2017年9月10日(日曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
横須賀美術館では一昨年度好評だった「触覚とコミュニケーション」の第2弾として、視覚に障害がある方と一緒に楽しむことができる「鑑賞」と「創作」のワークショップ、「話して・触れて・つくって楽しむ美術館」を行います。
第1部では谷内六郎が描いた雑誌「週刊新潮」の表紙絵を取り上げ、その魅力を楽しく対話しながら味わいます。第2部では造形作家Unicoco(ゆにここ)さんを講師に迎え、さまざまな素材の質感を楽しみながら制作を行います。
下北のサル 利用支援グループ 中村透
私の趣味が“渓流釣り”であることは、以前どっかで書いた気がする。というわけで、この夏は友人とバイクで下北半島に釣りに行って来た。
下北半島は、実に、遠い。朝7時に東北道の“蓮田”で待ち合わせ、そこから北上だが、1日では無理なので、夕方に釜石近くの沢で釣りをし、遠野で一泊した。翌朝6時過ぎに出発し、遠野から釜石へ出て、海岸線を走り、宮古、久慈、八戸、十和田を経由し、ブルブル震えながら大間に着いたのは16時過ぎである。この時期の三陸周辺は“やませ”が吹き、とても寒いのだそうだ。
さて、目当ての釣りだ。翌朝から方々の沢に出かけた。これぞ下北!という秘境感満載の沢にはなかなか出会えなかったが、尺をゆうに越えるイワナや元気に踊るヤマメを数匹釣った。
それよりも、サルが沢山いる。それも毛がふさふさした奴だ。実際に2箇所の沢で間近で出くわした。山の中でサルに会うのはそう珍しくないが、大抵はすぐに逃げていくことが多い。しかし、ここのサルは逃げない。意外に悠然としている。何を思ったか、子ザルが対岸の木の上で葉っぱを食べながら、時々興味ありげにチラ見をしてくる。距離にして10メートル程度だ。怖がる様子がない。
気にせず少し歩き、大淵に竿を出そうとした時、群れが大きいことに気づいた。周囲に沢山のサルがいる。子ザルに抱きつかれた母ザルもいる。斥候のサルだろうか、木の上に仁王立ちになり口を尖らせ、若干威嚇された。奥の方からまるで犬のようなほえ声で“ワン!ワン!”と、吼えられる。これも“あっち行け”という意味に違いない。50メートル程度離れた所にでかいサルがひっくり返りながら毛づくろいをされている。目を合わさないようにして、ゆっくりとタバコを吸い、“君たちには関心がない”ことを伝える。あれがボスだろうか?などと考えながら、ゆっくり、その場所から退散することにした。
今度は是非クマに遭いたい。
今年も後半に入り、早いもので来年のカレンダーが発売です。ご好評の白黒反転カレンダー、今年もアトムは元気です。
壁掛け式のマンスリーカレンダー(見開き1ヵ月)です。ベースは黒色で、文字は大きく白色でぬいてコントラストをつけることで、ロービジョンの方や高齢者の方に見やすく工夫されています。 大きさはB3サイズ(515×364mm)、鉄腕アトムのキャラクターが各月に登場します。
1400円 (税込)。
こんにちは、アイeyeセンター探検隊です。今日は嬉しいお知らせがあります。なんと!お昼休みにランチに出かけられる場所に、おしゃれなカフェバーとレストランがオープンしました!場所は、盲人図書館が入っていた建物を50メートルほどJR川崎駅方向へ進んだところの道向かい。倉庫だったところをビルごと改装した建物の1階にカフェ・バー「スタンド日進 by bio ojiyan cafe」、2階に「中目(なかめ)卓球ラウンジ」があります。
今回は、1階のカフェ・バーをご紹介します。本店は原宿にあり、日進町は2号店。店名の「おじやん」はおかゆの「おじや」。サイズがM・Lとあり、トッピングで焼き豚や、キーマカレーなどが選べます。他にはサンドイッチなど軽食があり、アルコール飲料・おつまみも充実しています。また、地域の様々な方に使ってほしいとのことで、ソフトドリンクは価格を抑えて設定しているそうです。ソフトクリームは「まるで練乳!でも口に残らない!」と隊員が絶賛していました。カウンターのみですが、空間が広く、雰囲気もよく、仕事帰りに立ち寄り、よい気分転換になりました。めずらしいビールも美味しかった。ひさしぶりに外飲みでいい気分になりました。もちろんお茶とケーキもお勧めです。(イケメンたちもおりますよ。)
ぜひたくさんの方に通っていただきたいです。
九州新幹線全線開業の朝、博多から南下する“つばめ”と鹿児島から北上する“さくら”の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きる。そんな噂を耳にした少年は、家族の絆を取り戻す計画を立て始める。両親の離婚で鹿児島と博多で離れ離れに暮らす兄弟が、同級生や周囲の大人を巻き込んで、それぞれの夢をかなえるために奮闘する姿を描く。
「誰も知らない」「海街ダイアリー」など家族を見つめ続ける作品をつくり続ける是枝監督が、子どもたちの生き生きとした生活と成長を温かい目で描いたヒット作。兄弟漫才師で人気の「まえだまえだ」の二人が兄弟役で主演。原田芳雄、樹木希林、オダギリジョーらベテラン俳優が子どもたちを見守る。第55回太平洋映画祭最優秀監督賞ほか受賞。
「のど自慢THEワールド2016春」優勝したキルギスの全盲歌手グルムさんのコンサートが今年も開かれます。キルギスの青い空を思わせる透明で豊かな歌声をお楽しみください。
9月は防災月間、センターが入っているふれあいプラザかわさきでも、先日、火災を想定した総合防災訓練がありました。多くの利用者の皆さんが集まるアイeyeセンターは、これからも安全・安心を第一に心がけていきます。
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
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