2021年10月25日(月曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
まず最初に、前回のメルマガ掲載記事「本棚を探して」のコーナーでご紹介した内容について、補足情報がありますのでお知らせします。
川崎市立図書館所蔵の一部の古いCDには、CDの盤面に直接シールが貼られているものがあるそうです。
プレクストークの取扱説明書には、「ラベルやシールを貼ったCDは使用しないでください。故障・不具合の原因になります。」という注意事項が書かれています。シールの貼られているCDの取り扱いにはご注意ください。
10月から新しいスタッフが加わりましたので、ご紹介します。
10月からこちらに勤務させていただいております大森直子と申します。現在、貸し出しや映画音声ガイド製作などを担当しております。
こちらに来る前は東京都立中央図書館でカウンター業務などをしておりました。
趣味は、京都旅行・写真を見たり撮ったりすること・話せないけどフランス語の勉強をすることです。好きな食べ物はチョコレート・アイスクリームなど甘いものが大好きです。映画上映会などで、受付や会場内スタッフをしております。その際に皆様とお会いできると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
国会図書館配信のSPレコードの音源をお楽しみいただく特別企画「れきおんクラブ」の第31回は、「よみがえるあの日・あの頃 思い出の児童合唱団」。レコードやラジオから流れる元気な子どもたちの歌声は、懐かしい幼い日の思い出を呼び起こします。唱歌や歌謡曲、ラジオ・テレビ番組の主題歌など、幅広く活躍した子どもたちの歌声をお聴きください。
毎月開催しております音声解説付きDVD映画の体験上映会は、11月から定員を超えた場合は抽選とさせていただきます。抽選結果については、センターから電話連絡いたします。受付締め切りは、上映会の2週間前の木曜17時です。11月26日(金曜日)、27日(土曜日)の上映会は、11日(木曜日)17時が締め切りです。安全に上映会を開催するため、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
10月31日(日曜日)に 第49回 衆議院議員総選挙 および 第25回 最高裁判所裁判官国民審査、第20回 川崎市長選挙 および 川崎市議会議員幸区選挙区補欠選挙 がおこなわれます。それぞれ、点字版・CD版・拡大文字版(衆議院・国民審査のみ)の用意があります。ご入用の方は、衆院・国民審査は神奈川県ライトセンター貸出担当(電話 045-364-0022)に、市長・市議補欠は当センターにご連絡ください。
なお、水車の会から録音版選挙のお知らせを受け取っている方は、これまで通り衆院・国民審査・市長・市議補欠のお知らせが届きます。
今月半ば、センターに東京2020オリンピックのトーチがやってきました。「トーチ」とは、聖火ランナーが持つもので、トーチの先端に聖火をともして走ります。そうして、トーチからトーチへと聖火を移してリレーを行います。
このトーチ、先月までは日本点字図書館のふれる博物館に展示されていました。ふれる博物館の「タッチ The スポーツ!」展が終了したため、12月までの期間限定で、当センターに来ることになったのです。
イベントの際や、またご来所時カウンターにお声がけいただければ、いつでも触れていただけます。
本来は聖火ランナーを務めた人しか持つことのないトーチです。貴重な機会ですので、ぜひ触れてみてください。
貸し出しを担当しております藤本です。三児の父、齢四十を迎えようとしております。
さて、日頃の運動不足に加え、代謝に変化を感じる今日この頃。ふとショッピングモールの片隅で燦然と輝くものを私は見つけたのです。それは、マッサージチェア。
温泉宿や整体院などにも置いてある、マッサージチェア。電気屋さんで試したいけれど売り物にどっかりと座るのも気が引けるマッサージチェア。あれが、買い物ついでに12分300円で利用できるというではありませんか。むむ、これは試してみたい。電気屋さんでは気が引けるけれども、これはきちんとレンタル料を払うのだ、遠慮することはない。100円玉が3枚、お財布にも、ちゃんとある。よし、いざ挑戦。なぜだか周囲を見渡して、靴を脱ぎ、よっこらせと腰かけると意外に深い座り心地。ふむ、無重力マッサージなるものが売りなのか。ほほう、どんなものかと思えば、腰かけた椅子が座面から足から、背もたれが倒れるのに合わせて上がってくる仕組み。ロッキングチェアが電動でどんどん寝転んでいくかのような、そんな構造になっているのであります。これはすごい。飛行機の離陸時だってこの角度はあるまい。すっかり足を天に投げだすかのようなかっこうにされて、いよいよ背中のローラーが上下左右と攻めてくるのです。
このマッサージチェアは臀部にもローラーが降りてきて、右から左から大変絶妙な強さで叩いたり震えたりしてくるのには感動を覚えました。日頃、子どもを保育園に連れて行くのに自転車を必死でこぐ私の臀部を、控えめともしっかりとも形容しがたい見事な強さでほぐしてくれるその様は、いったいどんな研究をしてこの動きを導き出したのかと問わずにはいられぬ心地よさです。これを知って、私のマッサージチェアに要求する水準は一気に上がってしまったと言わざるをえないでしょう。
すっかりいい気分になって、あっという間に12分が終わり…これはもう1度やるしかないとお財布を確かめると、そこには10円玉と1円玉がころころと転がるばかりだったので、これでやめておきなさいというお告げと信じてその場を後にしましたが、その夜、インターネットを調べた私は愕然としました。購入となると、お値段は40万越え。とても手の届くお値段ではありません。いや待てよ?毎週通って300円を使ったとしても年間52週として15,600円。こ、これは、買うのではなくここへ来て300円で利用するしかない!これもまたお告げのごとし。よし、これからはもうこの300円を迷うまい!
妻に嬉々としてこの結論を話すと「使わないのが一番やすい。」――まったく、ごもっともな話なのでした。
4回目の訓練コラムは、近年ニーズが増えている「相談」についてまとめたいと思います。センターでの分類になりますが、計画を立ててある一定期間行う「訓練」に対し、ポイントを絞った単発ニーズへの対応や、訓練に至る前の準備などを「相談」と区別しています。
障害福祉・介護保険サービスや社会資源をはじめとした情報提供、用具やスマホ、白杖の基本的な使い方など、部分的なサポートがあればずいぶん楽に生活できる方はいらっしゃいます。以前、相談や訓練を受けられた方が、見えにくさが進んだり、引越しや進学就職など、環境が変わった時に連絡をいただく方も多いです。なかには障害への心理的葛藤が大きく、不安、怒りの感情が行き来している方もいらっしゃいます。
私たちは最初2時間程度いただき、困っていることやどのような生活をしていらっしゃるか、時に絡まったお気持ちをじっくり伺います。そして私たちがお役に立てる可能性があることにつなげていきます。
その時に十分な対応ができなくても、例えばイベントや何か探されていた情報を私たちがキャッチできた時に、こちらから連絡させていただくこともあります。身近に頼れる相談先のひとつとして機能できるよう、お顔がみえる関係を大切にしています。(澤村)
編集担当になって2回目をなんとか迎えた澤村です。1ヶ月のなんと早いこと。みんなの協力のおかげで、編集をドタバタと乗り越えております。
新しいメンバー大森を迎え、総勢15名になりました。杉山センター長以下、フル稼働で毎日奮闘しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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