2016年5月10日(火曜日)発行
発行責任者 小野俊己
目次ここまで
先日、平成27年度川崎市視覚障害者情報文化センター指定管理事業報告書を川崎市健康福祉局障害福祉課様へ提出しました。昨年度の事業実績と皆様からいただいた評価についてまとめたものです。
昨年度、当センターの利用登録者数は382名、登録利用団体は249施設になりました。図書貸出数は点字250タイトル、録音12058タイトル。制作した点字図書は67タイトル、録音図書は101タイトル、新しくシネマデイジーも17タイトル制作を開始しました。
訓練・相談者数はのべ124名で、歩行及びパソコン訓練、点字訓練などニーズに応じた訓練を進めています。
利用者の皆様にうかがった満足度調査では 貸し出し状況、相談業務、職員対応、総合の各項目で「非常に満足」「満足」あわせて90%以上の評価をいただきました。一方で、センターの立地やイベントに対して、いくつかのご指摘やご意見を賜りました。
いただいたご意見を今後の活動に活かし、さらに目の不自由な皆様にとって読書の喜びと充実した生活に役立てていただけるよう、努力してまいります。
このたびの熊本を中心とした地震によって被災された視覚障害者の方々の支援活動のため、当センターの職員、中村を2週間にわたり派遣しました。つきましては訓練日程の変更等、利用者の皆様にもご迷惑をおかけしました。先週末で一定の支援活動が終わりセンターに復帰しました。
現地でのようす、支援の内容等につきましては何らかの形で、皆様にご報告いたします。
(毎回、スタッフがリレー形式でお送りするこのコーナー。何故か今回もファンタジーです。)
皆様はじめまして、アイeyeセンターのホームページ制作と更新を担当しているカワグチと申します。おそらく私とお会いしたことが無い方がほとんどだと思われますが、それもそのはず。普段は勇者シマダにしか見えない電子の妖精なのです。自分で妖精とか言うのもちょっとどうかと思いますが。
アイeyeセンターのホームページは、視覚障害者のかたでも最新情報を入手できるように、音声ソフトでのテキスト読み上げや、画面の白黒反転・文字拡大に対応しています。また「ぶっくがいど」の紙面では一覧表となっている新刊図書についても、テキストの読み上げ時に分かりやすくなるように順序を整えたりと、できる限りの工夫と改良を、日々細々と続けております。これもすべて、勇者シマダの適切な指示があってこそ。勇者シマダは色々なことを教えてくれます。
でも、電子の妖精カワグチには、今までずっとなかなか聞きたくても聞けない事がひとつだけありました。それは、アイeyeセンターのホームページの使い勝手と評価です。
このページは分かりやすい、いやこっちのページはちょっと分かりにくい。些細なことでも構いませんので、何かお気づきの点がありましたら、こっそりと教えてください。技術的な問題や音声読み上げソフトの仕様などにより、どんなご要望でも全部オーケーというわけにはいかないかもしれませんが、なるべく可能な限りは対応させていただきたいと考えています。
そんな電子の妖精カワグチは、勇者シマダの修行の旅には置いて行かれてしまったので、いまはひっそりと賢者イワブチの部屋の片隅で膝を抱えています。勇者シマダが、いつか伝説とともに帰ってくる事を信じて…。 つづく?
※この物語はフィクションです。たぶん。
今年3月26日に開業したJR小田栄駅に出かけてみました。南部線の支線である浜川崎支線、センター最寄りの八丁畷駅からは→川崎新町駅→小田栄駅→浜川崎駅の順に電車が止まって行きます。
センターを出て、八丁畷駅で京急線よりもっと上の階のホームに上ると、鶴見方向に曹洞宗大本山總持寺(そうじじ)の建物が見えます。この高架線単線の隣には、更に2つの貨物線路がありますが、旅客用に使われているこの電車は、単線運転。右からも左からも電車が走っては停車しているホームです。
右から来た浜川崎行きに乗って1つ目が川崎新町駅。進行方向右手のドアが開くので島式ホームか?と思ったら、複線になっているにもかかわらず対向ホームが尻手駅方面の線路の向こう側にあります。
次が小田栄駅。あっという間に到着するのでちょっと調べてみたら、川崎新町駅とは700メートルしか離れていないとのこと。それだけ人口増加に伴った新駅建設への期待が高かったことを物語っているのでしょう。ちなみに次の終点、浜川崎駅とこの駅との距離は1.4キロメートルも離れているそうです。ちょうど真ん中にとはいかないわけですね。
ホームは地上駅で2面2線タイプ。東西に踏切を挟んで尻手寄りに浜川崎方面、浜川崎寄りに尻手方面のホームがあります。そして踏切に向かって各ホームの進行方向先頭側に出口への数段の階段、各ホームの中程からは同じ出口に向かって緩やかに下るスロープもあります。
とにかくこの支線沿線、電車の上り下りは必ず同じ位置にホームがあると思ってはいけない、というコンセプトを突き付けられる駅がたくさん。南部線本線の尻手駅ですら、その様相を呈しています。
構外に出ます。踏切を南北に挟んで尻手駅方面側の踏切に向いた角にバス停があり、踏切の向こう側の正面角にはコンビニストアがあります。
そこでとても変わった道路の様子に驚きました!これらの角に立つと、左右に走る線路と右後方から左前方に走る道、左後方から右前方に走る道と配置され、それらの交差する部分がちょうど踏切の上ということになるのです。しかも信号機は敷設されてはいません。歩行者も自転車も自動車も、とても注意深く通過を余儀なくされる場所です。見通しが悪いということはないですが、南部線支線には貨物の線路が常に一緒に走るので、遮断機の間の距離が長く、もし横断中に警報器が聞こえだしたらと思うと、とっても恐いなあなんて思ってしまいました。地元住民からの意見として、上り下りホームを跨線橋で繋いで欲しいというものが出ているそうです。鉄道会社の見解は、高圧電線が上空にあるので、将来は地下道で繋ぐのが望ましいとしているものの、時期については明言されてはいないとのこと。電車の本数が少ないことが皮肉にも救いとなっているようです。
周辺は閑静な住宅地で学校も多い地域ですが、駅のすぐ近くに大手スーパーやホームセンターもあって、夕方の人通り、車・自転車の数も多く、さすが新駅開業に至った街といった様子でした。
レポートのついでにこの後、浜川崎駅で鶴見線にも乗ってみたのですが、今回はここまでといたします。読者の皆様も、1度ぶらっと訪れてみてはいかがでしょうか。
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前回のメールマガジン第18号において、弁護士の大胡田誠様のお名前の漢字を間違えて発行してしまいました。大胡田様にはたいへん失礼いたしました。お詫びし訂正させていただきます。
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
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