川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第111号

2020年3月10日(火曜日)発行

発行責任者 杉山雅章


目次

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1 ニュース&トピックス

(1) センター新職員のご紹介

 新しい職員が1名、この3月から勤務を始めました。橋口 講平 さん、40歳の男性です。「おっ、若い!」と思われた方々、どんな人か興味あると思います。この後のメルマガで自己紹介してもらいますが、一点だけ紹介。イラストを描くのがとても上手なんです。まるでプロかと見間違うほど。この特技をいろんな場面で生かしてもらおうと思っています。

(2) NHKプラスがスタート

 NHKが地上波(総合・Eテレ)の番組をネットで同時配信するサービスNHKプラスをスタートしました。受信料契約をされている方なら、公式ページから簡単な手続きで利用できるようになります。パソコン、スマートフォンに対応し、放送中の番組を同時配信するほか、番組の途中からでも初めに戻って見ることができる追っかけ再生や、過去1週間の番組を検索して見ることもできます。
 アイフォーンのボイス・オーバーに対応しているので、音声で操作できるうえ、設定から「副音声優先」を選んでおけば、副音声解説がついている番組は解説付きで聞くことができます。


2 スタッフルームから

 みなさん、こんにちは。鳥居です。三度の飯より、というか三度の飯のごとく映画を食べて生きている私にとって、「シネマ・デイジー」はかけがえのないお仕事です。大好きな映画を皆さんにご紹介できる喜び、いい映画を楽しまれた時の笑顔。「この女優さん、懐かしいわ」「見えなくなってから映画はすっかりあきらめていたんですよ」とおっしゃる方にお会いするたびに、「作るときは大変だけど、こんなに喜んでくださるなんて」と、私の方こそうれしい思いでいっぱいです。

 川崎アイeyeセンターに勤めて6年。「映像の町かわさき」の名に相応しいセンターにするには、と「日本で一番シネマ・デイジーが充実しているセンター」を目指してきました。今では、ガイドボランティアの皆さんによる川崎制作のシネマ・デイジー15タイトルをはじめ、シティライツやヨコハマらいぶシネマといったグループから提供された作品など99タイトルを完成させました。本数ではまだ日本一ではないけれど、作品の充実ぶりには自信があります。

 川崎発シネマ・デイジー、この6年間で一番のヒットは昨年公開の超話題作「ボヘミアン・ラプソディ」。1年たたないうちにサピエでは3500ダウンロードを超えました。続いて高倉健さんの大ヒット作「網走番外地」、「万引き家族」の是枝裕和監督の「奇跡」、懐かしい金田一耕助の「犬神家の一族」と続きます。地元川崎が舞台になった「シン・ゴジラ」、幻の寅さんといわれる「男はつらいよ テレビドラマ版」、オードリー・ヘプバーンの魅力全開の「昼下がりの情事」など、話題作から懐かしい名作まで、バラエティに富んでいるのも自慢です。先日発表された日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した話題作「新聞記者」も、川崎ですでにシネマ・デイジーにして好評貸し出し中です。

 サピエのダウンロード数ではさほど目立たないけれど、CDでの貸し出しが圧倒的なのが美空ひばり主演の「花笠若衆」「ジャンケン娘」。懐かしい歌声が聞きたいというシニア世代の人気作ですが、若い方からも「こんな楽しい映画があったんですね!」と感動のお言葉をいただきました。石原裕次郎、黒澤明、小津安二郎といった日本映画黄金期の名作には懐かしい名優の声がきけてうれしいと言われます。一方、チャップリンの無声映画「街の灯」はカツベン風ガイドでお楽しみください。

 「尾道三部作」「スター・ウォーズ・シリーズ」を揃えたのも、こだわりです。インド映画の「ムトゥ 踊るマハラジャ」、韓国映画の「サニー 永遠の仲間たち」「シュリ」、中国映画の「初恋のきた道」などのアジアの名作から、新海誠監督の「秒速5センチメートル」、京都アニメーションの「リズと青い鳥」など、話題の名作アニメーションもあります。

 私の個人的なおすすめは先日公開した「不知火検校」。盲人の最高位、検校になるため悪事を重ねる極悪非道な盲人、杉の市を若き日の勝新太郎さんが渾身の演技で魅せる、愛も救いも一切ない、ピカレスクロマンです。いわゆる「感動の名作」が見たい人にはお勧めできませんが……。

 さて、登場の記念すべき川崎発100本目はケビン・コスナー主演の「フィールド・ オブ・ ドリームス」です。謎の声に導かれて自宅のトウモロコシ畑を野球場にした男。その時、奇跡が訪れる。こちらはまぎれもない感動作。しばしお待ちください!


