川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第197号

2023年10月10日 発行
発行責任者 杉山雅章


目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) センターまつりのご案内

 4年ぶりにセンター最大のイベント「川崎アイeyeセンターまつり」が復活します。これまで通り「オブリガード」、「川崎市視覚障害者福祉協会」と協力して盛り上げていきます。会場は、当センターが入っている建物「ふれあいプラザかわさき」の2階、3階を使用します。
 主な企画をご紹介します。2階ホールでは、午前は11時から音訳ボランティアによる、本の朗読や朗読劇などの「朗読ミニライブ」、午後は13時30分から隅田川馬石師匠による落語会を行います。また、2階の各部屋では川崎市視覚障害者福祉協会によるマッサージコーナー、ボランティア団体の相談ブース、話題の商品を集めた用具機器展を行います。3階は、生活相談コーナー、お楽しみ抽選付き用具販売コーナー、パン販売とコーヒー・紅茶等のサービスのある休憩室、盲導犬体験コーナーなどです。
 どうぞ皆様お誘い合わせのうえ、お越しください。

日時
12月9日(土曜日)10時から16時
会場
ふれあいプラザかわさき 2階・3階
参加費
無料
予約
不要(午後の落語会のみ要予約、次号で詳細をお伝えします)
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター

(2) 「れきおんクラブ」のご案内

 11月は「リズムウキウキ ブギウギ!」と題し、戦後の日本を明るくしたブギの代表曲とその時代の特集をお楽しみいただきます。NHK連続テレビ小説の主人公として話題のブギの女王・笠置シヅ子と、作曲家・服部良一のコンビによるパワーあふれる名曲を中心に、日本のジャズミュージックの流れをたどっていきます。「東京ブギウギ」「買物ブギー」など、誰でも歌いたくなる名曲から、れきおんならではの知られざる迷曲(迷う曲)まで、楽しくにぎやかにお送りします。

日時
11月4日(土曜日)13時30分から15時30分
定員
30名・予約制

(3) 「サイトワールド2023」のご案内

 第15回視覚障害者向け総合イベント、ふれてみよう!日常サポートから最先端テクノロジーまで「サイトワールド2023」が4年ぶりに開催されます。日用品、家電製品、IT機器やソフトウエア、安全に移動するための製品などの展示会と、関連のシンポジウム、講演会等が企画されています。
 申し込み不要、無料です。直接会場にお越しください。

日時
11月1日、2日、3日(水、木、金曜日)
10時から17時(最終日は16時まで)
会場
すみだ産業会館サンライズホール
(JR・東京メトロ半蔵門線錦糸町駅南口出て徒歩1分、錦糸町マルイの8、9階)
主催
NPOサイトワールド
お問い合わせ
サイトワールド実行委員会事務局
(電話 03-5292-5644 株式会社ラビット内)

 詳細は、サイトワールドのHPをご確認ください。


2 スタッフルームから/「旅は道連れ世は情け」

 暑い暑い夏がようやく終わりそうですね。今年の夏は何か楽しいことはありましたか。私の8月の夏休みは、コロナ罹患により、大事な法事に出られなくなってしまったなど、台無しの休日でした。が、先日ようやく信州旅行に行くことができ、夏休みらしい夏休みが過ごせました。

 旅行に限らずお出かけ先で、何故かよく人に声をかけられます。道を聞かれたり写真撮ってというのがほとんどなのですが、毎回、“そんなに私って話しかけやすいのかしら”と不思議に思っています。今回の信州旅行でもそうでした。

 毎年、新栗をふんだんに使ったこの時期にしか食べられない栗スイーツを求めて長野県小布施に出かけています。コロナ前は、朝7時半頃から並んで整理券をゲットしていましたが、現在は完全予約制で座席も指定、毎回あっという間に完売してしまう狭き門のお楽しみです。今回は、1テーブル4名の席で、おひとりさまの女性が私を入れて3人座っていると、もう1席に年配の男性が座りました。すると、ちょっと様子を見てから「あのぉ」と私に声をかけてきました。お連れの奥様と席が離れているので代わってもらえないだろうかという申し出です。快諾して席を交代すると、とても感謝されてしまい、かえって恐縮してしまいました。

 またその変更した席のテーブルで、予約時間を少し過ぎた頃に、元気な女性3人組が着席。スイーツが出てくるまでの短い間に、「おひとりですか、どこからいらしたんですか、ここは初めてですか、美味しいですか、駐車場のおじさんに栗子餅というのも勧められたけど知ってますか」と質問攻め。途中私のスイーツが運ばれてくると、「写真撮りましょうか」。このテンションの高さが面白くて、そこが初めてだった彼女らに、栗子餅の情報を話しながら、楽しいひとときを過ごしました。東京からひとりで来たことをすごいスゴイと言う彼女らでしたが、実は、兵庫県から飛行機とレンタカーを使って小布施まで来ていた、私よりずっとツワモノの3人組でした。

 その後、移動中も、善光寺に行っても、翌日の上諏訪への移動中でもそれは続きます。幸い、いい人との出会いばかりなので、旅も楽しいものになっていますから、これはこれで良しとしましょうかね。【安藤】


3 訓練担当コラム/「視覚障害者のための銀行サービス」

 こんにちは。歩行訓練担当の遠藤です。今回は、視覚障害者のための銀行サービスについて、ゆうちょ銀行に絞ってお話させていただきます。

 まずは、音声のサービスについてです。よく知られているのが、画面左側にある受話器の存在です。受話器を取り上げると、操作手順を音声ガイドで読み上げてくれます。案内に従って、受話器に設けられたテンキー、もしくは画面両脇や手前にあるボタンやテンキーを使用して操作していきます。預入、引き出し、残高照会、通帳記入、暗証番号の変更、提携金融機関カードでの取引等が可能です。

 預入、引き出し後の残高読み上げは、カードや現金を抜き取った後しばらくしてから読み上げます。慌てて受話器を置かないように注意しましょう。

 なお、送金については、ATMでの音声ガイドが利用できません。身体障害者手帳を窓口にて提示していただくと、ATMと同じ料金で手続きすることが可能となります。

 次に、点字のサービスについてです。氏名を点字で表示したキャッシュカードを発行することができます。このカードを利用すると、画面右下に設置してある点字金額表示器を利用できます。点字金額表示器は、点字ディスプレイであり、操作終了後、取引金額の結果を点字で知らせてくれます。

 また、貯金の取引内容を点字で発行し、お知らせしてくれるサービスもあります。通常貯金の場合は、毎月の預入、払戻し、取扱内容および残高について、毎月1回ないし2回、郵送にてお知らせしてくれます。なお、サービスを申し込んだ初回には、案内を綴じるためのバインダーと、通帳に貼るための点字シールが送られてくるようです。

 これらのサービスをご希望の方、詳細を知りたい方は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口にお申し出ください。


4 編集後記

 ニュース&トピックスでは、4年ぶりに開かれるイベントを2つ案内しました。センターまつりも心をこめて準備し、当日のご来場をお待ちいたします。

 私からの報告になりますが、遠藤がこの秋退職します。法人の歩行訓練士採用1人目で、8年半勤めたことになります。過去にとらわれず今に視点をあわせた無駄のない思考、何より優しいお人柄は、私も一緒に仕事をして学びがありました。彼女の舞台を変えての今後の活躍を陰ながら応援したいと思います。

 9月の残暑を乗り越え、ようやく過ごしやすい季節となりました。魅力的な栗スイーツをはじめ、実りの秋を味わいたいです。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


メールマガジンのバックナンバー 一覧に戻る

トップページに戻る