川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第67号

2018年5月10日(木曜日)発行
発行責任者 杉山雅章



目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 多摩ふれあいまつりに参加します

 出前センターでもお邪魔した多摩区へ、ふたたび川崎アイeyeセンターが出向くことになりました。6月17日の日曜日、多摩区役所で開かれる「多摩ふれあいまつり」に川崎アイeyeセンターとして参加します。休日の一日、多摩区の皆さんにセンターの活動を知っていただくようにがんばります。皆様ぜひお越しください。詳しくは後ほどこのメルマガで。

(2) こうばこの会 朗読会のお知らせ

 こうばこの会は障害の有無に関係なく、ボランティアやスタッフの皆さんと共に力を合わせて活動している“トークパフォーマンス”グループです。「こうばこ」とは、お香を入れる箱のこと。お客様に、芳しい香りの世界をお届けできたらという思いを込めています。また、トークパフォーマンスとは、物語、語り、群読、朗読劇など言葉を中心にした自由な表現を意味します。

日時
2018年6月9日(土曜日) 午後2時から午後4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
お問い合わせ
こうばこの会 事務局長・野上 電話:090-4967-1801

2 スタッフルームから

 我が家の愛犬

杉山雅章

 我が家が最初に飼っていたのはウェリッシュコーギーという犬種で、名前はクッキー(メス)と言いました。このコーギーという犬は、もともとはイギリスの牧羊犬で牧場で羊の世話をしていたそうです。ですから走るのが大好き。テニスボールやフリスビーを投げれば、何回でもくわえて戻ってきました。遊ぶのが大好きなコーギーですが、家族の平和を保つことにも注意を払ってくれました。家の中で寂しそうな家族を見つけると、しばらくじっと眺めていて顔をなめてくれます。兄弟げんかにも仲裁に入ります。わんわんと吠えて間に入り、強いと思われる方の口をなめて、声を出させないようにします。夫婦喧嘩の仲裁もしてくれ、我が家の危機を何度も救ってくれました。そんなクッキーが亡くなったときは、みんなが本当に悲しみました。心が通いあえた家族を失う、このような悲しみはもう味わいたくないと思い、イヌは飼わないと心に決めたほどです。

 数年後、妻の友人が急逝した際に引き取ったのが、今飼っているチワワのマロン(メス)です。コーギーは中型ですがチワワは小型。体重が3キロほどで、ほんとに小さく愛らしい犬です。ただ、飼ってびっくり。とても自己中なんです。気分がいいときは寄り添ってきて、「頭を撫でろ」とばかり後頭部を向けて近くに座ります。撫でないと前足で手を引っ掻かれます。こちらが疲れて横になっていようが、お構いなしです。一方、こちらから撫でてあげるときは、気分によって対応が異なります。気分がいいときは、「もっと」とせがんできますが、悪いときには、急に噛みついてきます。そんな時に顔を寄せた妻は鼻をかまれました。また、撫でる場所が気にいらない時も噛んできます。まるで、わがもの顔で家の者をこき使いますが、妻はそれでもこのチワワのマロンを娘のように可愛いがっています。

 調べてみるとチワワは愛玩犬と言って、可愛がられるために作られた犬種とのこと。現在我が家で女王様のように君臨するチワワのマロン。同じ犬でも、コーギーとここまで違うかと、犬種の違いを思い知った次第です。でも、一緒にいれば可愛いもの。家族の一員に変わりません。


3 川崎アイeyeセンターから新作シネマ・デイジーが続々登場!

 以前お知らせした川崎制作のシネマ・デイジーが、この4月から順に公開されています。今回は懐かしい名作や話題作がずらりと並びました。

 石原裕次郎が才能はあるがけんかっ早いドラマー役でトップスターとなった、往年の日活青春アクション映画「嵐を呼ぶ男」。巨匠・黒澤明監督が描く山本周五郎原作のヒューマニズム大作「赤ひげ」。山口百恵・三浦友和のコンビが初登場の初々しい文芸作品「伊豆の踊子」。名探偵・金田一耕助が落ち武者の呪いが伝わる村の連続殺人事件に挑む大ヒットミステ リー「八つ墓村」。そして世界中で熱狂的なファンを生んだSF大作「スター・ウォーズ」は、初期のシリーズ三部作が一気に公開です。

 懐かしい映画は時代を超えて今も輝き続けます。川崎アイeyeセンター制作のシネマ・デイジーは只今45作が公開中。映像のまち・かわさき発のシネマ・デイジーはますます充実していきます。ご期待ください!


