川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第138号

2021年4月25日(日曜日)発行

発行責任者 杉山雅章


目次

目次ここまで


1 センターからの大切なお知らせ

 現在川崎市は、まん延防止等重点措置の区域に指定されています。しかし、緊急事態宣言の対象にならなかったため、以下の業務は、これまでと変わらず実施してまいります。


2 カワサキ春だより/新職員のご紹介(後編)

 前回に続き、センターの新たなメンバーを紹介します。高木、田村の2名、いずれも新規採用のフレッシュな職員です。

高木 智代(タカキ トモヨ)

 皆様、初めまして!新人職員の高木智代です。苗字は濁らない「タカキ」と読みます。
 私は4月に新しく入った職員です。主にパソコン・ICT訓練を担当することになります。不慣れなことも多いので皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、温かく見守っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
 さて、まずは私がどんな人間かを紹介しましょう。見た目は、背が高く髪は長いです。小学校2年生から点字を使っていて点字歴は20年を超えました。おいしいものと読書が大好きですので、皆様にも川崎のおいしいものやおすすめの本など教えていただけたら嬉しいです。
 私は大学を卒業してから2年間、カナダのバンクーバーで教育の勉強をしていました。バンクーバーは多国籍でとても面白い町でした。そのときの話などはまた次の機会に。
 イベントや電話口、訓練のときなどに皆様とお話しできることを楽しみにしています。

田村 颯人(タムラ ハヤト)

 4月1日付で本センターに勤務することになりました、田村颯人と申します。
 颯人の字は左に立、右に風と書き、当センターで行われる春のコンサートで演奏してくださるクァルテット颯(はやて)の颯に、人と書いて はやと と読みます。
 コロナが広がってからは友達とおすすめの曲を紹介しあって感想を言い合っています。最近ですと、「夜に駆ける」がヒットした「YOASOBI」(よあそび)や、「Aimer」(エメ)だったり、「ずっと真夜中でいいのに」などを聞いています。ジャンル関係なくおすすめの一曲などあればぜひ教えてください。
 中学、高校の頃はヴィオラという楽器をやっていたので、クラシックも少しかじっていました(曲名などほとんど忘れてしまいましたが)。
 まだまだ不慣れなことが多くご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。

編集委員より

 新任職員3人が「スタッフルームから」に登場するのは、今年秋頃の予定です。そちらもお楽しみに!


3 ニュース&トピックス

(1) 貸し出し希望はお早めに~5月連休のお知らせ

 今年もゴールデンウィークが近づいてきました。今年は振り替え休日が発生することもなく、カレンダー通りのお休みです。
 センターのお休みは、4月29日(昭和の日)、5月3日(憲法記念日)、5月4日(みどりの日)、5月5日(こどもの日)です。4月30日(金曜日)から5月2日(日曜日)は通常通り開館しております。祝日前後は郵送にお時間がかかるケースがございますので、貸し出しのご希望はお早めにセンターまでご連絡ください。

(2) 5月1日「れきおんクラブ」のお知らせ

 国立国会図書館配信のSPレコードの音源をお楽しみいただく特別企画「れきおんクラブ」の第29回は、コロナの影響で延期しておりました「れきおんで聞くピアノ名曲集」。昭和初期に録音されたベートーベンやショパンなど、クラシックのピアノ曲をご紹介いたします。心地よい旋律に耳を傾けながら、午後のひとときをどうぞお楽しみください。

日時
5月1日(土曜日)午後2時から4時
定員
20名。予約制。

4 スタッフルームから

 貸し出しの庄司です。12月に母が亡くなりました。そして先日父が亡くなりました。ちょうど二人の結婚記念日だったので、母が父を呼びに来たのでしょう。

 私の実家は本屋でした。小さい頃、店が開く前に店内の通路を三輪車で疾走していたのを覚えています。また、小学生の頃は「りぼん」「マーガレット」など、漫画ばかり読んでいました。普段は厳しい父でしたが、本を読むことに制限はなく、欲しい本は父親に「ツケ」にして読みたい放題でした。が、続き物のコミックスなどは全巻ツケにしてもらう勇気はなく、そーっと、手垢を付けないように、こっそり読んでいました。家にも本がたくさんあって、お菓子のレシピ本の写真にわくわくしたり、戦争文学のむごいストーリーに驚愕したりしていました。しかし中学生になると学校や部活動で忙しく、本を読むということからはすっかり遠ざかってしまいました。

