2020年10月25日(日曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
インフルエンザの流行シーズンを前に、予防接種への関心が高まっています。今年は、新型コロナウイルスとの同時流行が危惧されるため、希望者も増加の傾向にあるようです。
現在川崎市では、次の方が指定の医療機関で予防接種を受けた際の、自己負担金(2300円)を公費で負担しています。
接種までの流れや実施医療機関など、詳細はコールセンターまでお問い合わせください。
皆様は、ヘルプマークをお持ちでしょうか?
ヘルプマークは、支援や配慮を必要としている方々が、周囲から協力や理解を得やすくなるよう考案された、縦85mm×横53mmほどの大きさのカードです。鞄などに下げてご利用ください。
デザインは、赤色の下地に白の十字とハートマークを配列したデザインで、裏面にシールを貼り、受けたい支援などを記入することができます。
アイeyeセンターでは、このヘルプカードをお配りしています。ご利用にあたり、障害者手帳の有無は問いません。ご希望の方は、センターまでどうぞ。
訓練担当の今野です。コロナ禍であっても出かけずにおしゃべりのできる会議ソフト『Zoom』は、パソコンやスマートフォン、ガラケーなどを利用して、好きな場所から繋がることができる情報交換・交流ツールです。
今回、このZoomを使って、皆様のICTライフについて情報交換する場を企画しました。第一弾は、YouTubeの活用方法を取り上げます。
YouTubeには、音楽・ドラマ・アニメ・医療・経済・投資など、あらゆる分野の番組がたくさんあります。今回は、その一例をご案内しながら、YouTubeの魅力をたっぷりとご紹介します。
この機会に、オンライン交流会を体験してみませんか?
お気軽にお申し込みください!
こんにちは、橋口です。突然ですが、皆様は年の瀬の風物詩といえば、何を思い浮かべますか?
私の場合は、新宿の歌舞伎町のすぐ隣に建立する花園神社の『酉の市』です。商売人でもないのに、11月になるとふらりと顔を出し、熊手を頭上に掲げ境内をウロウロするのが、なぜか恒例になっています。
熊手といえば言わずもがな、商売繁盛を祈願する縁起物です。花園神社の酉の市は、新宿という土地柄もあり、足を運ぶ人々も実に多種多様で、人間観察にはぴったり。きっちりとスーツを着こなしたサラリーマンから、露店を冷やかしにきた大学生カップル、はたまた物珍しげに写真を撮る観光客、先の尖った革靴を履いたツンツン頭のホストまで、この街は実にさまざまな人が集うものだと感心させられます。
余談ながら、熊手の粋な買い方とは、値下げ交渉にはじまり、値切った分を「ご祝儀として店側に返す」というもの。貧乏性の私には、実践できそうにありません。
さて、ある年の話です。気まぐれな私は、親に熊手を買いました。お世辞にも親孝行な息子とは言えない私ですが、重ねた不孝を恥じるくらいの良心は持っていたようです。
日頃の感謝と「家内安全」を願い購入したものの、親のリアクションはといえばいまいち。なるほど、一緒に貼られていた「先客万来」「商売繁盛」の札が、現役の看護師には微妙だったようです。しかも中央には、黒い招き猫。縁起が悪いこと、この上ありません。
昨日、久し振りに実家に顔を出したら、黒猫の熊手は相変わらず床の間に祀られていました。かれこれもう5年以上は経ちますし、神様は古いものを嫌うようなので、神社に納めて、新しいものを買ってこようかと考えたものです。
今年の酉の市は三の酉までありますが、時勢にならい、規模は縮小。入場制限や終了時間を前倒しするほか、販売も熊手のみに限り露店出店はないようです。露店も魅力のひとつなので、足を運ぶ人も減ることでしょう。境内に響く柏手も、少し寂しいものになりそうですね。
それでもある程度の人混みは予想されるので、突撃する勇気のない私は、早くも諦めつつあります。そんな訳で、床の間の熊手にも、もう少しお世話になろうと思います。
あぁ、黒猫様、来年も我が家の安全をお守りください。
天使のつめきり川崎さんとの出会い
歩行訓練士の澤村です。生活のお困りごとを伺う中で、足のツメが怖くて切れないというお声をたくさんいただきます。
何かいいツメキリはないだろうか探してはいたのですが、ツメが挟みにくかったり、あてるだけの電動タイプは削れすぎたり……。ツメキリに限らずですが、安全第一で道具を使いこなすのはなんとハードルが高いことか。今センターで取り扱っているやすりタイプは、手のツメを定期的に整えられる方には自信をもっておすすめできる商品ですが、足のツメはどうなんだろうとお恥ずかしながら宿題はそのままになっていました。
前置きが長くなりました。たまたまプライベートつながりで、川崎市内に「天使のつめきり川崎」という、看護師さんによるメディカルフットケアサロンがあると知りました。
視覚障害者のためのツメキリを探していることを面倒がらずに聞いてくださるだろうか、ちょっぴり緊張しながら電話をかけてみました。あたふたして要点がうまくまとめられずになんとか留守電にいれると、すぐに折り返しのお電話をいただきました。落ち着いた優しそうな女性のお声で、一緒に考えますよとお答えいただきました。
足のツメキリでさえ気持ちがなかなか動かなかったのに、当事者の方が、センターにはじめて電話するのは勇気がいることで、きっと不安を感じながら受話器を手にしてくださっているのだろうなとつくづく考えさせられました。
肝心なツメキリの話ですが、次回以降お伝えしますので楽しみに待っていてくださいね。また「天使のつめきり川崎」(東急田園都市線 梶が谷駅すぐ)に関心がある方は、当センターまでお知らせください。
当センターを8月末で退職した鳥居さんが、会社を立ち上げました。社名は『音声ガイドット』、事業内容は、……言わずもがなですね(笑)。
「この歳で、こんなにやりたいことができていいのだろうか」と、顔を輝かせていました(顔が輝くってこういうことなんだなぁと、しみじみと眺めていました)。
おめでとうございます。鳥居さんのさらなるご活躍をお祈りしています。
メールマガジン『アイeye』編集長 橋口講平
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
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ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
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