アイeyeセンター@川崎 メールマガジン『アイeye』

第12号

2016年1月25日(月曜日)発行

発行責任者 小野俊己



目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 芥川賞受賞作「火花」の貸出について

 昨年、芥川賞を受賞された又吉直樹氏のご意向により、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーを通じて、俳優の堤真一さんが朗読された「火花」の音源が日本点字図書館に寄贈されました。当センターでデイジー図書の貸出を行っています。堤真一さんの迫力のある朗読、臨場感あふれる効果音、そして、又吉氏本人の肉声でのコメントも収録されています。
 なお、このデイジーは販売物であり、サピエ図書館からはダウンロードできません。貸出のご希望は、当センター貸出係まで。

(2) センターまつり特別講演会に大胡田誠(おおごだ まこと)氏

 メールマガジン11号でお知らせしましたように、2月20日(土曜日)のアイeyeセンターまつりにおいて、弁護士の大胡田誠氏をお招きした講演会を行います。
 大胡田さんは、1977年静岡県生まれ。先天性緑内症により12歳で失明しました。中学校時代に読んだ全盲の弁護士竹下義樹氏の著書「ぶつかって ぶつかって」に感銘を受け、自らも弁護士を目指します。筑波大学付属盲学校高等部を卒業後、慶応義塾大学法学部に入学、慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)へと進まれました。8年に及ぶ苦学の末に、5回目のチャレンジで司法試験に合格し日本で3人目の視覚障害者の弁護士となりました。現在、弁護士法人つくし総合法律事務所に在籍し、債務整理や家事事件、国選弁護などにも従事するほか、障害者の人権問題についても精力的に活動されています。
 「自分が障害を持っているということもあり、労働法の分野には関心があります。障害の有無に関わらず、誰しもが社会の中で尊厳をもって生活できる人生を送るためには、労働というのは重要なファクターであると思うのです。また、障害者に対する差別を禁止する立法活動やロビー活動もしております。」と語る大胡田さんのお話をぜひお聞きください。

講演会
「全盲の僕が弁護士になった理由」
日時
2月20日(土曜日) 13時30分開演
場所
ふれあいプラザ2階ホール    入場無料

2 スタッフルームから

 皆様 お待たせしました。満を持しての登場 スタッフパート1(パートタイマー1人目)の木下至子(キノシタノリコ)です。

 えっ 誰?  そうですよね。今野が外出する時に影のように付いてくる職員です。最近は「ブックガイド」の音訳をさせていただいているので、声はご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 今回は、はじめましてということで軽く自己紹介をしますね。

 生まれ育ちは大阪。難波の女です。

 親戚はほとんどが商売人。サラリーマンは一軒だけという環境で育ち、趣味は文楽・落語・狂言など上方芸能系の鑑賞。若い頃は日舞や筝曲もお稽古してました。親戚が集まれば、誰かが三味線を出して、常磐津や清元を弾き宴会。年末には餅つきをし、初午にはお稲荷さんをお祭りし、山のように稲荷ずしを作り、ご近所にお配りする。近所の人が手伝いに来て、人でごった返していました。今はそんなことをやる商家も少ないでしょうが、よき時代だったと懐かしく思い出されます。

 ところが夫は京都の職人の生まれで、全く家風が違いました。友禅の職人だったそうですが、浮いたところのない、固い家風だったようです。面白いものですね。夫の転勤で関東にやってきても、岐阜県より東には親戚もなく心細い思いをしました。なにしろ気弱な性格なので。

 こんな私が、ひょんなことからセンターでお手伝いすることになり、もうすぐ丸2年になります。

 元々横浜で音訳のボランティアをしていて、デイジー編集もやっていました。しかしデイジー図書も、シネマデイジーやテキストデイジーなど更に進化し、私はパソコンでの操作に苦労しつつ、技術の進歩に追いつけずに焦っています。

 これからも色々新しい経験もさせていただき、まだまだ発展途上の喜びと苦しみとを味わうことになると思います。

 今後ともお手柔らかによろしくお願いします。


3 カワサキ・用具の窓

 暖冬かと思っていたら急に寒い日が続きますね。皆様お元気ですか?
 今回のカワサキ用具の窓は小さいけれど頼りになるやつ、凸点シールのご紹介です。

 凸点シールとは透明な小さな突起のシールのことです。さわってわかる目印に便利ということで、すでにたくさんの方にご使用いただいていますが、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。用具コーナーでは4種類のサイズが違うシールを販売しています。

 「大粒」は直径9.5ミリ、高さ3.8ミリ。その名の通り、当センターで扱っている凸点シールの中でいちばん大きく、ドーム型に盛り上がっています。はっきりと形がわかるので洗濯機のような広い面を触ってスイッチを探すときに、スイッチに貼っておくと探しやすいです。
 18粒入り 460円