 また本を読み始めたのは子供に読み聞かせを始めたころから。無料で本を読むことに慣れてきたので、買って読むというよりは図書館で借りる派。児童書や紙芝居は近所の図書館で借りていました。そして、仕事先の点字図書館には製作した後の墨字原本が保存されていて、それは借り放題!色々読ませていただきました。あとは職員の方に面白い本を教えて頂いたり、姉(代官山蔦屋書店文学コンシェルジュ、録音雑誌「ホームライフ」のトークエッセイでおなじみのあの人です)から情報を仕入れたり。鬼平犯科帳などの時代小説から、話題の小説など、少しずつ読んでいきました。毎日の通勤時間は私の貴重な読書タイムとなっています。みなさん、面白い本があったら是非教えてください。

 かつての実家である本屋はまだ同じ場所にありますが、4人姉妹の誰も後を継がなかったため、今は他の方が経営をしています。あんな田舎でたくさんの本に触れさせてくれた両親に感謝しています。


5 訓練担当コラム/ささやかな喜びこそ一緒に大切にしたい

 今号から訓練担当職員によるリレーコラムを2ヶ月に1回お届けすることになりました。トップバッターを仰せつかりました澤村です。

 私事になりますが、思わぬ配置転換で歩行訓練士になって3年半が過ぎました。当初は私にこの仕事が務まるのか不安でしたが、出会った利用者さんお一人お一人からかけがえのない多くの学びをいただいているおかげで仕事ができています。その中から訓練士になってまもなく担当することになったNさんの訓練をご紹介したいと思います。

 Nさんは20代の頃勤めていた化学工場の事故が原因で顔面にアルカリ性の火傷を負い、目にも障害が残りました。皮膚移植による顔面の痛みと隣り合わせの人生だったそうですが、鍼灸治療院を開業し、ご家族に恵まれ、誇り高く生きてこられた方です。

 ある日の歩行訓練終了後、2人で玄関脇のお部屋でお茶を飲みながら訓練の振り返りをしていました。その時、玄関の外でバイクがブーン、硬いものがカタッと落ちる音がしました。すぐに「あっ!先生(私のこと)、今ね、郵便屋さんだと思うんです。本が来たんじゃないかなぁ。」普段はジェントルマンのNさんが、まるで子どもがクリスマスの朝にプレゼントを見つけたようなわくわくしたお顔をみせるのです。デイジー図書をこんなにも今か今かと楽しみに待ち望んでいらっしゃるのかと驚きました。ささやかではあるけれど、日常の大切な喜びの瞬間に立ち会えることが、訪問訓練の醍醐味だといえます。

 Nさんは残念ながら2019年にご病気でお亡くなりになりました。調子のいい日は5分でも外に出てお散歩したいというお気持ちがあり、亡くなる4ヶ月前まで同じく訓練士の遠藤と交代で付き添うことができました。

 先日このコラムにご紹介させていただくにあたり、Nさんの奥様にご連絡を差し上げました。ちょっぴりお茶目なNさんの在りし日を奥様と思い出しながら、私はお役に立てたのだろうか、いや、私が教わるばかりだったなとあらためて感じています。Nさんは今日も私の心の中に生き続け、明日を生きる勇気をいただいているのです。


6 編集後記

 今年度より25日号の編集を仰せつかった点訳担当の浦野です。このメルマガでは、野球と落語の話ばかりしていますね。
 至らない点もあると思いますが、皆様のお役に立てる情報をお届けしていく決意です。どうぞよろしくお願いします。

メールマガジン『アイeye』 編集者 浦野盛光


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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