2022年8月10日 発行
発行責任者 杉山雅章
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国会図書館配信のSPレコードの音源をお楽しみいただく特別企画「れきおんクラブ」第36回のテーマは、「テイチクレコード 歌は世につれ」です。
1934年の創業以来、演歌・歌謡曲を中心に日本の音楽シーンをリードしてきたテイチクレコード。戦前のディック・ミネ、戦後の田端義夫、三波春夫、そして石原裕次郎。激動の昭和の時代、いつも庶民とともにあった懐かしい歌声をお聴きください。
9月は、アメリカ映画「ジョジョ・ラビット」を上映いたします。サラウンド対応の作品です。
なお、本作品の音声ガイドは、シネマ・デイジーとして「サピエ図書館」にまだ登録されておらず、本上映会が封切りとなります。
メルマガ167号でご案内しましたが「プロレスリング・ノア」再募集いたします。リング上での動き、技を、音声ガイドの名ナレーター2名が熱狂中継する音声解説付きのライブイベントです。レスラーのぶつかり合う音、叫び声と共に、会場でFMラジオを通して実況を聞いていただきます。菊地眼科クリニック様はじめ4社のご厚意で、35名様をご招待します。
本物のプロレスを体感できるイベントですので、ぜひお申し込みください。
なお、音声ガイドを聞くにはFMラジオが必要です。会場でご用意しておりますが、コロナウイルス感染予防のため、お持ちの方はラジオとイヤホンをご持参ください。
川崎市を突っ切って走っている南武線、皆様にとってはとても身近な路線ではないでしょうか。ふと思い出した南武線エピソードを紹介します。
川崎に来る前のことです。ある日、私は武蔵小杉駅で東急東横線からJR南武線に乗り換えようとしていました。慣れない駅での乗り換えに迷ってしまい、親切に声をかけてくださった方がいたので、「JRに乗りたいのですが…」と尋ねてみました。すると、「外から行くのと中から行くのと、どちらがいいですか?」と彼女。疑問に感じつつも、「どちらでも大丈夫ですよ」と言ってみました。私としては、たどり着ければいいのですから。
が、彼女、どんどん歩いていきます。おかしいと思った私。確か乗り換えはすぐだったはず。「あのー…、JRの南武線に乗りたいんですけど…」「えっ!あ、そうか、南武線ですね!そしたらこっちじゃないです!」
そして彼女は親切に、「南武線はね、南武線って言った方がいいですよ。JRだと横須賀線だと思う人が多いから」と教えてくれました。私は、えぇー、南武線もJRじゃないの?と思ったのですが…。
なぜこんな話を唐突に思い出したかというと、最近、『南武線物語』(五味 洋治 著)という本を読んだからなのです。出版年は1992年と古いのですが、そこには南武線の歴史が、ちょうど平成に入ったあたりまで、エピソードや体験談も含めて色々と書かれていました。「南武鉄道」として始まったことや、戦後にまた私鉄に戻そうという動きがあったことも詳しく書かれていました。沿線の風物や、戦前や戦中は女性車掌が結構いたことなども書かれていて興味深い本でしたよ。川崎駅や武蔵小杉、武蔵溝ノ口は今とずいぶん様子が違うままで終わっていたので、そういう意味でも歴史を感じる本でした。
話を戻します。南武線はもともと南武鉄道という私鉄だったのですね。だから今も、南武線はJRというイメージが薄いのかもしれないと思いました。それに加えて、東京都から埼玉県にかけて走っている「西武線」と「東武線」は確かに私鉄です。だから、余計に紛らわしいのかも。そういえば、「南武線って私鉄じゃないの?」と友人に聞かれることもあります。
そんな南武線、沿線にはまだまだ私の知らないお勧めスポットがありそうだなと、わくわくしています。ぜひ、おいしいものやお勧めのお店、お勧めの場所などありましたら、教えていただけたら嬉しいです!【高木】
歩行訓練士の田村です。今年は特に厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回はスマホアプリに対応している、一部のコカ・コーラ社製の自販機を操作できる「Coke ON」(コークオン)というアプリを紹介します。iPhoneとAndroidどちらも利用できますが、今回はiPhoneのボイスオーバーをオンにしての使い方を説明します。
ボタンを触らずに購入するには、PayPay(ペイペイ)などの決済サービスをコークオンで登録しておく必要があります。あとはスマホのBluetoothをオンにしておいてください。
では、実際に使用する手順をお話しします。アプリを起動して自販機に10cmまで近づきます。おつり返却レバーの左側にある「販売中」というパネル近くに持っていくと自動でつながるか、画面が切り替わるので「自販機と接続する」をダブルタップします。前述した決済サービスを登録していれば、自販機にどんな商品があるか、画面読み上げによって確認することができます。この接続には時間制限があり、時間切れになった際は再接続してください。商品を選んでダブルタップすると、画面中央にチケット表示が出てきます。画面中央を一度触り、選んだ商品名を読み上げたらダブルタップホールド(ダブルタップの2回目で画面に触れたままにすること)して、画面上部にはじきます。自販機からピッとボタンを押したときと同じ音が鳴り、商品が出てきたら購入完了です。
センター最寄りで対応している自販機は、お隣の「ふくふく」1階にあります。詳しく知りたい方は、どうぞ田村までご連絡ください。
戦後77年目の夏を迎えます。私の20年来の友人は、サハリン(旧樺太日本領)に残留した日本人の帰国支援を行っています。今年はウクライナ戦争もあり取材依頼が多いそうで、先日ラジオ番組に友人が出演したのを聴きました。
「戦争さえなければ」
戦争によって運命を狂わされ、壮絶な人生を生き抜いた日本人お一人お一人に、あらためて思いを馳せる夏です。
明日11日から15日までセンターはお休みをいただきます。厳しい暑さとコロナの感染拡大が続きますが、どうぞお気をつけてお過ごしください。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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