2015年8月10日(月曜日)発行
発行責任者 小野俊己
川崎市視覚障害者情報文化センター
センター長 小野 俊己(おの としみ)
日頃より当センターの事業につきましては温かいご理解とご支援を賜り誠にありがとうございます。
センターでは図書館活動のほかに白杖やデイジー再生機、日常の便利グッズなどのご紹介、副音声付映画の体験会など様々なイベントを開催しています。それらの情報を身近なものとして感じていただくようメールマガジンを発行いたします。よりセンターの活動を皆様に感じていただき、だれでも利用しやすい図書館づくりを目指していきます。
毎月2回、お手元に届くメールマガジンをお楽しみください。
目次ここまで
いつも当センターをご利用いただき、ありがとうございます。
当センターは館内一斉清掃と図書整理のため下記の期間、休館させていただきます。
8月14日(金曜日)から8月17日(月曜日)まで
8月18日(火曜日)より、通常業務となります。
期間中、図書の貸し出しはできません。ご了承ください。
国立国会図書館が提供する「歴史的音源サービス」をご存知ですか?
20世紀初頭から1950年代までの古いSPレコードの音をインターネットで聞くことができるサービスです。アイeyeセンターでもこの「歴史的音源」 を聞くことができるようになりました。大正、昭和の名曲や懐かしのクラシックの名演奏、落語・漫才・講談・長唄などの芸能や、歴史に残る演説など、総数4万8000点にものぼる貴重なコレクションがすべて聴けます。少し雑音が混じった古い音にも懐かしさを感じます。1回1時間、予約制になります。お聞きになりたい方はセンターまでお問い合わせください。
国会図書館歴史的音源のホームページ http://rekion.dl.ndl.go.jp/
こんにちは。暑いですね。貸し出し担当の庄司です。
今回、メルマガ委員に任命され、第1回目のこの記事を書いております。
先日、メルマガの企画会議がありました。私はこのメルマガの一番の記事は「視覚障害関連のニュースやイベントなど」だと思っておりました。しかし、そのようなニュースはぶっくがいどでもお知らせしているし、センターの特徴が出ない。なにか名物になるような記事はないだろうかと知恵を絞ったところ、なんとこのメルマガの一番の記事は「センターで働くスタッフのつぶやき」にしよう、ということになりました!
まあ、センターのスタッフが、自分の受け持ちの仕事のちょっとした裏話やお勧めの情報を発信できたら、ほかのメルマガにはない、独自のスタイルを確立できますよね。ということで、このコーナーはセンタースタッフが心を込めて日々の雑感をぼやいていく、いや「つぶやいて」いくコーナーと相成りました。次回から、色々なスタッフが登場しますのでお楽しみに。
さて、私の仕事は図書や雑誌の貸し出し。みなさん利用されておりますか。今は、図書でも雑誌でもデータをダウンロードできる時代。一部の販売図書を除いては、話題の図書や週刊誌だってすぐに貸し出しできます。
ここでお勧めの図書を1冊。タイトルは「手のひらから広がる未来」。荒 美有紀(アラ ミユキ)さんの著作です。荒さんは、大学在学中に難病を発症し、視力と聴力を失ってしまいます。しかし、たくさんの仲間に支えられ、昨年大学を卒業されました。彼女はどうやって一歩を踏み出したのでしょうか。生きる勇気と元気が沸いてくる本です。デイジー録音時間は5時間51分。点字は4巻です。貸出ご希望の方は、センターまでご連絡ください。
うわー。ここまで真面目に書いちゃった。面白みもなく笑いも取れなかったと反省。では、最後に私が出会ったお探し図書のクイズを出題します。利用者さんからの電話「あの、テレビでやっている倍返しを貸してください」。
これ、何の図書を希望されているかお判りでしょうか?実はその当時ドラマで放映されていた「半沢直樹」の原作図書「オレたちバブル入行組」を貸してほしいというご依頼でした。ヒントさえいただければ、全力でお探しいたしますので、こんな本が読みたいなと思ったらどうぞご連絡ください。
では、次回のスタッフのつぶやきをお楽しみに!