3 カワサキ・読書の窓

 寒くて外に出たくない、イベントが中止になってつまらない……こんな時こそお家で読書!老人が活躍する痛快小説をご紹介します。

太田 蘭三 著「死に花」

点字5巻 デイジー9時間30分

 老人ホームでおだやかな老後を過ごしていた男性は、ホームの仲間が急死したあと、衝撃の事実を知ります。人生の残り時間を痛感した主人公は、仲間とともに最後の「死に花」を咲かせるべく、銀行強盗を計画。死がテーマの小説ですが、主人公と仲間はどこまでも前向きで、読後が爽やかです。

有川 浩 著「三匹のおっさん」

点字6巻 デイジー11時間29分

 今や還暦ぐらいで老人とはいえません。主人公は悪ガキ時代の仲間と自警団を結成して、町内で起きた詐欺事件や動物虐待、痴漢などを痛快に解決していきます。やんちゃなおじいさんたちが、ほほえましい小説です。続編もあります。

荒木 源 著「オケ老人!」

点字5巻 デイジー9時間7分

 老人ばかりのアマオーケストラに、間違って参加してしまった高校教師の主人公。オケの活動以外にも、実力派オケとのトラブル解決や、振り込み詐欺の犯人探しまで老人たちと奮闘します。さらにロシア人指揮者の来日から国家機密漏えいにまで話は展開。ありえない話ですが、大団円までの老人の活躍にテンポよく読める一冊です。

柚木 麻子 著「マジカルグランマ」

点字5巻 デイジー11時間4分

 75歳を目前に再デビューした元女優。しかし、夫の死により仮面夫婦であることがバレてしまい、さらに夫には多額の借金が……。奮闘する女性の姿を痛快に描く老境エンターテインメント。

 貸し出しをご希望の方は貸出担当までご連絡ください。


4 生活お役立ちメモ

いまが旬!しらすと葱のピザ

 しらすは3月から4月が旬と言われています。この時期においしいしらすを使って、簡単に作れるピザはいかがですか?市販のピザ台にマヨネーズ、わさびを塗ります。そのうえに釜揚げしらす、細く切った葱を散らしてピザ用のチズをのせ、オーブントースターまたはオーブンでチーズが溶けるまで焼きます。食べる時に好みで焼き海苔をのせてもなお美味。

縫わないで作る簡単マスク

 マスクが手に入りにくい昨今。ハンカチなどで手作りしてみませんか。用意するものはハンカチ1枚ととゴム紐2本です。
 ハンカチを横長に折ります。もう一度横長に折ります。幅は10センチぐらいになります。
 輪にしたゴムを両端からハンカチに通します。それぞれ三分の一ぐらいのところに置きましょう。
 両端を内側に折りたたみます。三分の一より少し大きめの位置で折るとちょうどいいのですが、ゴムの長さや自分の顔に合わせた調整が必要です。
 片方の折り端を、もう片方に差し入れておきましょう。
 顔に装着します。ハンカチを口に当て、ゴムを耳にかけます。
 内側の布を上方向に引っ張るようにして鼻を包みます。
 使い捨てのキッチンペーパー数枚で代用してもいいですね。
 花粉やウイルスは防止できませんが、咳エチケット対策にはなります。


5 編集後記

 新型コロナウィルス対策のため当センターでの訓練、イベントは当面の間、中止させていただいています。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。なお12日までのサピエ停止期間中も、センターでの図書の貸し出しは行っております。ご利用ください。

メールマガジン『アイeye』編集長 鳥居秀和


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:〒210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話: 044‐222‐1611
FAX : 044‐222‐8105
電子メール: kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブぺージ: http://www.kawasaki-icc.jp/


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