2024年4月10日 発行
発行責任者 杉山雅章
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2022年春のコンサートで大好評を博した、ウォルフィージャズカルテットの再登場です。
リーダーのウォルフィー佐野さんは、サックス、フルート、ボーカルをこなす全盲のJAZZアーティストです。今回はピアノ、ウッドベース、ドラムスによるカルテットを特別に編成し、スタンダードな名曲をたっぷりと聴かせてくれます。ウォルフィーさんの歌うような伸びやかなサックスの音色、軽快にスウィングするピアノ、床に響くような低音とハイポジションの高音で魅了するウッドベース、曲想を支えるドラム、メンバー一丸となった演奏はまさにライブならではの迫力です。
なお、当日、皆様と一緒に合奏する曲があります。リコーダー、笛、鈴、タンバリンなど、音の出るものをご持参ください。
ジャズやボサノバの名曲ライブ演奏を、皆様思い思いにお楽しみください。
身体障害者補助犬を使用している方で下記に該当する場合は、補助犬の定期健診および疾病予防のための診療費用の一部を支給します。
申請方法など詳細は、以下のホームページをご覧になるか、お電話でお問合せください。
JR南武線のホームドア設置が進んでいます。2022年の武蔵小杉駅1・2番線を皮切りに、2023年は登戸駅1・3番線、武蔵中原駅1・4番線、武蔵新城駅1・2番線の設置が完了しています。現在、武蔵溝ノ口駅1・2番線は設置工事中で、4月19日から供用開始される予定です。2024年度には、宿河原駅1・2番線、川崎駅5・6番線、津田山駅1・2番線、久地駅1・2番線、稲田堤駅1・2番線も設置が予定されています。 登戸駅2番線、武蔵中原駅2・3番線、武蔵溝ノ口駅3番線については設置がありませんので、利用の際は十分お気をつけください。また、武蔵小杉駅、登戸駅、武蔵溝ノ口駅は従来の壁式、それ以外の駅はフレーム状のスマートタイプです。壁のように一面ではなく、下部は空間が空いている箇所があります。転落の心配はありませんが、ご注意ください。
田村です。先日、茨城で人生初のバンジージャンプをしてきました。
受付をしてから終わるまでは1時間程度で、実際に飛んでいる時間は5秒も無いですが何にも変え難い体験でした。
バンジーは、子供の頃に自由落下ってどんな感覚なんだろうと思って以来、人生で一度はやりたいことリストに入っていたので1つ達成です。ちなみに、今回飛んだバンジーは橋の上から水面に向かって100mを落ちるという、日本でも二番目の高さを誇るものです。
バンジーをする中で一番怖かったのは何かと聞かれたら、それは飛ぶ直前の縁に立っている瞬間です。縁に立っている時は、足を3分の1ほど縁から出して、何も掴まないで待機するのですが、バウンドの際にケガをしないように足首を器具で結ぶのです。その場に立つまでは緊張半分楽しみ半分でしたが、立った瞬間から明らかに身体が危険信号を発して、手のひらや足の裏から汗が滲みます。書いている今でも思い出すとじんわりと汗が出てくるほどです。おそらく立っていた時間は10秒ほどだと思いますが、体感としては10分はそこにいたように感じました。永久とも思える待機時間が終わり、やっとスタッフのカウントダウンが始まり、0の合図とともに空へジャンプ!風がヒューと耳のそばを抜け滑空しているのも束の間、頭が下に向いた瞬間から音や感覚が変わります。音がヒューからゴーッと変わり、下へ下へと体を強く引っ張られるように感じ、落下速度は増して行き、水面にぶつかる!と思った瞬間に、ボヨーンとゴムひもで体が跳ねます。何度か跳ねて、落ち着いてきたら足を固定していた器具を外します。そこから橋まで引き上げてもらうためにはもう少し作業をしなくてはいけないのですが、完全に放心状態で数分はぶら下がったまま空を仰いでいました。
引き上げられた後は、飛んだという証明書を貰って終了です。証明書を持っていればまた飛ぶ時に安くなるそうですが、さすがに2度目を飛ぶ勇気と体力は残っていませんでした。
全てが終わった後に、けんちん汁にそばをつけて食べる茨城の郷土料理「つけけんちん」を食べ、嫌な汗や風で冷えた体が温まると同時に生きて帰ってこれたと実感した挑戦でした。
終わった直後は二度とは飛ばないと考えていましたが、今は日本一の岐阜バンジーにも挑戦してみたいと思っています。
iPhoneユーザーのおおごだです。紙に書かれた文字や、写真で送られてきたチラシ、文字データのないPDFファイルなど、私たち視覚障害者には読めないものがけっこうありますね。これら紙媒体のもの、私はiPhoneのアプリで読むことが多いです。基本的には写真に撮った画像の中から文字を抽出して文字データにしてくれるものです。私がよく使っているものをいくつか紹介します。どれも一長一短あるので、適宜使い分けています。
1. サリバンプラス。韓国でできたアプリだからか、縦書きにも強い印象です。画面下部の「キャプチャー」と読み上げるボタンで写真を撮ると、そのまま認識が始まる、とてもシンプルな作りなので、パパッと確認したいときなどよく使います。
2. Seeing AI。「短いテキスト」、「ドキュメント」、「ライト」などいろんなモードがあり、適宜切り替えて使います。認識率は高く、特に「ドキュメント」だと書類がうまく写っていないことを声で教えてくれますし、表なども表として認識してくれるので、細かいことも読み取りたいときによく使っています。
3. iPhone標準の写真アプリ。最近発見したのですが、写真に保存した画像から文字を取り出す機能があります。読み込みたい写真を開くと、「文字認識」というボタンが出てきていることがあります。これを使うと、写真に写っている文字を文字起こししてくれます。しかも、電話番号や住所、URLなどを抜き出して一覧にしてくれるのも便利です。(なお、機種やバージョンによっては対応していない場合があります。)
特にこの写真アプリの機能は、たとえばPDFファイルで送られてきたものをスクリーンショットで写真に保存することで、文字認識できるようになりました。どれも「一押し!」というほど使いやすいものではないのですが、届いた郵便物など見分けるのに重宝しています。(OCR機能は誤った認識をすることがあるのでご注意ください。)
2024年度、センター11年目の春を迎えました。副センター長の内藤牧とPC・ICT訓練担当の田中功一が仲間に加わり、杉山センター長以下16名でこの1年センターを運営してまいります。内藤と田中については、6月頃本誌に登場しますので、お楽しみに。どうぞよろしくお願いいたします。
毎年この時期に、センター利用者様アンケートを電話で行なっています。ご協力いただいた方ありがとうございました。私を含めた訓練担当職員は図書利用について聞き取るのですが、訓練を受ける機会の少ない80代、90代の方の貴重なお声を伺える機会でもあります。「毎日欠かすことができない楽しみです」「図書を作ってくださるボランティアの方に頭が下がる思いです」などのお声をいただきました。今後も血が通いあった図書をお届けできるよう仕事をしてまいります。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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