2023年3月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
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4月は、アメリカ映画「マイ・フェア・レディ」を上映いたします。
4月から、PTR3やリンクポケットのネット閲覧室に当センターのスタッフが図書をお届けするネット閲覧室お届けサービスに、新たなサービスとして「コース利用」が追加されます。これは、あらかじめご希望のコースをお申し込みいただくと、毎月25日に、2タイトルの図書がネット閲覧室に届くというものです。
「コース」は 1.日本小説安定コース、2.小説教養バランスコース、3.サピエランキングコース、4.同一作家堪能年間コース、5.スタッフセレクトコースの5種類を用意しました。同時に3種類を申し込めますので、毎月2タイトル届く1コースのみの利用でも、毎月6タイトル届く3コースの利用でも、ご自身のペースに合わせてお申し込みください。
なお、各コースのタイトルはスタッフの選定です。また、25日のお届け後に登録完了メールをお送りします。
お申し込みとお問い合わせは、貸し出し担当までお電話ください。
4月9日、川崎市では以下の選挙が執行されます。
水車の会が製作する録音版選挙公報をご利用の方は、今回も送付されます。新たに配布を希望される方は、当センターまでご連絡ください。
点字版を郵送希望の方は、3月中に以下までお問合せください。なお、当センターにも若干部納品される予定です。
こんにちは、点訳担当の浦野です。
3月18日、いよいよこの日がやってきました。障がい者用Suica・PASMOの発売日です。自動改札を通るだけで、障害者割引が適用されるあれです。私は基本的には白杖単独歩行ですが、友人とでかけるときに使えると、購入を決めました。
川崎駅の「みどりの窓口」で障がい者用Suicaを買いたい旨を伝えると、まず障害者手帳の提示を求められました。そして、申込書を窓口の方に代筆していただきました。氏名、手帳番号、生年月日、電話番号の記入が必要だそうです。次にチャージ金額を選びます。私は2000円を選びました。ちなみに、500円はSuicaのデポジットですから、実際に使えるのは1500円です。障がい者用と介護者用の2枚を同時に購入するわけですから、合計4000円を支払って手続き終了です。
購入に当たり、窓口の方からいくつか説明がありました。このカードには有効期限があり、1年後の月末までに更新の手続きが必要です。障がい者用と介護者用は同一行程で利用しないとならず、どちらか単独での利用はできません。単独利用の記録が多く見られると、Suicaがロックされ、窓口で手続きをしないと使用できなくなるそうです。JRは100キロ以上なら単独でも割引になりますね。そのような場合に使って良いか尋ねると、その場合は窓口を通るように言われました。
受け取ったSuicaですが、触っただけでは区別がつきません。なお、このSuicaは記名式のため、障がい者用には私の名前、介護者用には「カイゴ」の文字と私の名前が入ります。シールを貼ったりしないと2枚を区別できませんが、同伴者に 見分けてもらえば良いことかもしれません。
では早速使ってみましょう。桜木町駅と横浜駅の間で使用してみました。介護者用を同伴者に渡し、それぞれが改札にタッチして入場です。横浜駅で下車するときも改札機にタッチするだけです。この区間の運賃は146円ですが、それぞれのカードから73円が引かれました。
たしかにこのカードは便利です。しかし、単独乗車用を含めると合計3枚のカードを持つ必要があります。しまう場所を変えるなど、間違えないように工夫しないといけませんね。
音訳・音声ガイド担当の橋口です。コラムを書く際、「図書」か「シネマ」かで毎回悩みますが、今回は欲張って二本立てでやってみることにします。最後までお付き合いください。
近年、映画館におけるバリアフリー化の動きが活発になっています。「UDCast」や「HELLO!MOVIE」といったアプリを利用することで、スマートフォン片手に上映中の映画を音声ガイド付きで、いつでも気軽に楽しむことができるようになりました。
では、アプリを使った映画鑑賞とはどのようなものでしょうか?話は聞いたことあるけど試す機会がなかった、操作方法がわからないなど、不安も多くあることでしょう。そこで、センターでは「UDCast体験上映会」を企画してみました。詳しくは、ぶっくがいど4月号などでご紹介します。情報解禁日の4月1日まで、もう少しだけお待ちください。
ズラータ・イヴァシコワ 文・絵/デイジー 5時間11分(点字製作中)
ロシアがウクライナに軍事侵攻し1年。長期化する戦闘は収束する気配を見せません。
本書の著者は、ウクライナ出身の16歳の少女ズラータ。彼女の戦いは教師のひとこと、「明日から戦争になります」から始まりました。戦場と化す故郷。少女はひとり、母から渡された16万円を手に日本を目指します。たとえ戦争から逃げても、夢からは逃げない。これは140日間におよぶ等身大の少女の記録です。
以上、今回はふたつのご案内をさせていただきました。日本列島は穏やかに春を迎えつつありますが、海の向こうでは心休まることなく日常を送る人々がいるのだと思うと胸が痛みます。せめて多くの人に読んでもらえますようにと願いながら、少女の日記を本棚に並べてみることにします。
「オブリガード」は川崎市視覚障害者ボランティア連絡会の愛称です。このコーナーは、「オブリガード」に所属する各グループが自ら活動を紹介するコーナーです。最終回はICT関連4団体から原稿をいただきました。グループへの問い合わせや連絡を希望される方は、当センターまでご相談ください。
市内には4つのパソコンやiPhoneなどのサポート団体があります。
川崎パソコンユーザー会は、Zoomでのリモートサポートや情報交換も行っています。
JR川崎駅徒歩15分、京急八丁畷駅徒歩5分、情報文化センター多目的室、昼の部は毎週火曜日(第5週を除く)14時から16時まで、夜の部は第2、第4火曜日、18時から19時30分まで、年会費は2000円。
あさおPCクラブは、小田急線新百合ヶ丘駅徒歩2分、新百合21ビル1階。福祉パルあさお研修室とZoomによる勉強会を同時開催しています。
活動日時は第2土曜日と第4火曜日の13時30分から16時まで。メールや電話等でのサポートも随時実施しています。年会費2000円。
KPCは、見えずに不便なことを一人で解決できるためのサポートや最新アプリやテクノロジーでの支援情報を常に共有しています。
南武線武蔵中原駅連絡通路直結徒歩2分、川崎市総合福祉センター5階。
活動日時は第1・3・5木曜、13時30分から15時30分まで、年会費は2000円。
宮前キーボードの会は、わからないことを一緒に解決していきます。
活動日時は毎月第2金曜日10時から12時まで。
場所は福祉パルみやまえ、宮崎台駅徒歩5分、宮崎台ガーデンオフィス4階。
半年間に渡るオブリガード各グループの紹介記事は、今回で終了です。改めて各地のボランティアの活動に敬意を表しつつ、今年度最後のメルマガをお届けします。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。