2024年5月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
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6月は、日本映画「母べえ」を上映いたします。本作は、シネマ・デイジーの製作はありません。
上映会終了後に、来館者参加型イベント「トークライブ-母べえと昭和の思い出を語ろう-」を開催します!詳細は3をご覧ください。
触って全体像を把握することが難しい建物などを、3Dプリンターを駆使して立体模型化し、触察する体験会です。
横浜ランドマークタワー、東京スカイツリー、雷門、浅草寺など、実際はどんな形をしているのでしょうか?また、世界遺産や富士山、箱根などの立体地図も展示する予定です。模型や立体地図だからこそ裏も表も触ることができ、高さの比較や、今まで気づかなかった細かい部分の触察もじっくり行うことができます。新たな発見がたくさんある「触る」有名建物展にぜひお越しください。模型製作・協力は鶴見大学文学部元木研究室の皆様です。予約不要で、時間内は自由に出入りできます。どなたでもご参加いただけます。
来年2月から3月頃、サピエは、会員の個人情報と資料の著作権を保護するため、セキュリティの強化を図ります。この変更に伴い、プレクストークリンクポケットは、サピエ図書館への接続ができなくなります。リンクポケットが新しいセキュリティシステムに対応できないためです。
サピエのシステム変更後は、以下のような機能はご利用できなくなります。
☆当センターの独自サービス「ネット閲覧室お届けサービス」も利用できなくなります。
システム変更後も、内部メモリやSDカードに保存した図書は再生可能です。当センターのダウンロードサービスなどはご利用いただけます。
引き続きサピエ図書館に接続するサービスをご利用いただく場合は、以下へのお乗り換えをご検討ください。
おおごだです。
私はこの1年、何度か旅行をしました。
純粋な旅行もあれば、友達の結婚式などのついでの遠出もありましたが、それぞれの土地で、地元の人お勧めのおいしいものに出会えるのが楽しみでした。
そこで、この1年で私が出会った「うまいもの」をご紹介!!
「じゃじゃ麺」(盛岡)。盛岡三代麺の1つ、キュウリやネギが載っていて、肉みそが決め手の、汁なし麺です。お酢やラー油、ゴマ油などをお好みで足して味の変化を楽しむのがポイント。2泊3日の旅行で2軒トライしました。地元の方お勧めのお店は、私が食べ方に慣れたこともあってめちゃくちゃおいしかったです!肉みそはハート形になっていて、あとから足したお酢にもマッチしてさっぱりいただけました。キュウリの切り方や麺の硬さ、器などお店によってこだわりがあるようです。
「りくろーおじさんのチーズケーキ」(大阪)。大阪で有名なお土産の1つ、ふわふわのチーズケーキです。レーズンが下の方に入っているのがポイント。どこのお店も行列なのですが、新大阪駅の新幹線改札内だと比較的並ばずに買えました。で、今回は案内してくれた駅員さんが、「ここのプリンもとってもおいしいんですよ!私、大好きで…」というではないですか。ついついプリンも買ってしまいました。トロットロのプリン、駅員さんがいうように本当においしかったです!
「骨付鳥」(高松)。香川に行くと話したらお勧めされたのが、鶏肉を焼いた「骨付鳥」。いくつかお店があって、混んでいるだろうからと2番目に人気のお店に行こうと思っていたのですが、お願いしたガイドヘルパーさんが、やはり1番人気の「一鶴(いっかく)」を食べてほしいというので、予定変更して行ってみました。1時間の待ち時間の間、ガイドさんと商店街をぶらぶらできたのも楽しかったです。鶏肉はボリューム満点!かぶりつくたびに垂れる油は、最後におにぎりに付けていただきます。これもまた美味!調子に乗って鶏飯も頼んだのですが、食べきれませんでした。同じくガイドさんお勧めの「しょうゆ豆」というのもおいしかったです。
地元の人のお勧めは外れがなくていいですね。周囲の人に援助依頼をする機会の多い全盲の私、その際に、お勧めの地元グルメ情報を聞き出すのも旅の楽しみです。
音声ガイド担当の橋口です。「おや、タイトルが違うんじゃない?」と気づいた皆様、さすがです。このコーナー名は、正しくは「本棚を探して」。普段でしたらスタッフが代わる代わるオススメの図書をお選びしていますが、今回は趣向を変えてお届けしようと思います。
6月といえば梅雨、長雨のため外出せずに家で過ごす方が多くなるかもしれません。雨音を聞きながら、ひとりで過ごす読書タイムもよいものですが、たまには誰かとお喋りに花を咲かせたいと願うのも、私たち人間の性(さが)ではないでしょうか。そこで今回は、参加者の皆様が主役のトークライブをご紹介したいと思います。
6月22日(土曜日)の上映作品「母べえ」は、第二次世界大戦の暗い世相のなか、周囲の人々に支えられながら2人の娘を守るため懸命に生きた母と家族との絆を描いた、山田洋次監督による反戦映画です。主演は昭和を代表する名女優、吉永小百合。原作は、黒澤明監督をスタッフとして長らく支えた野上照代の自伝的小説「母べえ」。影と光を内包する昭和という時代と、胸を揺さぶる懐かしい母の姿は、たとえその時代の記憶がない方であっても何かしらのノスタルジーな感慨を抱かせるのではないでしょうか。
さて肝心のトークライブは、本作の上映終了後に会場をそのまま使い、17時くらいまで行います。なお、山田監督も吉永さんも来館されませんが、センターから昭和世代を代表して杉山雅章センター長が参加します。センター長の子ども時代のエピソードが聞けるチャンスかもしれません(あれ、ご本人に許諾を得ていませんが大丈夫かな…)。参加を希望される方は上映会お申し込み時にお伝えいただけると助かりますが、当日参加でも構いません。
なお原作は点字2巻・デイジー2時間33分ともにありますが、シネマ・デイジーは市販のDVDに音声ガイドが収録されているため製作できません。上映される機会はとても貴重といえます。梅雨まっただなかで気は重いかもしれませんが、そう聞くと「行かなくては!」と思えてきませんか?たまの外出は健康のためにも大事です。ときには本棚をはなれてみて、ご参加いただけると嬉しいです。そしてまた、本が恋しくなったら本棚に戻ってきてくださいね。探しものでしたら、いつだってお手伝いしますから。
天候不順が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。私にとっては、片頭痛に悩まされる季節の到来です。
そんな憂鬱な6月ですが、センターではイベントが盛りだくさん。皆様のお越しをお待ちしております。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
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