2017年6月25日(日曜日)発行
発行責任者 杉山雅章
目次ここまで
視覚障害者用支援機器の販売を行っている株式会社ラビットが、川崎で移動相談会を行います。日時は7月14日(金曜日)、午後1時30分から3時30分まで、場所は川崎駅前、大星川崎ビル ハロー貸し会議室川崎駅前 ルームCです。
携帯型拡大読書器や日常生活用具のご紹介、および代表取締役荒川明宏氏による相談会があります。また購入希望や検討中の機器がありましたら、あらかじめご連絡いただけば可能な限り対応しますということです。
詳細のお問い合わせは 株式会社ラビット 電話 03-5292-5644まで。
先日、アイeyeセンターで行いましたチャレンジド・ヨガ。大勢の方にご参加いただきありがとうございました。次回は8月19日(土曜日)になります。 なお、定員を超えた場合は抽選となりますのでご了承ください。また、一人でも多くの方に体験していただくため、視覚障害者の方を優先とさせていただきます。
無類のラーメン好き 利用者支援グループ 中村透
私事ですが、ラーメンが好きです。毎昼食がラーメンでも構わないと思っています。“まあ、そうでしょうね”と体型を見てクスクス笑う人もいるでしょうが、そんな世間の冷たい目や女房からの叱責など気にしません。
さて、そんな私が最近“これは!”と思うラーメン屋さんを今回はご紹介しようと思います。川崎駅近には、青葉、なんつっ亭、一蘭、坂内などなど有名どころのラーメン屋さんが沢山あります。が、私がご紹介するのはちょいと違います。
まず、武蔵溝ノ口にある麺や「ななほし」。駅からイトーヨーカドーに向かい、7分ほど歩いたところにあります。どうもつけめんが売りのようですし、やたらと味噌味も食べさせたいようですが、断然普通の醤油ラーメンがおいしい。麺が太い。魚介、とんこつ、とりがらの合わせだと思います。意外とさっぱりしています。
次に、鷺沼にある「懐や」。北口の通りの一本後ろの通り沿いのアパートの一角にあります。普通に通ると「ん?ラーメンやさんなの?」と通り過ぎてしまいそうな店です。営業時間は11時30分から15時00分までで、店内のイスが6脚しかありません。ですので、行列しています。食べるまで1時間は待たねばならないと覚悟が必要です。おそらく、佐野あるいは喜多方系のあっさりしたラーメンです。塩と醤油しかありませんが、麺は細い、太い(縮れ)の2種類があります。私のお勧めは、醤油縮れです。「さっぱりしたラーメンが食いたいなあ……」と思ったら、結構いけると思いますよ。
でも、やっぱり一番のお勧めは、横浜の北山田(国際プール近く、グリーンライン北山田駅から5分)の「近藤屋」ですね。横浜家系ラーメンの本道を行くって感じのラーメン屋さんです。ちょい濃い目、麺ちょいやわ(ちょっとやわらかめ)が絶品です。
皆さんもおいしいラーメン屋があったら、教えてくださいね。なんなら一緒に行きますか?
