2022年6月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
7月は、イギリス映画「リトル・ダンサー」を上映いたします。サラウンド対応の作品です。
7月10日(日曜日)に参議院議員選挙がおこなわれます。
選挙のお知らせ(選挙公報)につきましては、点字版・CD版・拡大文字版の用意があります。ご入用の方は、神奈川県ライトセンター貸出担当(電話 045-364-0022)にお問合せください。当センターにも若干のご用意があります。ご希望の方は早めにご相談ください。
なお、水車の会から録音版選挙のお知らせを受け取っている方は、今回も参議院議員選挙のお知らせが届きます。
神奈川県外の方は、お住いの自治体選挙管理委員会にお問合せください。
市内中をぐるぐるめぐる歩行訓練士の澤村です。今回は、川崎を縦断する南武線沿線のグルメ情報をお伝えします。
利用者Aさんのおすすめ、川崎・銀柳街の中華料理「天龍三世」。市役所通りに面した銀柳街の一等地に立地しています。お隣の天龍銀座街店は行列ができることもしばしばですが、Aさんは落ち着いて呑める「天龍三世」推しです。ほろ酔いセット(ビール・餃子・一品で1,280円)がおすすめ。料理人のワンさんが作るものはなんでもおいしいとか。地元民に愛される街の中華屋さんです。
利用者Bさんのおすすめ、平間の「おにぎり工房コジマライス」。お米屋さん直営で、新潟県産のコシヒカリを使用したおにぎり屋さんです。平間銀座という商店街の中にお店はあります。おにぎりは定番から自家製たぬき(天つゆがしみた揚げ玉)などユニークな具まであり、見た目より重量感があって食べ応えがあります。Bさんはたまにおにぎりが食べたくなると、唐揚げと卵焼きセットもあわせて買うんだとか。お昼は並ぶので午前中に行くとスムーズ、現金かPayPayが使えます。
利用者Cさんのおすすめ、宿河原の「パティスリーアノー」。デイサービス「かみふうせん」から二ヶ領用水沿いに徒歩1分の洋菓子店。目移りするショーケースの中で、Cさんがいつも選ぶのは「あのね」という棒状のコロネです。サクサクパイ生地の中にカスタードクリームがぎっしり入っています。縦長の袋に入っているので、パイ生地が外にポロポロこぼれず食べやすさもベリーグッドです。
最後に、杉山センター長のおすすめ、溝の口の「和菓子処みよしの」です。マルエツとスタバがある道を進み、二ヶ領用水の手前にお店はあります。ある日訪問先からセンターに戻ってきたら、デスクにかりんとう饅頭が置かれていました。カリッと甘いお饅頭が体と心をほっこりさせてくれます。昔ながらの和菓子屋さん、お団子や大福など種類もたくさんあって店頭で迷ってしまいます。
ところで、私が担当させていただく利用者さんは、困ったことにお腹が鏡餅になる傾向にあります。あちらもこちらもお餅をつまみながら、話題はダイエットに。私もドラえもん体型なので、その類の相談は頼りにならないかもしれませんが、お困りの時はいつでもご連絡ください。どこでもドアですぐに駆けつけます。
物騒なタイトルではじまりました。こんにちは、音訳・音声ガイド担当の橋口です。
突然ですが、想像してみてください。「本屋大賞が決まった!読んでみたい!」、あなたは本をリクエストすべくセンターに電話をします。
「あ、○○さん、こんにちは庄司です」
(あぁ、お声に癒されるな)と考えたが最後、借りたかった本のタイトルは忘却の彼方へ、残されたのは断片的な記憶ばかり。「えーっと、少女たちが同志たちを撃ち殺すようなタイトルだったかな…」、としどろもどろ。皆様にはそんな経験はありませんか?
困った時は、諦める前に覚えていることを断片的に教えてください。そのキーワードをつなげて、皆様を読みたい本に導くお仕事を、図書館業界では「レファレンスサービス」といい、貸し出し担当の腕の見せ所となっています。センターでも、ダンディ藤本とマドンナ庄司の凸凹コンビが、コナンと毛利小五郎のごとく、利用者のもやもやを解消すべく奮闘しています。
こんな利用者と貸し出し担当のやりとりを、漫才のボケとツッコミのノリでおかしく紹介しているのが福井県立図書館編「100万回死んだねこ」です。たとえば、「下町のロボットってありますか?」というリクエストに対して、貸し出し担当は「下町ロケットならございます」と答えます。そして解説が続きます。「こちらの聞き間違いかと思い、利用者に聞き返してしまいました(中略)幸い、ドラマ化もされた人気作品なので、すぐにお探しのものを見つけられました。よかったです」と。ちなみにタイトルの「100万回死んだねこ」ですが、正しくは「100万回生きたねこ」(佐野洋子)です。
さて現場の話で申し訳ありませんが、同じ頃にセンターで製作していたのが「100万回生きたきみ」です。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の七月隆文が文庫用に書き下ろした、100万回生まれ変わった少女の一途な恋を描く感涙のライトノベルとなっています。貸し出しをご希望の方は、ぜひセンターまでお問い合わせください。
最後に注意事項をひとつ。ご紹介した本は「100万回生きたきみ」であり、「100万回死んだきみ」ではありません。また、「100万回生きたねこ」ではなく、「100万回死んだねこ」です。いや、「100万回生きたねこ」は、それはそれで合っているのか。うーん、まぎらわしいことこの上ありませんが、どうぞお間違えのないように。
上記で登場したセンター製作の図書は以下の通りです。貸し出しをご希望の方は、貸し出し担当までお知らせください。
6月10日に、2017年に本屋大賞を受賞した、恩田陸著『蜜蜂と遠雷』をテーマに、「小説の中の音を楽しむ会」を開催しました。この会は、読書会の発展形として、小説をもっと楽しむために企画された催しです。
『蜜蜂と遠雷』は、ピアノコンクールに参加する若者たちを描く小説です。まずは小説をデイジー図書で聴き、次にピアノ曲を音楽CDで流して曲そのものも楽しんでみました。具体的に言いますと、最初は主要登場人物の一人である高島明石が予選第1曲目をどんな風に練習して臨んだかを小説で聴き、次に小説の中で演奏されたショパンのバラード第2番を音楽CDで聴いてみる、という具合です。小説と実際のピアノ曲をたくさん聴き比べ、表現の面白さ・奥深さを楽しんでみました。コンクールの本選ではピアノ協奏曲が課題曲となるので、オーケストラ付きのピアノ協奏曲も楽しみました。
「まだ小説は読んでいなかったが興味がわいたので読んでみたい」「小説の中ではこんな演奏がされていたんだという驚きと発見があった」という感想もあり、大好評でした。音響の良い広い環境で大人数で音楽を聴くことにより、臨場感のある体験ができたと思います。どなたでも参加できるイベントですので、次はもっと多くの方の参加をお待ちしております。
今月より点訳者の養成講座が始まりました。年度末に新しい点訳者をお迎えすべく、年末まで全16回の講座が続きます。
涼しい日が続いたと思ったら、急に暑くなりましたね。皆様、お体に気をつけてお過ごしください。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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