川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第123号

2020年9月10日(木曜日)発行
発行責任者 杉山雅章


目次

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1 ニュース&トピックス

(1) 2020年版『川崎わくわく用具ショップ 商品カタログ』が完成しました!

 皆様、大変お待たせしました!
 以前からお問い合わせをいただいていた、商品カタログの最新版が完成しました。ご希望の方にはお送りしますので、アイeyeセンターまでお問い合わせください。

(2) 川崎市からのお知らせ/令和2年国勢調査へのご協力のお願い

 2020年は国勢調査の実施の年です。
 調査結果は、福祉施策・防災計画・生活環境の改善をはじめとした、さまざまな計画づくりに活用されます。皆様のご協力をお願いします。
 9月中旬以降、調査員がご自宅にインターネット回答用ID・調査票をお届けします。音声読み上げソフトを使ったインターネット回答のほか、点字回答や職員による代理記入もできますので、ご希望の方はお住まいの区役所総務課にお問い合わせください。

お問い合わせ
川崎区:044-201-3176
幸区:044-548-0692
中原区:044-744-3213
高津区:044-861-3271
宮前区:044-856-3126
多摩区:044-935-3128
麻生区:044-965-5109
川崎市総務企画局統計情報課:044-200-2070

2 おすすめセット、締め切り迫る!お申し込みは9月30日まで

 SDカードなどに図書をまとめてダウンロードするサービス『おすすめセット』。皆様はもうご利用になりましたか?
 多くの皆様からご好評をいただいているこのサービスですが、お申し込みの期限が9月30日と、残り1か月を切りました。
 そこで今回は貸し出し担当から、この『おすすめセット』をあらためてPRさせていただきます。

貸し出し担当から

 貸し出し担当の庄司です。
 今回は定番人気の『時代小説』や『推理小説』などのほか、「今、どんな作家がいるのかわからない」という人向けに、『若い作家』の作品を取り上げました。
 これは、現在28歳から40歳までの作家の作品を15タイトルご紹介するセットです。今どきの若い人がどんなものを書いているのか。現代の若者の感性を知る機会になるかもしれません。
 ただし、余計に「若い者の考えていることはわからない!」と思ってしまうかも……。ぜひ体験してみて下さい。
 また、初めてカードを使われる方や詳しい操作方法をお知りになりたい方もお気軽にご相談ください。
 新型コロナのせいで、なかなか外に行く機会がありませんが、今こそ読書の時間です!ご利用をお待ちしています。

『若い作家』収録タイトル

タイトル、著者名の順に読み上げます。

ツナグ
辻村 深月 著
東京百景
又吉 直樹 著
貴族と奴隷
山田 悠介 著
ひとり日和
青山 七恵 著
わたしたちは銀のフォークと薬を手にして
島本 理生 著
私をくいとめて
綿矢 りさ 著
狼と香辛料[1]
支倉 凍砂 著
死んでいない者
滝口 悠生 著
シェア
加藤 秀行 著
アタラクシア
金原 ひとみ 著
TIMELESS(タイムレス)
朝吹 真理子 著
黒冷水
羽田 圭介 著
うつろ屋軍師
簑輪 諒 著
発注いただきました!
朝井 リョウ 著
その日、朱音は空を飛んだ
武田 綾乃 著

 ご紹介したセット以外に、『惜しかった!サピエベスト ランク外』『川崎製作・愛のあるシネマ・デイジー』もご用意しています。
 利用をご希望の方は、貸し出し担当までご連絡ください。
 なお、このサービスは川崎市にお住まいの方が対象となります。
 市外にお住まいの方は、いつもお使いになっている点字図書館にご相談ください。


3 スタッフルームから/「お髭の薬局」

 皆様、こんにちは。橋口です。不安定な天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
 コロナで生活がガラリと変わり、胸を張って外出できるものといえば、日用品の買い出しと通院くらいになってしまいました。もともと病気が多い私にしてみれば、コロナ禍でも通院できることはありがたいことですし、感染の危険と隣り合わせで職務を全うする医療従事者の皆様には感謝しかありません。

