2023年6月10日 発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
新企画となる「れきおんふるさと巡り」シリーズ第1回は、北海道篇です。
レコードの発展は日本の地方文化にも大きく影響を与えました。各地で歌い継がれてきた里謡は「民謡」として全国に広まり、都市で働く人々には「郷愁」を誘う歌が作られました。また、地方色を前面に出したご当地ソングも
現れました。一方で、消えゆく古い歌をレコードに記録して後世に残すこともできるようになりました。
民謡、歌謡曲、映画音楽からアイヌ古謡まで、北の大地を生きる人々の心の風景を訪ねてみませんか?
全盲のシンガーソングライター大和田広美さんと「ゴスペルフラ カイマナ」によるコンサートです。「上を向いて歩こう」、「いつくしみ深き」など、おなじみの歌を聴きながら、障害がある方もない方も一緒に楽しい時間を 過ごしましょう。
貸し出し担当の大森です。大学時代、第2外国語でフランス語を選択したことをきっかけに独学で、また時にはスクールへ通いながら、勉強したりしなかったりを繰り返してきました。現在はNHKラジオとNHKテレビのフランス語講座を中心に勉強をしています。フランス語の特徴は男性名詞・女性名詞があることと動詞の活用を覚えなければならないことです。フランス語では名詞に冠詞を付けなければいけません。例えば男性名詞の前にはunやle、女性名詞の前にはuneやlaを付けるのですが、何が男性名詞で何が女性名詞なのかは法則がなく、慣れで 覚えるしかないのです。動詞の活用については、これまた覚えることが多く大変苦労しています。
しかし、フランス語が理解できると、将来フランスへ行った際、美術館の1枚1枚の絵に付いたキャプションが読めるようになったり、フランス映画を字幕なしで見ることができたりと、なりたい自分をイメージして楽しみながら勉強していくことにしています。
そしてフランスの魅力は何といっても食文化であり、カフェやレストランでスマートに注文が出来るようになりたいと思っています。皆様は「マンタロー」という飲み物をご存じでしょうか。なんとも不思議な響きですが、これはフランスのミント水のことで、私はまだ飲んだことがありません。ぜひフランスで味わってみたいと思っています。また、フランスのデパ地下(食料品売り場)にも行ってみたいと思います。以前、フランスに行った際に白ワインに合うクリームチーズや生ハム入りの巻き寿司を食べてみたのですが、とてもおいしかったのを覚えています。その時はグラン・マルニエ(オレンジリキュール)のクレープを食べながら街を散歩したりもしました。ぜひ、また行ってみたいと思っています。遠くない将来、旅することを夢見ながら、フランス語の勉強をこれからも続けていきたいと思います。
こんにちは。訓練担当の高木です。予定管理、どうしてますか?見えづらくなっても使える方法をいくつかあげてみます。
メモ代わりに使っている人も多いボイスレコーダーを、予定管理にも活用する方法です。予定の分類ごとにまとめたり、日付や月ごとにまとめておくと後で確認しやすいでしょう。特定の予定をピンポイントに探し出すのが難しいことが難点です。
点字が使える場合、紙に書いて管理することができます。紙のスペースにかぎりがあったり、追記しづらかったりと不便な部分もあります。
パソコンのエクセルやメモ帳、またブレイルメモなどの点字端末のメモ機能を使う方法です。キーワード検索ができたり、月や年ごとにファイルを分けたりできます。当然ですが、機械が手元にないと確認できません。
ドコモのらくらくホンやauのかんたんケータイには、読み上げ機能を使って操作できる予定帳の機能がついています。画面に表示されたカレンダー内を上下左右の矢印キーで移動して確認したり、選んだ日付に予定を登録したりできます。
また、スマートホンには何々カレンダーなどといういろんなアプリがあります。画面読み上げ対応していないものもありますが、たとえばアイフォンの「カレンダー」アプリでは、ボイスオーバーで予定の登録や確認の操作ができます。このアプリでは、画面上部の「リスト」というところにチェックを入れておくと使いやすいです。
どちらも予定の少し前や予定の時刻にお知らせしてくれる設定があるので、忘れるのを防ぐことができます。
以上、4種類の方法を紹介しました。それぞれに良いところ、不便なところがあるので、自分にあった方法を見つけて参考にしてみてください。
点訳担当の浦野です。前回に続き、「ガラホ」についてのお話です。取り上げているのは、ドコモらくらくホンF-01M、auかんたんケータイKYF41の2機種です。
もちろん可能です。両機種とも、よく使う相手を3件まで登録して、ワンタッチで発信する機能があります。らくらくホンでは電話帳を音声で呼び出して電話することもできます。
キャリアメールのみ使用できます。キャリアメールとは、docomo.ne.jp、au.com(またはezweb.ne.jp)などのメールアドレスのことです。
スマートホンの場合、キャリアメール以外にGメールなどを併用するのが一般的になりました。しかし、両機種ともキャリアメール以外のメールアドレスを設定する機能はありません。
電話番号だけで送れるメッセージで、ショートメールとかCメールということもありますね。両機種とも使えます。ただし、ガラケー時代に比べて少し使いにくくなった印象です。
両機種とも使えます。ただし、読めないページも多く、ガラホのホームページ閲覧はおまけ程度に考えた方がよいでしょう。
らくらくホンでは鉄道の乗換案内を使うことができます。移動時、電車の時間を調べたいことがありますよね。そういったとき、スマートホンの文字入力に苦労して調べるのをあきらめた経験はありませんか。ガラホの場合は文字入力が比較的簡単ですから、このようなときは便利です。また、天気予報やニュースサイト程度なら読むことができます。
auかんたんケータイにも乗換案内、ニュース、天気予報のメニューがありますが、音声では使いにくいと思います。
3G電波終了に合わせて、スマートホンに乗り換えようと考えている方も多いでしょう。しかし、電話とメールだけならガラホの方が便利といえるかもしれません。この記事がそういった方のお役に立てれば幸いです。
この記事を書き上げた直後、ショックなニュースが飛び込んできました。auかんたんケータイの製造元・京セラが、個人向け携帯電話事業から撤退し、2025年3月で販売を終了するそうです。また、らくらくホンのFCNTは民事再生法を申請し、携帯電話事業を停止しました。在庫はドコモ側にあるため販売は継続されますが、在庫限りになるかもしれません。
ご検討中の方はお急ぎください。
「見えなくても旅の感動を一緒に“さわる”模型を鎌倉建長寺から全国へ」プロジェクトがスタートしています。
https://readyfor.jp/projects/kenchoji
クラウドファンディングですが、寄付の応援だけでなく、目が見える人・見えない人も同じようにお互いの喜びや発見を分かち合える社会になることを願い、お知らせします。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
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