2019年5月25日(土曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
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6月27日(木曜日)から7月4日(木曜日)まで、視覚障害者情報総合ネットワーク『サピエ』が、サーバーの入れ替え作業と、新しいシステムプログラムの導入を行うため利用が停止と なります。これに伴い、当センターでも貸し出し等について皆さまにご迷惑をお掛けすることとなります。今後の業務、サピエ図書館の安定稼動を維持するためにもご理解くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
利用者の皆さまには、ご不便、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。ご理解の程、よろしくお願いいたします。
貸出担当の庄司です。
このセンターに来る前は、日本点字図書館でパートとボランティアをしていました。ボランティアは、古い点字の図書を修理する製本ボランティアです。パソコン点訳が広まった今日とは違い、手打ちの点字の図書は、糸で縫って綴じてあったり糊で固めてあったりするので、修理も大変。表紙がぼろぼろになったものは新しい表紙を作って付け替え、糊が劣化してページが剥がれていってしまうものは一度解体して糊を落とし、糊付けして綴じ直します。実家が本屋なので、本を壊すことには大変な抵抗があったのですが、これがやってみると面白い。ページを破らないようにばらして、再度組み立てていくのですが、直角がきれいに作れたり、ミリ単位で美しく平行に貼り付けることができた時にはうっとりと自画自賛。直角や平行は、美しいです。週に一度のボランティアでしたが、毎週とても楽しく活動していました。川崎に来てからは製本の活動はしていないので、趣味として点字の豆本を作って気を紛らわせています。
もう一つの趣味はパンを焼くこと。神奈川県ライトセンターの職員だったHさんに誘われてパン教室に一緒に行くようになったのですが、あの醗酵したパンの手触り!温かくてしっとりと弾力があり、たまりません。時々、思い出したようにこねこねしたくなって、あのふくふくした手触りを楽しんでいます。
考えてみると、どうも私はこねたり塗ったり、手作りするのが好きみたいです。このゴールデンウィークには、一番の大作に挑戦。家の洗面台の床をDIYでリフォームしてみました。我が家も今年で17年目。古い床材の端っこが浮いてめくれ上がってきたのが以前から気になっていたのです。業者さんに頼むと何万円もかかるらしい。そこで、床材を力づくではがし、近くのホームセンターで買ったクッションフロアを床面に合わせてカットし、張り替えました。刷毛で接着剤を塗りたくるのはやっぱりとても楽しかったのでした。
手で持つタイプのレンズにくわえて、ストラップ付きで首から下げて使えるレンズが発売になります。LEDライトがついた携帯型ポケットルーペ「モビレント」をご紹介します。
レンズをケースにたたみこむタイプで、レンズ径は35ミリと大きく、非球面レンズを使用しているので薄くて周辺まで歪みがないのが特徴です。ポケットに入るサイズですが、安全なストラップが付きますので首から下げて持ち運べます。LEDライト付きで明るく鮮明な拡大像を得ることができます。倍率は4倍、7倍、10倍の3種類。
4倍 8424円。
7倍 8640円。
10倍 8856円。
(※いずれも税込です)
レンズは見え方や何を見るかによって向き、不向きがあります。またレンズの倍率は厳密に比較できるものではありませんので、あくまで参考と思ってください。ご購入の際は実際に手にとって使い勝手を確認されることをお勧めします。
高倍率のレンズはある程度使い方のこつを覚えることで性能が発揮されます。正しい使い方はご相談ください。
前号でご紹介した「ふれる博物展 ルイ・ブライユの生家と指で巡る東京名所観光」の特別企画として「耳で巡るはとバスツアー 2階建てオープンバス ’O solamio(オー・ソラ・ミオ)でゆくTOKYOパノラマドライブ」を開催します。実際にバスに乗るのではなく、株式会社はとバスのご協力により、はとバスでの都内観光の気分が味わえる、バーチャルツアー(室内イベント)です。オープンバスに乗車している現役のバスガイドさんにお越しいただき、室内にいながら都内名所を巡っているような気分でガイドをお楽しみいただけます。
ガイドしていただくコースは、
東京駅丸の内南口 発 → 日比谷公園 → 霞ヶ関 → 国会議事堂 → 虎ノ門ヒルズ → 東京タワー → レインボーブリッジ=お台場 → 豊洲 → 勝鬨橋 → 築地 → 歌舞伎座 → 銀座 → 東京駅丸の内南口 着
耳で楽しむ東京名所観光という、なかなか体験できないイベントです。皆様の「ご乗車」をお待ちしています。
読書会は、一つの作品を各自で読み、作品の感想などを話し合うイベントです。個人で読んだときには気づかなかった視点から作品を見ることができ、色々な感想に触れることができます。視覚障害当事者のかただけでなく、ボランティア・ガイドヘルパー・点訳者・音訳者・ご家族の方々もお気軽にご参加ください。
今回は、デビュー作で新潮新人賞を受賞し、6作目で芥川賞を受賞した 高橋 弘希(たかはし ひろき)氏の『朝顔の日』の感想を語り合います。
感想を語り合いますので、作品をお読みになってご参加ください。点字図書をご希望のかたは貸し出しをいたしますので、お申し出ください。川崎市外のかたでも参加可能です。皆さまのご参加をお待ちしています。
点字2巻、デイジー1枚(3時間43分)。
春のコンサートには大勢の方にお越しいただきお楽しみいただきました。ありがとうございました。お知らせしておりますように引き続き、センターではイベントを企画しています。お気軽にお越しください。スタッフ一同、お待ちしています!
メールマガジン『アイeye』編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
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ファクス :044-222-8105
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