4 生活お役立ちメモ

 川崎北口情報、ご好評につき第4回です!今回は「アトレの4階が変わった!」ということで探検してきました。JR川崎駅の改札口は東口のアトレの3階につながっています。今回、新しくアトレ3階に直結するICカード専用改札口の「アトレ口」もできました。この3階部分も大きく変わったのですが、北口改札口を出て来た連絡通路を右手に少し進むとアトレ4階に上がる専用エスカレーターができました。ここを上がるとちょうど改札口を見下ろすように広いテラスになっています。ここは「コモレビテラス」と名づけられたオープンスペース。ケーブルテレビのYOUテレビのサテライトスタジオもあり、イベントにも使われる開放感たっぷりの場所です。アトレの中に入ると書籍・文具の有隣堂書店。本棚の間の通路が広く取られており、ゆったりと本を眺めながら歩けますし、ちょっと座って本を読めるコーナーもあります。

 書店の中を進んでいくといい匂いが漂ってきます。オープン形式のビア・カフェ「アイビアー・ルサンパーム」、カフェの「フタバ フルーツパーラー」、本格イタリアンの「トラットリア ターヴォラ」など、ちょっとおしゃれなお店が集まっています。昼はランチ、夜は「ハッピー・アワー」というわけで軽く飲みながら食事が楽しめるお店がこんなところにも登場しました。

 そこで今回の探検は「トラットリア ターヴォラ」へ。本格的な窯焼きミラノ風ピッツァやいろんなパスタなどお腹にたまるものもあれば、生ハム・前菜の盛り合わせなど、ワインと一緒に楽しめるメニューも豊富。モッツァレラチーズのマルゲリータが1000円というのは、安いわけではないけれどこの大きさなら満足というボリュームでした。夕方には勤め帰りのお客様でにぎやかになるお店ですが、今度は昼間のカフェタイムに行ってみたくなりました。


5 イベント情報

(1) 6月8日(金曜日)午後1時30分から 読書会・健康ミニ講座

 読書会は、一つの作品を各自で読み、作品の感想などを話し合うイベントです。個人で読んだときには気づかなかった視点から作品を見ることができ、色々な感想に触れることができます。どなたでも楽しんでいただける催しですので、視覚障害当事者の方だけでなく、ボランティア・ガイド・点訳者・音訳者・ご家族の方々もお気軽にご参加ください。なお、今回は昨年6月と同様、理学療法士の石原清氏による健康ミニ講座も合わせて行います。どうぞお楽しみに。

日時
2018年6月8日(金曜日)午後1時30分から午後4時(予定)
 健康ミニ講座 午後1時30分から3時
 読書会 午後3時から4時
会場
川崎市総合福祉センター エポックなかはら 5階(ボランティア交流室)
所在地
中原区上小田中 6-22-5(JR南武線武蔵中原駅から徒歩約1分)
作品と内容
恩田陸 著『不安な童話』
遠い昔、海辺で起きた惨劇。私を襲う他人の記憶は果たして殺された彼女のものなのか。知らなければよかった現実。新たな悲劇。犯人は誰なのか。その謎が明らかになる時、禁断の事実が浮かび上がる。
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 岩渕・庄司まで

(2) 5月26日(土)午後1時30分から 音声解説付きDVD体験上映会
    「オーケストラ!」

 ロシアのボリショイ劇場の清掃員、アンドレイはかつて一流の指揮者だったが、政府の命令に応じなかったため追放された男。ある日、劇場に届いた公演依頼のファックスを盗み出すと、共に追放されていた昔のオーケストラ仲間を集め、依頼のあったパリへ向かう。一方、パリで活躍する若手女性バイオリニスト、アンヌの元にアンドレイから共演の依頼が届く。アンドレイには隠された目的があったのだ。30年ぶりの演奏は散々なものだが、アンヌのバイオリンが奇跡を起こす。
 チャイコフスキーのバイオリン協奏曲に乗せ、人生の悲しみと喜びを描く音楽映画の名作。

上映時間
2時間4分
製作国
フランス
監督・脚本
ラデュ・ミヘイレアニュ
脚本
アラン=ミシェル・ブラン、マシュー・ロビンス
出演
アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン ほか

6 編集後記

 「お役立ち情報楽しみですよ。いろんなお店を紹介してくれて、センターに来る楽しみが増えました」先日の映画会にいらっしゃった方から感謝のお言葉をいただきました。急激に変わる川崎の町。「昔と変わって、わからなくなっちゃった」というお声も聞きます。川崎アイeyeセンターは町と利用者の皆さんをつなぐセンターでありたいと考えています。

メールマガジン『アイeye』編集長 鳥居秀和


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


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