2022年9月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
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10月は、日本映画「次郎長三国志」を上映いたします。サラウンド対応の作品です。
すっかり恒例となった12月の落語会、今年は古今亭菊太楼師匠の落語をお聴きいただきます。菊太楼師匠には2019年にもご出演いただき、好評をいただきました。その後、2020年には、コロナ禍で外出がままならなくなった利用者の皆様に落語を楽しんでいただこうと、師匠のオリジナル音源を提供してくださいました。この音源は音声版「ぶっくがいど」に収録。当センターにはすっかりおなじみの師匠、満を持して3年ぶりのご出演です。菊太楼師匠の話芸をぜひ、皆様にお聴きいただきたいと思います。
なお、当日は、席と席の間を空けて座席を配置し、定員70名で全席指定といたします。11月19日(土曜日)17時までにセンターにお申し込みください。応募者多数の場合は、抽選とさせていただき、当選者にはセンターからチケットをお送りいたします。また、落選した場合でもご連絡を差し上げます。皆様の応募をお待ちしております。
※全席指定ですので、早めに来て並ぶ必要はありません。開場後にお越しください。また、当日は、感染予防のためセンター内で食事をとることはできません。あらかじめ昼食を済ませてのご来場をお願いします。
私は約50年来のサッカーファンで、特にイギリスの「リバプール」というチームが大好きです。毎年イングランドのサッカーリーグ「プレミアリーグ」が開幕する8月を楽しみにしています。このプレミアリーグを見るには、有料の動画配信サービスに加入しなければなりません。この配信会社が、数年おきに変わります。今年は韓国資本の「SPOTV NOW(スポティーヴィー・ナウ)」が放映権を獲得したとのニュースが4月に飛び込んできました。「フーン、韓国系ね。」と記事を読み進めるうちに衝撃が走りました。な、なんとテレビでは見ることができず、パソコン、スマホ、iPadのような端末でしかみられないのです!日本では動画配信サービスを見るときはアマゾンのFire TV(ファイヤーティービー)に専用のアプリをインストールしてテレビで視聴できます。ところが韓国にはアマゾンがないのだそうです。(ほんとに?)そのため、テレビ向けアプリに対応しないとのことなのです。(うそでしょ!)
開幕間近まで待ちましたが、一向に対応する様子はありません。覚悟を決めてiPhoneをテレビに映すことを試みます。やり方は2つ。スマホをテレビに映すミラーリングアプリを使うか、ケーブル接続です。まず、お手軽なミラーリングアプリをトライ。インストールしてテレビに映してみると…、まるで、かつてのビデオテープのようなひと昔前の画像。ちょっと耐えられません。次に、ケーブル接続。これは専用のアダプターを購入しなくてはいけません。アップル純正品は高額なので、中国製の安価なものを購入。映してみるとミラーリングよりましですが、全体がぼやけていて、ボールの動きも見づらい。もしかしたら中国製アダプターのせいかも。そこでセンターのアップル純正品で試してみると、これは綺麗に写る。ボールも見える。(値段が高いのには理由があるんだ)泣く泣くアップル製を購入し、何とかテレビに映るようにはなりました。
しかし、そうは言っても不便なのです。リモコンがないので、操作をするには、いちいちテレビの横のスマホまで行かなくてはいけない。スマホの文字は小さいのでメガネをかける。操作しようと持ち上げると画面が90度反転する。間違って触ると別の試合になってしまう。一時停止も、早送り、巻き戻しも、いちいちスマホを手にもち、タップしなければならない。そんなあたふたする私をみて、飼い犬のチワワがアダプターに喰いつこうとする。
「こんな生活を、後数年も続けなければいけないとは。これも韓国資本が配信することになったからだ…」まだ、まだ、現実を受け止めれない私です。【センター長 杉山 雅章】
貸し出し担当の庄司です。
9月1日は「防災の日」です。今年も各地で、地震や火災、台風などに対する避難訓練が行われました。台風も多くなる季節、日頃の備えをしっかりしておきましょう。
さて今回は、色々な災害に出会ってしまった人たちが、様々なものから逃げるパニック小説をご紹介します。
内容:元陸自のヘリパイロットは平成南海トラフ大震災で妻と息子を失い、生き残った娘とは絶縁状態にあった。ある日、富士山の噴火が近いという情報を得て、御殿場市の全住民避難に動き出す。
コメント:逃げる方も大変ですが、避難を実行させる方も大変です。
内容:原発が次々と再稼働する日本。だが、テロによりメルトダウンが起こる。放射能はやがて東京にも降りそそぐ…。現役キャリア官僚による告発小説。
コメント:目に見えない放射能からは逃げられない。実際に起こったらと考えると恐くなります。
内容:様々な人が集まる昼下がりの東京駅。1億円の生命保険の契約書を持ち帰らなければならない会社員。オーディションを受けなければならない少女。そこには、爆発物を持ったテロリストも…。彼らが1つの紙袋をきっかけに、とんでもないトラブルへ巻き込まれていく。
コメント:東京駅を舞台に繰り広げられるパニックコメディ。ドミノ倒しのように緊急事態が転がっていきます。でも、コメディです。
内容:ある夏の日、埼玉県で突如として奇病が発生。20年ほど前に姿を消したはずの「日本脳炎」のようだが、ウイルスは従来のものとは異なる新型。保健センターは応急処置に追われ、行政の対応は後手後手に。致死率の高さや、重篤な後遺症が残るという恐怖に、人々は怯える。戦慄のパニック・ミステリ。
コメント:1995年に出版された本ですが、いまのコロナ禍に通じるものがあります。
新種のウイルスなどによる感染症や、台風・豪雨などの異常気象が珍しくなくなった今、他人事とは思えず、小説の主人公に感情移入してしまいます。異常事態をどのように解決していくのか、最後まで息をつかせぬ展開を楽しんでください。
連休明けの21日、この原稿を書いています。私は所用で18日に外出しましたが、雨に降られてずぶぬれに。その後はこりて、19日、20日は自宅で過ごしました。皆様はこの連休をどのように過ごされましたか?
次号からは、川崎市内で活動するボランティアグループを紹介する連載企画がスタートします。どうぞ、お楽しみに。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
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