 さて、今回は私のかかりつけ薬局のお話です。
 そこは個人経営の薬局で、立派なお髭をたくわえたお爺ちゃん薬剤師と気さくな女性薬剤師さんが、いつもにこやかに切り盛りしていました。
 一般的な薬局では、処方箋を渡して薬を受け取り会計して終了ですが、その2人は積極的に話しかけてきたり、説明も丁寧、薬局名が入った文房具をくれたりと、いたれりつくせりです。

 私が使用する薬は調合するものなので、狭い待合室で待たされることが多いのですが、そこには大きな水槽があり、大きなナマズが悠々と泳いでいました。
 店主と同じように、立派な髭をもったナマズで、私は『主(ぬし)』と呼んでいました。その主を眺めながら薬を待つのが、この薬局での過ごし方でした。

 ある日、水槽からナマズが消え、替わりにアロワナが泳ぐようになりました。「死んじゃったんだよ」と、お爺ちゃん薬剤師が寂しそうに言ったのを覚えています。それから少しして、薬局は休業しました。

 少し前の話ですが、営業を再開したことを知り、久し振りに顔を出しました。あの気さくな女性薬剤師さんが出迎えてくれ、私の保険証を見て「あ、この図書館って高田馬場にある図書館ですか?」と笑いかけてくれました。「転職したんですよ」と、懐かしい気持ちになって、ついつい簡単な近況報告。

 この日、お爺さん薬剤師には会えませんでしたが、水槽の新たな『主』に再会することができました。
 アロワナです。
 水槽の中を勝手知ったるといった感じで、優雅に泳いでいましたが、やはりナマズに比べると、どこか物足りないアロワナの髭です。
 「まだまだだな」と思いつつ、チョンと生えた髭を眺めながら薬を待つのは、とてもゆったりとした心休まるものでした。
 また通院することになったら、あの時間を味わいに足を運んでみようと思います。
 もっとも、病院にお世話にならずに済むのであれば、それが一番いいのですが。

 ※アロワナ…大型の観賞魚。種によっては、全長100cmを超えるようです。


4 生活お役立ちメモ/ずぼらレシピ!『免疫力UP!サバ缶トマトカレー』

 9月に入っても、厳しい暑さが続きます。食が細くなっていませんか?
 最近では、夏バテもならぬ秋バテという言葉も聞かれます。
 今回は、そんな体の不調を乗り切るパワーレシピ『サバのトマトカレー』をご紹介します。サバの味噌煮缶は甘みが強くうま味が多いので、トマト缶と相性バツグン!カレールウを加えれば濃厚な無水カレーができあがります。
 材料は3人分で、カットトマト缶 1缶、サバ味噌煮缶 1缶、カレールウ 3かけです。

 深さのある耐熱容器にサバの味噌煮缶を汁ごとすべて入れ、サバの身を一口サイズにほぐします。
 カットトマト缶とカレールウを入れ、かき混ぜます。ふんわりラップをかぶせ、600ワットの電子レンジで3分から4分加熱します。よくかき混ぜ、ルウを溶かしたら、できあがりです。
 お好みでスライスした玉ねぎや、一口大にカットしたナスやピーマンなどを加えても良いですね。
 たくさん食べて、免疫力をアップしましょう!


5 編集後記

 去る8月30日(日曜日)、カルッツかわさきで開催されたプロレスリング・ノアの試合を観戦してきました。
 プロレス自体が初めてだったこともあり、不安もありましたが、音声ガイドを担当された檀鼓太郎さんと鈴木大輔さんの巧みな掛け合いに大笑い。
 当日参加された皆様の感想も好評で、喜びのお声をたくさんいただきました。運営側としても嬉しい限りです。
 日の暮れた帰り道、風が涼しく感じられました。秋は、そこまで来ているようです。

メールマガジン『アイeye』編集長 橋口講平


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


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