6月9日(金曜日)から11日(日曜日)の3日間、視覚リハ大会が行われました。今回は川崎市視覚障害者情報文化センターが主管施設となりましたので、センターの職員も大会にかかりきりとなったのです。
今回の大会を川崎でやると決まったのが2年近く前。みんな実感が湧かずポカーンとしていました。そもそもどういう大会か知らない職員が大多数だったので仕方ありません。「リハ大会だから視覚リハ関係の人が集まるイベントだろう」というぐらいの認識しかなくて、その認識自体は間違っていないのですが具体的なイメージがさっぱり湧きません。
まずは会場探しから。400人は入るホールが必要なのですが、川崎市は意外とそのような施設がなく会場探しは難航します。そこで川崎市内はすっぱりと諦めて、神奈川全域に捜索範囲を拡げます。網に引っかかったのが横浜市の鶴見区にある鶴見大学。以前から繋がりがあり、センターからも近く会場費も安いということでここに決まりました。これが結果として大当たりでした。
次は視覚リハ大会がどういうものかのリサーチです。昨年の静岡大会に、川崎は発表演題を7つ提出し、職員の多くが参加して視覚リハ大会のイメージを掴むとともに、顔の売り込みに成功します。
また、大会実行委員会を組織してセンターが事務局となり着々と、時に放置といった感じで準備が進んでいきます。全体を仕切るNさんの「大丈夫、大丈夫。余裕、余裕」という言葉とともに時は流れ、なんとなく順調といった矢先、いよいよ1週間前という辺りから突如運気が悪くなります。頼んでいた業者から全く連絡が来ない、機器展の宅配業者の間で依頼内容が混乱している、予定していた搬入ルートが使えない、弁当の配達は出来ないと言われる等々。まるでブラックホールに吸い込まれるが如く大会に突入して行きました。
ですが、はじまってみれば特に大きなトラブルもなく、お天気にも恵まれた良い大会(自画自賛)と相成りました。案ずるより産むが易し、なんとかなるものです。もちろん、スタッフをはじめ、多くの方の尽力があって無事に終わることが出来たのは言うまでもありません。感謝の言葉しかないですね。
視覚リハ大会という台風は、昨年の開催場所である静岡を通って東に進み、川崎を直撃しました。そして今度はUターンして来年の開催場所である神戸に向かっています。温帯低気圧に変わるのかそれとも更に発達して荒れ狂うのかは神のみぞ知るといったところです。願わくは後者であらんことを。
一般の人には敷居が高い感じのある日本の伝統芸能「文楽」。文楽は1体の人形を3人で操りますが、乙女文楽は1体の人形を1人で操ります。演じ手はもちろん乙女、女性です。
さて、この乙女文楽の公演が中原区にあるひとみ座で行われましたので行ってみました。演目は「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」「義経千本桜」。2時間弱の公演です。義太夫の語るストーリーがわかるかしらと不安でしたが、開演前にあらすじの紹介があり、途中には人形の仕組みや操り方の解説があったので、何の知識がなくても十分楽しめました。会場はひとみ座第1スタジオ、100人も入ればいっぱいになる狭いスタジオですが、その半面舞台が近く、迫力十分。座席のほんの2メートルほど先で、90センチもある人形を巧みに操る演者さん。驚いたのは手の動きのしなやかさ。手首のほかにも関節がいくつもあり、私よりよっぽど女らしい仕草です。途中、三味線を弾くシーンや、静御前が投げた扇子を佐藤忠信がキャッチするシーンでは、拍手が巻き起こりました。
とてもアットホームなこのひとみ座、皆さんも日本芸能を体感してみてはいかがでしょうか。1階のロビーでは、ひょっこりひょうたん島に使われたドン・ガバチョなどの人形が展示されています。
人形劇団・ひとみ座は川崎市中原区井田にあります。市営バス「井田営業所」から徒歩1分。
電話番号 044-777-2222(平日10時から18時)
国会図書館収蔵のSPレコードの音源をお楽しみいただく特別企画「れきおんクラブ」、第11回は活動弁士の名調子をお楽しみいただきます。
今回は昭和の代表的な作曲家、古関裕而さんの特集です。「東京オリンピックマーチ」「全国高校野球 栄冠は君に輝く」などの華麗で力強いマーチは、今も多くの人々を元気づけています。また戦時中の軍歌の名曲や「長崎の鐘」などの叙情たっぷりの流行歌など、日本人の心に寄り添った古関メロディを存分にお楽しみください。
リハビリテーション大会の節は閉館ということでご迷惑をおかけしました。準備はあたふたとしましたが、大会は大盛況に終わりました。特に地域活動報告として、ご登壇くださった皆様、お急がしいところありがとうございました。川崎の取り組みが広く全国に知っていただけたこと、とても有意義だったと思います。
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
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