2016年6月25日(土曜日)発行
発行責任者 小野俊己
目次ここまで
去る6月17日から19日、静岡にて視覚障害リハビリテーション研究発表大会が開催され、アイeyeセンターからも7名の職員が参加してきました。これは全国の視覚リハに係わる団体、個人が一堂に会して日頃の研究成果を発表しあうものです。今年のテーマは「みんなで一緒に Change&Union」。視覚障害者訓練関係のみならず、眼科医、薬剤師の方々など日頃なかなか交流のもてない方とも情報を交換し合い、視覚障害リハビリテーションに関する貴重な情報やご意見をうかがうことができました。研修の成果をこれからのセンターの業務に生かしていきたいと思います。
こんにちは、録音・用具担当の高橋です。洗濯物が乾かずすっきりしない日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
この季節、私は梅酒の仕込みをします。
スーパーで青梅や氷砂糖をみかけるようになると、さあ今年もやってきた!と腕まくりをするような、わくわくした気持ちでいます。
「仕込み」と言っても、私のレシピはごく簡単。梅、ブランデー、はちみつをビンにいれるだけ。実の大きさにもよりますが、3ヶ月くらいで飲めるようになるようです。
なるようです、だなんて、レシピには不適切なあいまい表現です。なぜか?私はお酒が飲めないので飲み頃がよく分からないのです。そんな私が作る梅酒は、シロップのようにとても甘く、ちびちび飲んだり、飲んでもらったりして、一年かけてゆっくり消費します。その間ずっと大きなビンが台所にあるので、家族には不評です。
なのになぜ作るのか?
それは、ビンのなかで熟成していく様子を想像するのが楽しいからです。私の梅雨は、ビンひとつ分だけ作るささやかな「梅仕事」の季節です。
映画「海街Diary」で出てきた梅酒と梅シロップのレシピがNHKのサイトにありました。今年はこれを作ろうかなと思っています。
みなさま、どうぞ楽しい梅雨をお過ごしください。
ご好評いただいているシネマデイジー。当アイeyeセンターでも昨年15タイトルを制作、今後も増やしていく予定です。
そんなアイeyeセンター発のシネマデイジーの見どころ・聞きどころをご紹介する新コーナー、第1回の今回は「兄弟の夢」をテーマにした2作品です。
「一番列車がすれ違うとき奇跡が起こる。」
九州新幹線の全線開業を間近に控えた鹿児島。街で子どもたちの間にこんな噂が流れた。両親の離婚で弟と離れ離れに暮らす少年は、家族が再び暮らせることを願い、新幹線開通の日の一番列車がすれ違う瞬間を見るために、弟や友だちと示し合わせて家を出る。それぞれの願いを胸に、子どもたちの一晩の冒険が始まった。
「そして父になる」「海街diary」などで家族をめぐる物語を作り続けている是枝裕和監督が、九州新幹線全線開通というイベントに夢を託す子どもたちの、成長と家族の再生をやさしく描く名作。主人公の兄弟を演じるのは、実の兄弟でちびっ子漫才師として活躍する「まえだまえだ」の二人、前田航基と前田旺志郎。
子どもたちの生き生きとした演技を引き出した是枝監督の演出は、脚本を渡さず、撮影現場で自由に演じさせる方法によるもの。樹木希林、原田芳雄、橋爪功らベテラン陣が子どもたちを優しく見守る大人たちを演じています。
「夢があるじゃないか!兄弟で宇宙飛行士だぞ」
2025年、日本人パイロットとして初の有人月面探査に挑む青年、日々人(ヒビト)。彼はともに宇宙への夢を育んだ兄、六太(ムッタ)のことを思っている。宇宙への夢をあきらめていた兄にJAXAの宇宙飛行士選抜試験を受けるように勧めていたのだ。月へ挑む弟、そんな弟との幼い日の約束を心の支えに挫折から立ち直り夢を追う兄。
原作はアニメ化もされた小山宙哉のベストセラーマンガ。NASAやJAXAの全面協力によって 宇宙飛行士試験や月面探査のリアルな描写や、宇宙飛行士の野口聡一さん、アポロ11号で月面に降り立ったバズ・オルドリン飛行士の特別出演も話題です。
困難に立ち向かう兄弟を演じるのは、小栗旬と岡田将生。
監督はデビュー作「ひゃくはち」で横浜映画祭新人監督賞を受賞した森義隆。主題歌をイギリスのロックバンド、コールドプレーが提供したのも話題になりました。
川崎駅東口の地下街・アゼリアが今年の3月にリニューアルオープンしましたね。もうお出かけになりましたか?当センターのスイーツ班も色々と実地調査に出かけております。
さて、お出かけをしたときに気になるのがトイレ。今回はアゼリアのトイレを見てきました。アゼリアにはトイレ(化粧室)が4箇所、多機能トイレが2箇所あります。トイレの場所ですが、出口番号で言いますと、2番出口・7番出口・25番出口・27番出口の付近にあります。多機能トイレは車椅子でも入れる広い個室のトイレで、3番出口・27番出口付近にあります。リニューアルオープンして、さぞバリアフリーになったと思いきや、音声案内も触地図もついてはいませんでした。アゼリアのインフォメーションにいた係りの男性に、音声案内や触地図を付けて欲しいと要望を伝えておきました。
ついでに、なぜアゼリアの点字ブロックがところどころにしかついていないのか聞いてみましたが、明確な回答はありませんでした。残念!また別の機会に、他のトイレも探検してみます。
国会図書館収蔵のSPレコードの音源をお楽しみいただく特別企画「れきおんクラブ」、今回は昭和初期に日本中で大ブームを巻き起こした歌劇とオペラを取り上げます。日本人初のプリマ、三浦環の肉声や、浅草オペラを代表する田谷力三、藤原歌劇団、そして宝塚と松竹の2大少女歌劇まで、なつかしい歌声と名曲の数々をお楽しみください。
梅雨本番、うっとおしい毎日が続きますね。体調を崩しがちな季節です。皆様、お体を大切に!
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。