2024年2月10日 発行
発行責任者 杉山雅章
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3月は「れきおん ふるさと巡りシリーズ第2弾 九州・沖縄編」をお届けします。
歴史の古い九州地方は民謡の宝庫。歴史上の偉人やできごとにまつわる歌や、懐かしいご当地ソングも数多く生まれています。また、島唄と呼ばれる琉球・沖縄の音楽も魅力的です。
「おてもやん」「黒田節」「田原坂」「長崎のお蝶さん」などの有名な曲や、隠れキリシタンに伝わる「オラショ」など、れきおんならではの貴重な音源もご紹介します。日本の音楽の豊かさ、奥深さに触れるひとときをどうぞお楽しみください。
来年度にセンターで開催する恒例イベントスケジュールをお知らせします。恒例のイベントはすべて土曜日の開催を予定しています。内容につきましては、近くなりましたら本誌をはじめ各種センター広報媒体でご案内いたします。
来年度の上映会は土曜日のみの開催になりますが、その分より魅力的になるように一工夫を加えました。最近市販のDVDやBlu-rayには、音声ガイド付きのものが多くなってきました。今回は実際に体験していただこうと、「舟を編む」「母べえ」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「武士の一分」を選んでみました。シネマ・デイジーを製作することができない作品ですので、この機会をどうぞお見逃しなく!
下記は、日程と上映作品です。
詳細につきましては、センター上映会担当までお問い合わせください。
川崎市では、住民税均等割非課税世帯を支援するために、1世帯あたり7万円を給付します。対象世帯は12月1日時点で川崎市に住民登録があり、世帯全員の2023年度(令和5年度)住民税が非課税である世帯のうち、次のいずれかに当てはまる世帯です。
1は手続き不要、2は返信用封筒にて「確認書」を返送、3は申請が必要です。
お問い合わせは、川崎市物価高騰対策給付金コールセンターのフリーダイヤル0120-710-320へ。
いずれも締め切りは、2024年4月30日9時まで(川崎港郵便局留必着)。3を電子申請で行う場合に限り、4月30日23時59分まで。
事務担当の金子です。少し前のことになりますが、80代半ばの両親とともに広島県の尾道まで小旅行に出かけてまいりました。
尾道を選んだのは母の希望によるもので、若い頃に読んだ林芙美子ゆかりの土地であり、かつて広島県内で暮らしていた時にも行きたいと思っていたけれど、どういうわけか行きそびれていた場所だと言います。ここのところ骨折続きでリハビリ中の両親の目標の一つになればと思って誘った今回の小旅行は、ひとまず、往復の新幹線と宿泊先の予約だけ済ませて、あとはその時の体調に合わせて行きたいところに行きましょうという、計画らしいものを立てないことにしました。
お昼前に尾道駅に無事到着。改札を出てほっと一息ついていると、観光ガイドの方が「どちらかお探しですか」とにこやかに声をかけてくださいました。ご親切に感謝して地図を1枚頂戴すると、自然と旅行気分が高まってきます。
ちょっと懐かしい感じの情緒ある商店街の入り口で、まずは母の好きな林芙美子の銅像と一緒に記念撮影です。そこから少し進んで、行列ができている和菓子屋さんに立ち寄り、種類の多さに悩みながら選んだおやつを手にすると、さらに楽しい気分になってきます。ウナギの寝床のようにとても細い路地を入ったところにある、これまたこぢんまりとした本屋さんに立ち寄ったり、八百屋さんの店先で店番をしている猫ちゃんを愛でたりしながら、ゆっくりゆっくりお散歩を楽しみました。結果として、リハビリの先生から伺っていた一日の歩数の目安を大幅に超えるほど歩いていたことに、一同ビックリです。
旅行に出かけると思いがけないこともあるもので、町の北側の山をロープウェイでのぼり、山頂の展望台から南側の瀬戸内海を眺め始めて間もなく、父が「ゆっくり見てていいよ」と言って展望台を降りていきました。島々が連なり、まるで川のようにも見える海の風景を眺め、船が手前の港から向かい側の島の港まで休むことなく行き交う様子を堪能して降りたところ、父が実は高い所が苦手だったということがわかりました。もう何年も前に金婚式を迎えた母も「えー、それは知らなかったわー(笑い)」ということにさらに驚くよりも笑うしかない、新たな発見をしたのでした。
こんにちは、歩行訓練士の田村です。今回は、ある利用者さんから教えていただいた、レンジで作れるたまご焼き器をご紹介いたします。購入先はダイソーです。職員の中でも普段使いしている者がいるそうですよ。
本体は2つの箱を重ねた形状で、重ねた時に縦7cm、横8cm、高さ11cmほどの大きさになります。出来上がるたまご焼きの大きさは縦5cm、横6cm、厚さ3cmです。下側の箱でたまご焼きを作り、上側の箱で押して形を整えます。どちらの箱にも底に波模様がついていて、出来上がった時に巻きすで巻いたかのような仕上がりになります。
気を付けるポイントとして、加熱する際はフタやラップは使いません。また、洗う時は、波模様の端などにたまごのかすが残りやすいため、丁寧に洗ってください。
【使い方】
下側の箱に卵1個を割り入れ、水大さじ1を加えて混ぜ、500ワットで40秒温めます。レンジから取り出して顆粒だしひとつまみ(1グラム)を加えてかき混ぜ、再度500ワットで40秒温めます。かための仕上がりがお好みの方は、追加で10秒加えてください。
レンジから取り出したら上側の箱を重ね、留め具がついていますので固定して1分ほど待ち、お皿に出したら完成です。アレンジとして、顆粒だしを加える際にあおさや明太子、カニカマなどを入れても美味しいですよ。
今号は、来年度のイベントをご案内いたしました。ご好評をいただいている従来のイベントに新しいニーズを組み合わせ、試行錯誤しながら取り組んでまいります。引き続き、センター運営へご理解、ご協力いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
今年の春のおとずれは早いようです。お花たちはつぼみのままで、急いで咲いてほしくない気もしますが、能登で被災された方々が寒さや不安に耐えていらっしゃることを思うと、春が早く来てほしいと例年以上に願います。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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