 「中粒」は直径7.9ミリ、高さ2.2ミリ。硬めのプラスチック素材でできていますので、指の感覚で物を探すのが苦手の方でもわかりやすい目印になります。電気ポットの給湯ボタンや、電子レンジのスタートボタン、壁の電灯スイッチなどの目印に向いています。またパソコンのキーボードの大き目のキー(エンター、シフト、タブなど)にもおすすめです。
 22粒入り 460円

 「小粒」は直径5ミリ、高さ1.5ミリ。ゴムのような素材で小さな面に貼ることに向いています。ノートパソコンのキーボードや、テレビやエアコンのリモコンの操作ボタン、家庭用電話機のボタンなど小さいボタンが並んでいるところでよく使うボタンに貼っておくと便利です。
 24粒入り 460円

 「薄型」は直径4ミリ、高さ0.2ミリとその名の通りごく薄型のシールです。厚みが気にならず、さわった素材の感触ではっきりと識別できるのが特徴です。紙くらいの厚さなので折りたたみ式の携帯電話のボタンにも使っても折りたたむときに邪魔になりません。また本やノートの重要な部分に貼って付箋紙代わりに使うこともできます。
 24粒入り 495円

 それぞれ用具のコーナーには見本がありますので実際にさわってみて、使いやすいサイズをお探しいただけます。


4 生活お役立ちメモ

 今回は編集部、鳥居からのお知らせです。
 メールマガジンをお読みになった方からご感想をいただくことがあります。センターにいただいたお年賀状にも「メルマガの中で、スタッフさんのリレー形式で書いているコーナー。 日頃電話や上映会などで声をかけていただいても、どなたなのかわからないので、こういう文面で人柄がわかるコーナーは、すっごくありがたいです。いつもメールが届くと、まっさきにそこをチェックさせていただいてます」と書いてくださった方がいらっしゃいました。そういえば先日もある利用者の方からお電話を受けて私が「鳥居です」と名乗ると「あ、鳥居さん(くっくっくっ、と笑いをこらえたような声)。メルマガ読みましたよ」というお言葉。私の映画マニア全開の「つぶやき」の直後でした。
 「レストランの紹介が詳しくてよかったです。今度センターの帰りにでも寄ってみます」「用具にいろいろあるのに驚きました」など、訓練や用具をお買い求めの際にひとことメッセージをくださる方もいらっしゃいます。
 こういったご感想はスタッフで共有し、今後の参考にさせていただいております。お褒めの言葉、励ましの言葉には感謝し、厳しいご意見にはしっかり耳を傾け気を引き締めてまいります。引き続きご意見・ご感想をお寄せください。

 さて、編集部では皆さんからの情報もお待ちしています。

 など、地域情報、バリアフリー情報がありましたらセンターまでお寄せください。
 生活お役立ちメモのコーナーでご紹介したり、利用者の方のお問い合わせにお応えしたりできたらと思います。
 皆さんの情報でさらに内容豊富なメルマガにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


5 イベント情報

(1) 2月6日 ライアーとオカリナの小さな音楽会

 横浜にある神奈川県ライトセンターを利用して活動してるオカリナクラブ「まほろば」とライアーアンサンブル「あひる」の皆さんの演奏で音楽会を開催いたします。オカリナとは粘土や陶器などで作った、はとの形をした笛で、両手の指を使って吹きます。またライアーとは竪琴のことです。音色は小さいハープ。膝の上に乗せて演奏します。
 誰でも知っている曲を演奏に乗せて一緒に歌ったりできる楽しい音楽会です。皆様のお越しを是非お待ちしております。

日時
2月6日(土曜日)午後1時開場 午後1時30分開演
場所
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
入場無料
演奏
オカリナクラブ「まほろば」 / ライアーアンサンブル「あひる」
プログラム
第一部 ライアーアンサンブル演奏
 演奏曲 グルーンスリーブス ライアーのための三重奏  ほか
第二部 オカリナ演奏
 演奏曲 赤い川の谷間 学生時代 贈る言葉 浜辺の歌  ほか
第三部 みんなで歌いましょう
 埴生の宿  ふるさと 知床旅情

6 編集後記

 突然の雪に交通が混乱した週明け。通勤、通学で大変お困りだった方もいらっしゃることでしょう。先日、防災イベントでも災害時での視覚障害者の方への情報や移動への支援など、いろいろと考えさせられることが多かったです。地域とセンターがつながることの大切さを改めて実感しました。

メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
住所:〒210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話: 044‐222‐1611
FAX : 044‐222‐8105
電子メール: kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブぺージ: http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。



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