2020年8月10日(月曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
8月10日(月曜日)が祝日、11日(火曜日)はその振替休日のため休館となります。
また、14日(金曜日)と15日(土曜日)は図書整理のため、16日(日曜日)はセンター清掃のため休館とさせていただきます。
18日(火曜日)からは、平常通り開館いたします。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
8月30日(日曜日)、プロレスリング・ノア『KAWASAKI,GO!2020』が、カルッツかわさき大体育室で開催されます。
当日は映画の音声ガイドを製作している「シティ・ライツ」によるライブ放送があり、レスラーの風貌・動作・技の展開を聴きながら一緒に応援することができます。
この試みは、イベントに協賛している菊地眼科クリニック(幸区)の菊地琢也院長の発案であり、「視覚障害者の方にも、プロレスを楽しんでほしい」と、視覚障害者とその付き添いの方を特別に無料でご招待いただきました。
当日は新型コロナ感染予防対策として、観客を定員の3分の1にし、人と人との距離を十分に確保、声を出しての応援も自粛することになっていますので、安心して観戦していただくことができます。
まだ席には余裕がありますので、ご希望の方はお早めにどうぞ。また、川崎市外の方のお申し込みも可能です。
レスラー同士の肉体のぶつかり合い、シリアスな展開、時には笑いも起こる、明るく楽しく激しいエンターテイメントを、ぜひライブで感じてみませんか?
20代の前半、医学書をメインとした点字の本を出版している職場に就職し、自炊生活をはじめてみた。キッチンのシンクは通常の半分の横幅、ガスコンロは1口、どん詰まりのキッチンの周りには換気扇もなく、魚を焼くなら風の吹いている日に窓全開で。そんな所でも、カレーライス、味噌汁、肉入り野菜炒め、根菜の煮物からほうれん草のおひたしまでいろいろ作って食べていた。
やがて戸建ての家に夫婦で住むこととなり、狭いながらもガスコンロ2口、シンクがフルサイズのキッチンへと昇格した。そうなると、麺類をゆでたり、フライパンでソースと和えたりもでき、ひとつ上のレシピが叶う。
でも、なぜか電子レンジがなかった。
戸建て生活も10年を越えようとする頃、ときどき訪ねて来る友人に「なんでこの家には電子レンジという便利な道具がないのか?」と言われた。確かに世の中では、既にどの家にも電子レンジがあるらしかった。
わけもわからず、とりあえず買った。いっちょまいにオーブンまでついた電子レンジだが、触ってみると何もない。いったい操作ボタンはどこに?
家族に見てもらうと、ボタンはシートに保護され、シート越しに押すようになっているとのことだった。ということは、その場所は固定されているはずなので、シートの上に点なりマークなりを貼れば、ボタンのように扱えることになる。その作業をして、この機器を活用するようになった。
いったい電子レンジとガスコンロ、どっちが便利なのだろう?
先日、よくしゃべる三菱の電子レンジがマンションの自宅に届いた。
冷凍食品のチキンライス・ドライカレー・ピラフなどの米調理品は、レンジ600ワットで袋半分(一人前)なら3分と20秒くらい、袋全部(二人前)なら6分ちょっと。
高級ステーキ用 牛肉150グラムは、オーブン低温110度で余熱後25分じっくり焼く。その後フライパンで30秒から40秒、強火で両面焼く。表面には焦げ目もつくし、とにかく柔らかでジューシー!
オーブンで肉を焼くのは、その肉のグラム数からどれほど水分を蒸発させて仕上がりで何グラム減少するのかで、普遍的な調理時間が決まっている、とネットに書いてあったっけ。今ではこんなふうな使い方にも慣れた。
このステーキ調理は、オーブンのついたレンジとガスコンロのコラボ料理となるわけだ。
どこにお金をかけて、どこを充実させるのが良いのかには個々の考えがあるが、ハイテクと料理がこんなふうに結びつくなんて、20代の私には想像もつかなかったことだなぁとつくづく感じる。【今野】
点訳担当の浦野です。今回も私が自宅で楽しんだコンテンツをご紹介します。
最近ずっと気になっていたCMがありました。TBSラジオで頻繁に流れているものです。
そのCM、落ち着いた女性の声で「半沢直樹に倍返しされ敗れ去った人々。彼らはその後の人生をどう歩んでいるのか」とはじまります。最後まで聞いていると、オリジナルのラジオドラマが『AudioMovie(オーディオムービー)』というホームページから配信されているということがわかります。
そのドラマは、TBSテレビの人気ドラマ『半沢直樹』のスピンオフ作品のようです。これは耳寄りな情報ですが、私は半沢直樹のドラマを観ていませんし、池井戸潤さんの原作小説も読んでいないのです。半沢直樹のドラマはシネマ・デイジーになっていますので、そちらを聴いてからかなと考えていました。
そんな時、このオーディオムービーについての記事が『点字毎日』に載りました。それによると、半沢直樹以外にも、『THE GUILTY(ギルティー)』というミステリー物のドラマも聴けるようです。これは聞くしかありません。早速、試してみました。
まずは、半沢直樹シリーズから。こちらが先に掲載されていたので、全4話のうち、とりあえず1話だけ聴いてみようと思いました。
ところが、いきなりつまずきました。オーディオムービーのホームページを開いて、ドラマの再生ボタンを押そうとしてもうまくいきません。
私は音声パソコンユーザーです。ホームページ閲覧には『ネットリーダー ネオ』を用いていますが、この「ネオ」と「オーディオムービー」の相性の問題のようです。もしかしたら何か方法があるのかもしれませんが、私にはできませんでした。
ネットリーダーをクラシックモードに切り替えると、うまく再生できました。ネットリーダーのクラシックモードはネットリーダー2とほぼ同じものなので、試していませんがネットリーダー2でも再生できると思います。
このラジオドラマ、テレビドラマ本編を観ていなくても、これだけで十分楽しめるものでした。結局、勢いで全部聴いてしまいましたよ。
半沢直樹に「倍返しされた人」のキャラクターも、このラジオドラマだけでも十分伝わります。本編を見た人なら、「意外な一面を見た」という感想になるのかもしれませんが。
今、テレビでは続編を放送しています。残念ながら音声解説はないようです。こちらも併せて楽しめたらよいのですが。
最後に、今回ご紹介した『半沢直樹-敗れし者の物語』のアドレスを掲載します。
https://www.tbs.co.jp/radio/hanzawa_naoki/
『ギルティー』については、また次回。
神奈川警戒アラートが発令され、自粛を求められる日々が再びはじまりました。
8月21日(金曜日)・22日(土曜日)の『音声解説つきDVD映画の体験上映会』は開催の方向で、現在お申し込みを受け付けています。
しかしながら、感染者の推移によっては中止になる可能性があります。
しばらくこのような状況が続き、皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
メールマガジン『アイeye』編集長 橋口講平
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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