:私が子どもの頃に夢中になっていたテレビアニメです。私が見逃していた初期のエピソードが楽しめたり、音声ガイドにクスリとしたり。
コメント:若い頃にテレビドラマを何度かみましたが、犯罪が行われる場面や偽装工作をする場面が無言で、あまり楽しめなかった印象が残っています。音声ガイド付きで十分堪能できました。
内容:秋祭りのパレードで、ある殺人が起きる。容疑者は街の人々全て。天才科学者・湯川が復讐者たちの渾身のトリックに挑む。
コメント:しばらく「探偵ガリレオ」シリーズを読んでいなかったので、この機会に読んでみました。ほかのことが何もできなくなるくらい、夢中になってしまいました。
もうひとつの夏のおともは、高校野球のラジオ中継でした。今年は、選手の足がつってしまい、試合が中断することが多かったように思います。酷暑の甲子園を思いつつ、涼しい部屋で過ごしました。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
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