2018年3月25日(日曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
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4年ほど修行をしていた「勇者シマダ」こと職員の島田が、いよいよこの4月センターを離れ、新たな使命を受け日本点字図書館に旅立ちます。その後は昨年歩行訓練の技を身につけ、10月からセンターで修行を重ねてきた澤村が引き継ぎます。
また、4月よりセンターの愛称「アイeyeセンター」を「川崎アイeyeセンター」に変更いたします。
新たな愛称、新たな仲間と共に、センターは更なる上のステージを目指します。皆さまどうぞご期待ください。
ご好評いただいている音声ガイド付きDVD映画体験上映会。前号でご紹介したように、平成30年度のプログラム12作品が決まりましたが、簡単な作品紹介を掲載したオリジナルパンフレットが完成しました。3月の体験上映会ですでにお配りしていますが、センター窓口にて配布しておりますのでお声をおかけください。点字版、普通文字版がございます。
総務担当の安藤です。
桜の開花の声が聞こえ始めましたね。昨日3月19日、高知のソメイヨシノが早くも満開になったそうです。我が家の花壇となる場所にも春を感じる風景が見られるようになりました。
ここ数日の温かさのせいで、朝顔の双葉や、チューリップの葉が勝手に顔を出し始めました。勝手に、です。どちらも以前に、プランターを使わず地植えをしたもの。朝顔は、「緑のカーテン」から無数に落ちた種の仕業。もう何年も前のことで、これまでに土を掘り返したり、別の植物を植えたりを繰り返しているにも関わらず、まだ出てきます。恐るべし、アサガオ。
チューリップは、昨年20個植えた球根のかけらが残っていたようです。芽が出るというより、葉だけがヒョロヒョロ~っと伸びています。
我が家のシンボルツリーにしようと植えたゴールドクレスト。クリスマスツリーにも利用される木で、園芸店では高さ30cmくらいのかわいい姿で売られています。これも地植えをして10年。今では2階建ての家と同じ高さの巨木となってしまい、かわいらしさはかけらもありません。これにも鮮やかな黄緑色の若葉が出始めています。
もう枯れ枝になっちゃったかしらと思っていたアジサイからも、若葉や花の芽が出始めました。
春がどんどん近付いてきます。昨年、東京の桜が満開の時期にインフルエンザにかかり、春を満喫できませんでした。今年こそは、花粉症にも負けず、春を楽しみたいものです。
今回はちょっと趣向を変えて、身近な点字用紙のお話を……。
一般的に用いられている点字用紙のサイズは、「標準」と「寸長」の2種類です。「標準」は、B5判(182ミリ×257ミリ)にとじ代分の幅をプラスしたサイズ(191ミリ×258ミリ)です。もう一つの「寸長」は「標準」より縦がさらに12ミリ長いサイズで、1行多く書くことができます。
もともと、日本の半紙のサイズを基準にしたB5判が、従来の点字図書の標準サイズとなっており、この本のサイズに合わせたのが点字用紙の標準になります。しかし、もともと大きな紙を裁断して作る過程で、かなりの量の切れ端が廃棄されるため、少し長めに切って1行文長く書けるようにしたのが「寸長」です。製本はできませんが、個人で書くときには1行文お得ということです。もちろん、もともと廃棄分を利用しているので、値段は同じということになっているのです。
点字用紙の大きな特徴は、点を打っても破れにくいこと。パルプの繊維が長いものを使っているので、繊維が絡み合って丈夫で軽い用紙が作られています。
センターで扱っている点字用紙の厚さは、薄手(90キロ)、厚手(110キロ)、特厚手(135キロ)の3種類。この何キロとは、点字用紙1連(B1判の紙1000枚)の重さで、この重さが紙の厚さを表す単位になっています。
また普通、点字用紙の色は白ですが、「標準」サイズ110キロに限っては緑色、桃色、空色の三色が選べる「カラー点字用紙」があります。校正者の方が目で点字を読むときに目に優しいのが特徴です。
そのほかに、N632点字器用の6行用紙、名刺サイズの「名前カード」など、変形サイズの用紙もあります。
62号でご紹介した川崎駅北口、皆さんご利用になりましたか?ご案内したように改札口周辺だけでなく、とてもたくさんのお店がオープンして探検隊も回りきれません……。そこで今回はエキナカのご案内。
エキナカ、最近流行の「駅の中のお店」、つまり改札口から出ないで入れるお店(キオスクじゃありませんよ)が一気に登場しました。
南武線のホーム先頭(1号車方面)からエスカレーターで上がり右方向に向くと、左右に行き交う人の流れ。右方向は中央通路北改札、左方向は北口改札口です。ここで左に折れて改札口に進むと、左手に「成城石井」コンビニ「ニューデイズ」乗り越し清算機が並び、改札口に出ます。
そして正面の人の流れを突っ切って行くと京浜東北線、東海道線へのホームに下りる階段を過ぎて「デリカゾーン」「スイーツゾーン」となっています。朝夕の通勤のついでやちょっとしたお土産になるお惣菜やスイーツなどがそろっています。おにぎりの「ほんのり屋」、洋惣菜の「RF1」、焼き鳥「鶏撰(とりせん)」、中華惣菜「大連餃子基地」、神奈川初出店の和惣菜「あさ・ひる・夕ごはん豆藤」など、14の惣菜専門店は圧巻です。
「スイーツゾーン」には和菓子の「御門屋」、「浅草梅園」、「にほんばしえいたろう」、洋菓子「柿の木坂キャトル」、「ユーハイム」、「ファンドリー」の6店が集まりました。他にもテイクアウト専門の「スターバックスコーヒー」、ベーカリーカフェ「デリフランス」もあります。
食べられるお店は北口改札を左に見て正面、アトレ改札口の左隣に丸亀製麺系のうどん「ふたば製麺」と立ち食い寿司の「築地すし好 Iki 粋」の2店が並んであります。電車の乗り換え時間を使って手軽に食べられるメニューをそろえています。
改札口を出ないでもこれだけのお店を回れる楽しみ、ぜひお立ち寄りください。
今年の春のコンサートはプロのサックス奏者(滝上典彦・竹内沙耶香・大貫比佐志・佐藤広理)で結成されたQuartet「颯(はやて)」の登場です。CD「VARIATIONS」がレコード芸術誌優秀録音盤に推薦。4人とも様々な音楽シーンで活動するほか、教育機関で講師を務めるなど後進育成にも力を注いでいます。
名残の雪がとけたら、たちまち春の訪れ。読者の皆様も年度替りということであわただしいことと存じます。5年目に入るアイeyeセンター、心機一転これからも皆様に支えていただきながら、楽しく、元気に、お役に立つ施設としてがんばっていきます。よろしくお願いします。
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
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ファクス :044-222-8105
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