2021年7月10日(土曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
シティ・ライツの音声ガイド付きで昨年大好評を博したあのイベントが、今年も帰ってきます!8月15日(日曜日)にカルッツかわさきで開催される、プロレスリング・ノア「KAWASAKI,GO!2021」に、20名様を無料でご招待します。
レスラーたちの鍛え抜かれた肉体がぶつかり合う迫力、人間模様が織りなすドラマ、時には笑いも起こる、熱いエンターテインメントを体感してみませんか?
ご希望の方は電話またはメールで、8月6日(金曜日)までにセンターにお申し込みください(応募者多数の場合は抽選。結果は当落に関わらずご連絡します)。
なお、音声ガイドを聴くにはFMラジオが必要です。コロナウイルス感染予防のため、お持ちの方はラジオとイヤホンをご持参ください。
当センターの人気イベント「音声ガイド付きDVD映画の体験上映会」の、2021年度の上映作品を紹介したパンフレットが完成しました。基本情報だけでなく、内容紹介も充実しているので、映画好きには必携の一冊になっています。
今年は、拡大文字版・点字版・デイジー版をご用意しています。ホームページでデータを公開予定ですが、郵送でも対応いたします。ご希望の方は、センターまでお問い合わせください。
5月のGW開け、横浜旭区二俣川駅近隣から湘南エリア中郡二宮町へアイメイトと共に引っ越しした。特に同居人はおらず、比較的身軽な引っ越しではあるが、
・視覚障害者の1人暮らし
・大型犬のアイメイトが同居
・いわゆる普通の民間アパートを希望
という条件での家探しは、ことさらエネルギーを使い果たした。
少しでも安価な家賃のところを探していたところ、昨年11月に良い物件があったので現地に行って見学し、その後申し込んだ。古い団地だが、共用利用するエレベーターも付いている7階の部屋。ところが、そこの棟の住人全世帯に盲導犬が 住むが承諾できるかという前調査をし、1世帯も反対がなければ、申し込みを受理するという試練に突き当たった。3ヶ月ほどたち、忘れていた頃になって募集は受理された。だが、3年で部屋を明け渡す物件であり、3年後に同じUR間で引っ越せば、敷金は無料となるが、やはり同じ犬の調査がつきまとうとのことなので断った。
引っ越し日の半年前とは言えオーナーからの突如の立ち退き要請だったので、手持ちの引っ越し代がない。毎月の給与から返そうと、この制度を申し込んだが、やれ決まった物件を示せとか、引っ越し代の見積もりを取れとか、費用は先に個人で立て替えてはならないとか色々言われる。普通なら引っ越し先が確定し、住居についての様々な条件が決まった以後に、ようやく依頼できるものなのに、家を決めないのに見積もりを取れという。見積もりだから日を想定して算出する。でもシーズンによっては費用はずいぶん変化する。さらに、社協では、審査から数ヶ月後に貸し付け費用が振り込まれるという制度らしく、不動産屋さん、オーナー、引っ越し屋さんに、その支払い時期を見込んだ見積もりをそれぞれ取れ!といった制度だった。もちろん現実的に借りられないことが分かった時点で断った。
全盲者の1人暮らしプラス大型犬という条件は、とても物件の探しづらいものとして初めから業者には予防線が張られてしまう。楽に安い取り引きを数こなす方が、商売としては効率良く捌けるので当然のこと。まして3月から5月にかけては、引っ越しのトップシーズン。とてもたくさんの物件が扱われる時期でもあるので、探しづらい案件に時間をかけるくらいなら、飛ぶように売れる一般的な人々に対応した方が効率、儲けが良いわけだ。なので、私は初めからこちらの事情をそのまま話すことにした。その上で条件達成のため、オーナー、管理会社と折衝する気があるならば、物件を探してほしいことを、先に伝え、地元近くの業者に片っ端から電話した。
この自身で編み出したやり方で、最後まできちんと対応してくれそうな不動産屋を探すことができたし、意外と大手の業者でも大丈夫だった。
結局のところ、資金は何とか調達でき、更にとても安い荷物運搬費用を相見積もりから選択、うまく収めることができた。引っ越し業者は新横浜の中規模業者、不動産屋は小田原駅前、当日は現地の鍵が間に合わないと追加料金を取られるので、頼み込んで知人に車を運転してもらってトラックを追いかけた。家は総面積47平方メートルと犬と暮らすのには充分だし、なにしろ空気がおいしい。通勤時間帯なら1時間に5本で所用時間8分のバスの便。川崎まで電車乗り換え無しは
粘ったご褒美と思っている。
ともかく、視覚障害者の自立的生活をしっかりと自身で守るには、相当なエネルギーが必要だった。【今野】
貸し出しの庄司です。今、占いがブームなんだそうです。皆様は、占いを信じますか?一昔前には、占い師が路上で手相などを見ていたりしましたが、今はパソコンやスマホを介してリモートで占ってもらったりするそうですよ。かつては、「A型自分の説明書」「B型自分の説明書」など、血液型別の本が大流行りだったこともありました。さて、今は、点字やデイジーではどんな本があるのでしょうか?
占いが流行る、というのは不安な時代に安心を得たいということなのかもしれませんね。のめり込まず、自分が安心できるところだけ取り入れ、気楽な気持ちで楽しむのがいいかもしれません。占いや性格判断などは、もう生活に根付いていて、勝手なイメージというものがありますね。私も血液型には「A型は几帳面」「O型はズボラ」等のイメージがあります。そして何となく点字図書館業界はB型が多いような気がします(個人の感想です)。
貸し出しをご希望の方は、センターまでご連絡ください。
一年前、生まれて初めてプロレスを観戦しました。それが今号でご紹介したプロレスリング・ノアの「KAWASAKI,GO!2021」です。今年もまたこのイベントにご招待いただいたばかりか、去る7月7日には大原はじめ選手が来館され、杉山センター長と再会を喜び合いました。繋がるご縁に、ただただ感謝です。
ぶっくがいど8月号には、大原選手の肉声メッセージが収録される予定です。ぜひお聞きください!また、イベント当日は私もお邪魔しますので、一緒にレスラーたちを応援しましょう!皆様のご参加をお待ちしています。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 橋口講平
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