2016年7月10日(日曜日)発行
発行責任者 小野俊己
目次ここまで
日本点字図書館では、「目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」の参加者を募集しています。世の中にある製品の多くは、障害のない人たちが考え、作られています。そのため、障害のある人達にとっては、使いづらい「製品」が存在しています。できあがった製品を改良することは、多くの時間と費用がかかるため、改善されるケースはそれほど多くはありません。
それを解決する方法の一つとして、障害のある人たちによる「目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」を実施することにしました。新たな製品や今ある製品の改良について、障害のある人たち自らアイディアを考え、その考え方のポイントを企業等の人たちに知ってもらえば、今後世の中にでてくる製品が障害のある人たちに使いやすく変わっていくのではないかと考えたためです。
締め切りは9月5日まで。
視覚に障害のある方ならどなたでも応募できます。
詳しくはアイeyeセンターまたは日本点字図書館まで。
勇者シマダが修行の旅に出た後も、アイアイ村の妖精達は留守を守りみんな毎日忙しく働いています。
ある日、村長のオノ長老が点字の精サイトーに「村のみんながちょっと疲れてるみたいだから、町に行って何かみんなが元気になれるようなものを買ってきてくれないかな」と言いました。
サイトーは村長から預かった100ゴールドをポケットに入れて、隣のアゼリアの町に向かいました。アゼリアの町はたくさんのお店でにぎわっています。
サイトーは何にしようか迷いましたが、おいしそうなお菓子を売っているお店をみつけました。
「わあ、おいしそう!これを食べたらみんな絶対元気になるわ」
サイトーはこのお菓子に決めました。
お店の人がみんなの分を箱に詰めて、ピンクのリボンをかけてくれました。
サイトーは大事に箱をかかえて、いそいで村に戻りました。
そのお菓子は素敵においしかったので、村のみんなは元気いっぱい!
また一生懸命仕事に精を出しました。
村の新聞を作っているトリィおじさんがお店のことを新聞に載せてくれたので、みんないつでもこのお菓子を食べられるようになりましたとさ。
おしまい。
さてこのお話のお菓子、本当にあるんですよ。
アゼリアの地下1階、中央階段の左斜め前にある、「ANTICO CAFFE AL AVIS (アンティコカフェ アルアビス)」という店の「ビニエ」というシュークリームのことなんです。1個350円。皮がパリパリで、中には柔らかいクリームがたっぷり!さあ、これを食べてあなたもアイアイ村の妖精達の仲間入り!
おいしいですよ!
点字の妖精、スイーツ斉藤でした。
ご家族やお友だちと集まったときに、手軽に楽しめるゲームはいかがでしょうか? ルールは簡単ですが奥深い対戦ゲームをご紹介します。
2人から6人用のボードゲームです。まったく同じ形で、振ると「シャラシャラ」「カラカラ」「コロコロ」のいずれかが鳴る壺が3個ずつあります。盤の上に9個の壺をのせて、同じ音の壺をタテ・ヨコ・斜めのどれか一列に並べたら勝ち!神経衰弱と三目並びの楽しさを一度に味わえます。
見た目が同じ壺で、音を使うゲームなので、視覚障害者と晴眼者が一緒に遊べます。
販売価格:ゲーム本体 7345円 (補助ボード付き 8285円)
盤面3×4の12マス、駒8個の小さな世界で繰り広げられる、二人対戦のボードゲームです。ひよこ、ぞう、きりん、ライオンの4種類の駒を動かしながら、相手のライオンを捕まえるという、楽しいストーリーも魅力です。駒には動かせる方向が分るように凸点のガイドがついています。
販売価格:1540円
「歩道くん」について 利用者支援グループ 中村透
皆さんは「歩道くん」という商品をご存知だろうか?
「知っている!」と答えられる人は、かなり目の不自由な方の「移動」というものに研究熱心な方か、展示会マニアのような人だろうか。そんなことはどうでも良いのだが、
「歩道くん」とは屋内用の「視覚障害者誘導マット」のことである。材質はゴムに近い感じで、杖先への当たり方がソフトである。高さが通常のブロックより低く、更にエッジ部分が斜めになっているので、例えば車椅子などの邪魔にはほとんどならない。いわゆる「ユニバーサルデザイン」と言えるようなものである。
何でこんなことを書くか?と言うと、実は先日某区役所の方から、「エレベーターから高齢・障害課の窓口まで誘導ブロックを敷設したいんだが…」と相談され、「歩道くんも候補に入れたらどうですか?」と提案したからです。
おそらく視覚障害者のことだけ考え、屋内を誘導するためにブロックを敷設すると、どこからかクレームが出るかもしれません。そこで「歩道くん」を提案してみた訳です。色々と賛否はあるとは思いますが、機会があったら展示会で気にしてみたらどうでしょうか?
その内、川崎市内の区役所には全部歩道くんが導入されたりして…。
映画スターと大部屋俳優、そして2人の間で揺れ動く女優。3人の奇妙な人間関係を、撮影所の舞台裏を織り交ぜて描く。つかこうへい のオリジナル戯曲をもとにした第86回直木賞受賞の同名小説を映画化。
東映京都撮影所。映画作りに燃える人々の活気で今日もスタジオはにぎわっている。ある日、大スター銀ちゃんに呼び出された大部屋俳優のヤスは、売れなくなった女優小夏を紹介され、結婚しろといわれる。
第6回日本アカデミー賞最優秀作品賞、1982年度キネマ旬報ベストテン第1位、第37回毎日映画コンクール日本映画大賞ほか受賞。
気がつけば今年も折り返し、7月ですね。予報では記録的に暑い夏になりそうです。皆さん、猛暑対策はお進みですか?
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
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