アイeyeセンターでは、目の不自由な方にも使いやすい道具や便利グッズなどを販売する「用具ルーム」があります。およそ200点の用具を常時そろえて直接手にとってご覧いただける、明るい雰囲気のショールームです。ぜひお立ち寄りください。
さて、このコーナーではオススメの品2点をご紹介します。今回のテーマは「夏!」。
卵くらいの大きさの、白くてかわいい顔がデザインされたマスコット。実は気温と湿度を量って熱中症の予防を呼びかける「熱中症計」なのです。スイッチを入れておくと「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」とかわいい声で呼びかけてきます。お部屋の環境管理・健康管理に、お部屋のマスコットとして身近においてください。3990円。
長い夏休みを満喫している小中学生の皆さん、この夏の自由研究は「点字デビュー」、いかがですか?簡単なルールを覚えれば点字は誰でも読み書きができるようになります。小中学校でも国語や福祉教育の課題として点字が扱われるようになりました。小学生でも一人で学べる入門書とテキスト、点字を書くための点字器、点字用紙100枚がセットになった入門キットを発売中です。点字図書館の創設者、本間一夫の生涯を漫画で紹介したリーフレットもつきます。2150円。
みなさん、はじめまして。訓練と用具を担当している職員の島田です。今回のメルマガ創刊号で、川崎市に密着した生活お役立ちメモのコーナーを担当します。
当センターは、JR川崎駅からは徒歩20分弱と少し距離があるのですが、実はもっと近い駅があります。京急とJR浜川崎線が乗り入れている八丁畷という駅です。そこからだと10分弱と、JR川崎駅からの半分の時間で済むのですが、歩道ブロックがところどころにしかなく、ただいま川崎市に敷設を要請中です。
八丁畷駅は、JR川崎駅とは一駅しか離れていないのですがとても小さい駅で、商店街も寂れた感じです。でも、ちょっと懐かしい昭和の香りが漂うお店や、安くて美味しいお店があったりします。その一つが、中央改札口を出てすぐ前にある「フレッシュミートたかぎ」で、美味しい焼き鳥やから揚げなどを安い値段で食べることができます。食堂ではないので、持ち帰りか買い食いスタイルになりますが、ちょっと小腹が空いたときにはもってこいです。
そうそう、人気ドラマ「孤独のグルメ」の「一人焼肉の回」で紹介された、「焼肉つるや」も八丁畷にあるんですよ。
是非一度、八丁畷駅を使って、センターにいらしてください。駅からの道が分からない時はお電話ください。職員が迎えにいきます。
青い空、わき立つ入道雲、自転車、夕焼け、キャッチボール。そんな風景とともに一人の少女が過去へ、未来へ時間を駆け巡る、不思議で切ない青春映画。それがアニメ版「時をかける少女」です。日本を代表する、テレビや映画で何回も映像化されたSF作家筒井康隆のジュニア小説を、21世紀の現代の物語として描きなおした作品です。
東京の下町の高校に通う少女・真琴は、事故をきっかけに時間を飛び越える超能力に目覚めました。自分の都合で勝手に時間を越えて楽しむ真琴は、ある日仲のよい二人の男子との関係が微妙に変化していることに気がつきます。
監督は「おおかみ子どもの雨と雪」や「バケモノの子」などで、世界中から今最も注目される細田守。ところどころ原田知世主演の映画版へのオマージュもあり、旧作のファンも懐かしさがこみ上げてきます。
上映開始は8月22日午後2時から。夏休みの思い出とともに忘れられない映画との出会いをお約束します。
アイeyeセンターがあなたの街にやってきます!センターでは8月28日に、宮前区役所で、図書の貸し出し、用具販売、訓練の相談などを行う「出前センター」を開催します。詳細は未定ですがイベントも企画する予定です。宮前区の皆さん、ぜひお集まりください。
またセンターに行ってみたいけれど遠くて・・・とお困りの皆さん、今後も他の区に出前しますので、その節はぜひよろしくお願いします。もうしばらくお待ちください。
8月11日は「ガンバレの日」、1936年のベルリンオリンピックで、水泳の前畑選手が日本の女子で初めて金メダルを取った日にちなんでいるそうです。有名な「前畑、ガンバレ」の中継をお聞きになった方もいらっしゃるでしょう。ニュース&トピックスでご紹介した「歴史的音源」ではこの実況中継も聞くことができます。
さて、メルマガ「アイeye」創刊号はお楽しみいただけましたか?これからも、盛りだくさんな情報をお届けします。それでは次号、8月25日発行をお楽しみに。
メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。