2022年4月25日 発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
4月30日(土曜日)は図書整理日のため、休館とさせていただきます。4月29日から5月5日のゴールデンウイーク期間中は、5月1日(日曜日)のみ開館し、その他は休館です。ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
5月は、アメリカ映画「風と共に去りぬ」を上映いたします。
2020年にセンターで公演いただいた神田京子先生から講談の会のお知らせがありました。文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞した新作講談「金子みすゞ ~明るいほうへ~」をお楽しみいただけます。
音訳・音声ガイド製作担当の橋口です。一昨年、妹が昇進しました。そのお祝いにと妹が商品券をくれ、「やったー」と喜んだ兄が、「はて、この場合、昇進した方が贈るのではなく、贈られるべきでは?」と根本的なことに気づいたのは、一年後のこと。このままでは沽券に関わると、立ち上がったおっさんこと私が、ルイ・ヴィトンで人生初買い物をするというのが今回のお話です。
まずは、買い物の基本、予算決めとリサーチから。しかし、本当に値段の桁が違うものですね。次に店舗。ここで銀座とかを選ぶとアレルギーが出そうなので、洗練されない残念都市「池袋」に赴くことにしました。北風が肌に沁みる年末のある日でした。
ただ、問題点がひとつ。私は店員に話しかけられるのが苦手です。高級ブランドなので接客も余裕綽々、自由に店内を見させてくれる可能性もゼロではありませんが低いでしょう。しかし、私にはひとつの秘策がありました。それが「イヤフォン音量ガンガン、何も聞こえないよ大作戦」です。詳しく説明しますと、え、必要ない?
まぁ、その秘策を携え、いつもより少しだけ清潔感のある格好をして、店内に足を踏み入れようとしました、が…まさかの入場規制!人人人の波。コロナ不況が高らかに謳われる2021年の年末、それが嘘に感じられるようなバブリーな光景が広がっていました。
仕方がないので、並んで待ちます。十数分後、スーツ姿の女性がタブレットを手に歩み寄り、「大変お待たせしました。それではご案内します」と優雅な所作で私を店内に導いてくれました。並んで歩きはじめる店員と私。
「むむ!?」
この時の衝撃は忘れません。まさかのマンツーマンだとは!瓦解した秘策はもはや体をなさず、私にできることといえば、必要最低限の会話で速やかに買い物を終えることだけでした。
ただ、戦果はどうであれプレゼントはゲットできたので(何かは内緒です)、あとは実家に帰った際に渡すだけです。妹だけではあれなので、母には布団乾燥機を買うことにしました。ヤマダ電機、最高ですね!布団乾燥機の前で20分、悩み放題の私がいました。その姿が高級ブランド店にふさわしいものになるには、あと何十年必要でしょうか。「四十にして惑わず」という名言がありますが、迷いだらけの40代のおっさんは来る日に備え、今日も「イヤフォン(中略)大作戦」に代わる秘策を練り続けるのです。
皆様、お待ちかねの本屋大賞が4月6日に発表されました。どの作品も、本を知り抜いた書店員が推薦するものですので内容の面白さは折り紙付きです。作品の内容までお知らせしたいので、2回に分けて5作品ずつ紹介します。
デイジー図書はすべて1巻です。貸し出しをご希望の方は、貸し出し担当までご連絡ください。【庄司】
新年度を迎え、就職や進学で定期券を買われた方もいらっしゃると思います。最近は定期券をSuicaやPASMOなどのIC乗車券にすることが多くなりましたね。また、機種によってはスマートホンにIC乗車券を設定することもできます。
意外と知られていないのですが、SuicaやPASMOには、改札通過時の音を残額や定期有効日数に応じて変えてくれる機能があります。この機能は駅の窓口で申し込みをしないと有効になりません。
たとえば、チャージ残額が1000円以下になると3回ピピピとなったり、定期券の期限が12日を切ったときにピッピとなったりします。
改札通過時には、IC乗車券の残額などが表示されますが、これらが見えない視覚障害者には有効な機能といえるでしょう。詳しくは以下のページを参照してください。また、スマートホンにIC乗車券を設定している場合は、アプリ上で上記の機能を有効にできます。
今年度より、25日号で翌月の上映会予告をすることになりました。5月は「風と共に去りぬ」。この作品、コロナ禍で何度も中止になっています。今度こそ無事に上映できますように。職員一同、祈っています。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。