2016年4月10日(日曜日)発行
発行責任者 小野俊己
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前回のメルマガでもご案内いたしましたとおり、4月28日から視覚障害者情報総合ネットワーク『サピエ』が、サーバーの入れ替え作業のため停止します。これに伴い、当センターでも貸し出し等について皆様にご迷惑をお掛けすることとなります。今後の業務、サピエ図書館の安定稼動を維持するためにもご理解くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
サピエ停止直前にお寄せいただきました貸出希望については、ダウンロードなどの処理が間に合わない場合があります。お急ぎの場合は余裕を持ってご希望をお寄せくださいますようお願いいたします。
4月から点字図書製作担当が 佐藤義裕 から 浦野盛光(うらの もりみつ) に代わりました。どうぞよろしくお願いいたします。浦野は当センターの前身・川崎市盲人図書館の最後の2年間に点字図書製作担当として勤務していました。スタッフルームの入り口近くに席を設けています。
また、島田延明 を4月から9月末まで日本ライトハウス視覚障害リハビリテーション養成部の研修会に派遣しました。10月にはセンターに復帰いたします。
上記研修に派遣期間中、センターにあたらしくパートタイマー 伴政子(ばん まさこ)さんが勤務します。伴さんは当センター点訳協力者、昨年市長表彰を受賞されました。川崎市盲人図書館では職場介護者として12年間の勤務経験のある方です。どうぞよろしくお願いいたします。
センター長の小野俊己です。
新年のメルマガに「皆さんも一緒になって、今年1年猿のように機敏に伸びきって元気に楽しい年にしましょう!」と書かせていただきました。
季節の変わりは早いもので、春本番を迎えるようになりました。皆様いかがお過ごしですか。私は猿のように機敏に動ける年齢を卒業しましたが、健康のため毎朝5時過ぎに起きて4.2キロメートルのジョキングを実行しています。眠っている体を起こすために走っています。朝のこの時間で一日の体調をコントロールして始まります。続けていると季節の変化をよく感じ取ることができます。春を迎えてようやく頭にかぶる毛糸の帽子を脱ぐことができました。
走ることは今年で40年になります。日本点字図書館で勤務をしていたころは、毎日お昼になると着替えをし、高田馬場の町を走っていました。3月の半ばに早咲きの桜を見て春の訪れを知ったものでした。梅雨の季節もどうせ汗をかくからと走っていました。8月の炎天下でも俺は頑張るぞ!と大声を上げて走っていました。本の貸出し職員のときは、点字図書・録音図書の本を書庫から出すので館内を走り回っていました。
川崎の指定管理者の話があったとき、真っ先にセンター周辺で昼休みに走るコースがあるか調べました。ネットでは好きな人が居るもので1周5キロコースが紹介されていました。コースはセンター近くの市電通りを新川崎方向へ向かい、川崎市立渡田小学校手前を大島方向に2キロ、川崎市立川崎高校を右手に見ながら競馬場を回って、第1京浜に沿って総合新川橋病院を過ぎて市電通りまで戻るコースです。第1京浜はセンターから川崎市中央郵便局まで、日曜開館のときは自転車で本を運んでいたので、コースの下見をしたこともあり一度は試みて見ようと思うのですが、残念なことにまだ実現せずに日がすぎてきました。今年こそはと思いながら春を迎えましたので、仕事で忙しいスタッフには内緒で走ってみようと秘かに考えています。
暖かくなってきて、冬の間お世話になった衣類もそろそろお片づけ。そんな冬物のお手入れに便利な商品のご紹介です。
セーターや靴下などについた毛だまをとって衣服をきれいにリフレッシュするためのクリーナーです。本体の形状は、三角形の小さなおにぎりが連なったような持ち手の部分と、円柱を合わせたような形をしています。円柱の上の部分には電気髭剃りのような形をした直径5センチほどの円形の刃があり、その部分を衣服にあてて毛だまを取ります。
毛だまが取れると、持ち手の部分のダストボックスに毛くずがたまります。
パナソニック製・電池式 2900円
紳士服・婦人服・フォーマルウェア・スウェード等のホコリやフケ、糸くず・洗濯クズ・ペットの抜け毛等がつきやすい生地のお手入れに最適です。また、レバーの切り替えにより左右どちらの方向にも使え、ブラシ面についたホコリも、レバーを左右に動かすだけで簡単に綺麗にとれます。
とれたブラシ面のホコリは、ブラシ内部のダストボックスにたまっていきます。
1400円
3月20日(日曜日)、JR川崎駅からセンターまでの市電通りの横断歩道に、エスコートゾーン(横断歩道内の点字ブロック)が敷設されました。エスコートゾーンは通常神奈川県警の所管で設置しますが、今回は川崎市が独自の判断で市の予算で設置しました。川崎市では最初の本格的な設置になります。
エスコートゾーンについては視障協からも要望が提出されていましたが、新しくなったセンターオープン時に、関係方面にお願いしたことも独自設置の動きになりました。3月23日には続く歩道部分の傷みのある点字ブロックも新しくなりました。
さらに今年度は、京浜急行八丁畷駅からアイeyeセンターまで点字ブロックを敷設する計画が進められています。センターとしては設置する際の注意点など参考意見を市の道路公園センター整備課に提出しました。こちらも設計段階であらためて打合せをしたいという回答を受けています。
故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの家庭での生活に精一杯。居心地の悪い思いをしている老夫婦を優しく受け入れてくれるのは、戦死した次男の妻だけだった。
家族の絆、夫婦と子ども、老いと死などさまざまなテーマをはらみつつ、戦後日本における家族の崩壊を描いた小津安二郎監督の代表作。丹念な人物描写と静かな語り口は世界中の映画監督に深い影響を与え、英国映画協会による「映画監督が選ぶベストテン2012年」では第1位に選ばれた。
春は出会いと別れの季節です。当センターも新しいメンバーを迎え心機一転、ますます充実したサービスをお届けします。
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。